東京都立千歳高等学校山岳班OB会

掲示板 〜2017年〜

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蛭ガ岳 - 36期澤田
2017-12-29 19:50:55

27日に年内の仕事が一段落したため、28、29日、休暇を頂くことができ、28日昼過ぎに大倉から歩き始め尊仏山荘泊。本日、6時20分頃から歩き始め丹沢山〜蛭ガ岳を往復し大倉におりてきました。写真は28日夕刻の塔ノ岳山頂より撮影したものです。
本日、丹沢山から鬼ヶ岩までの間、富士山がよくみえ、蛭ガ岳頂上で写真をとろうと思っていましたが、鬼ヶ岩をこえたあたりからガスが出始め、瞬く間に西の方は何も見えなくなりました。やっぱり撮れるときに撮っておくべきだったと。ただ、下山途上、塔ノ岳に到着した際、再度、姿をみせてくれました。

Re:蛭ガ岳 - 32期ほんたお
2017-12-31 17:14:30

おぉ、蛭まで行かれたのですね。
最近ではかまださんに続いて二人目ですね!
尊仏山荘は快適でしたか?

ダイアモンド富士 - 17期 山田英暉
2017-12-27 15:19:11

12月22日 高尾山
 このところ毎年高尾山にダイアモンド富士を見に行っている。今年もテニス仲間など5人で出掛けた。高年層の女性2人は、ダイアモンド富士は見たいが登る苦労はなるべく少なくしたい、とケーブルカーを利用。男性3人で稲荷山コースを登った。
 頂上に着いてみると、もやが濃くて丹沢の山々は墨絵のようだ。富士山は全く見えない。しかし、ガスがかかっている訳ではないので、太陽が富士山を後ろから照らすようになればシルエットとして浮かび上がるであろうと期待した。案の定、4時15分くらいになると富士山が浮かび上がってきた。
 昨年ほどではないが、丹沢山塊を従えた富士山はいつ見ても素晴らしい。実りの多かったこの1年を振り返りつつ暗くなり始めた山道を下った。


Re:ダイアモンド富士 - 32期ほんたお
2017-12-31 17:12:16

年明けに高尾山に行く予定です。

丹沢をみながらA - 36期澤田
2017-12-24 20:50:38

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本日の高尾山頂からの丹沢方面(実際はこんなに暗くはありませんでした)。日影からの高尾の登りですら若干の膝の痛みを覚えていたくせに「来年こそ蛭ガ岳に」と心の中でつぶやきました。
かみさんと東京近郊の山に登り始めて満5年。頂上近くの茶屋ではじめて熱燗(ワンカップ大関)を飲みましたが、これはうまかった。。。
高水三山 - 17期 山田英暉
2017-12-16 14:28:46

12月13日 高水三山
 11月から12月にかけて、雑事に追われていた時には天気が良くて、雑事から解放されると天気が悪くなってしまう。雑事と天気のタイミングが合わなかったのでほとんど山歩きはしていなかった。
 それが12月の中旬に入って、雑事の谷間と天気のサイクルが一致したので山に行くことにした。急に思いついた時の山は歩き慣れたホームグランドの高水三山である。自宅を出たのが8時近かった。この時間帯が悪かったようで、武蔵小金井から中央線に乗ったところまではよかったが、立川でも青梅でも接続が悪く青梅では40分も待たされてしまった。このため御嶽駅から歩き始めたのは10時になっていた。
 前置きが長くなったが、天候は「天気晴朗なれども北風冷たし」なので見晴らしの利かない惣岳山は巻いて岩茸石山に直行した。岩茸石山では棒ノ折山とか川苔山などはよく見えるが、御前山や大岳山など南側は木の隙間からちらちら見える程度である。これは毎度のことで分かってはいるけどやはり頭にくる。
 周囲の山を見ながら地図を広げていると、60がらみのおじさんが二人「山の名前を教えてください」と近寄って来た。いやだとは言えないので付き合っていたら結構長い休憩になってしまった。
 常福院からの下りは足元を気にしながらも急いだが、軍畑駅に着いたのは13時20分だった。当初予定より15分くらい余計かかってしまったが、やはり高齢に伴う足の衰えなのだろう。

丹沢をみながら - 36期澤田
2017-12-10 17:50:23

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本日、小仏城山山頂から丹沢の山々をみながら家内に「近々、大倉から蛭ケ岳にひとりで1泊2日で往復しようと思っている」とつぶやいたところ、家内から「ここに来るたびに同じことばかり言っている」と言われてしまいました。
12月忘年山行&忘年会 - 32期ほんたお
2017-12-10 13:08:53

12月忘年山行&忘年会の報告ページを作りました。
http://chitosesangaku.web.fc2.com/201712-mitake/index.html

続報が届き次第、追加します。

富士・丹沢残照 - 29期 前田
2017-12-09 21:17:37

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今日、立川に1/2.5万地形図を買いに行った帰りに、立川と日野の間にかかる立日橋から見た残照の富士・丹沢です。富士山のすぐ左の大室山から一番左の大山までシルエットになっています。
購入した地形図は、有峰湖・三俣蓮華岳・薬師岳。OB会忘年会で来年の赤木沢の話が出ていましたので、身体を鍛え直して参加で来たらいいなと思いつつ。

Re:富士・丹沢残照 - 29期 前田
2017-12-09 21:22:24

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購入した地形図。
後ろの3枚、波田・信濃小倉・上高地は、来夏に島々谷川でイワナを釣りながら徳本峠を越えて上高地に出てみようと買い求めたものです。

Re:富士・丹沢残照 - 32期ほんたお
2017-12-10 09:41:08

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昨日の丹沢です。冠雪していました。

赤木沢は行ってみたいです。
北ノ俣岳へのつめが気持ち良さそうです。

虫倉山 - 37期森山
2017-12-02 22:22:30

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 虫倉山は、長野市中条(旧中条村)にある信州百名山に選定された1,378mの里山である。この山域の最高点は虫倉山の北側にある1,391mの無名峰であるが、あまり登山の対象とはされていないようである。
 12月1日(土)は前日から20年来続けている旧職場の仲間による年1回の飲み会で長野市松代に宿泊していたが、天気がよさそうだったので帰路に寄り道して虫倉山に向かう。昨日の雪ですっかり雪山の雰囲気となった虫倉山を望みながら10時15分頃に不動滝コースの駐車場に到着し、準備を整え10時19分に出発。雲は多いがまずまずの天気である。車道を少し戻ると登山口となるが、さらに少し戻るとコースの名前になっている不動滝がある。写真を撮ってから登山道に入る。雪の量は数センチ程度であり歩くのに特に支障はない。しばらく沢の左岸沿いの道を進んで、右岸側に移ると大きくジグザグを切った道となり高度を稼いでいく。落葉した木に積もった雪が降雪のように舞い落ちてくる。1時間程で尾根道となりさらに進むと北アルプス方面に展望が開けた鉄骨製の東屋に着く。さらに登ると日本紀の看板のある小ピークに着く。ここは虫倉山と最高点1,391m峰の分岐となるが、指導標はなく、虫倉山方面にのみピンクテープがある。少し下って登り返すと虫倉山の山頂に着く。この山は、3年前の神城断層地震で山頂付近が大きく崩落してえぐれており、鎖で立ち入り禁止とされている。山頂は360°視界が広がるが、高山の山頂部は雲に覆われている。最も近い戸隠連峰も山頂部が雲に隠され白く荒々しい山肌だけが屏風のようにそそり立っている。北アルプス方面は、雲の間から窓のように爺ヶ岳と五竜岳がその山頂部だけ垣間見えている。不帰の険から白馬岳にかけては断片的にしか見えていない。東側には浅間山や四阿山方面がわずかに見えている。南には八ヶ岳連峰が遠く霞んでいる。しばらく休んでから往路を戻る。時間もあるため、日本紀の看板から最高地点の往復を追加する。動物の足跡のみの雪道を少し下り緩やかに登り返して行くと、前方にニホンカモシカのメスが行く手におりこちらの様子を窺っている。写真を撮ろうと少し近づくと谷の方へ逃げて行く。斜面を横切るように緩やかに登っていくと虫倉山最高地点と書かれた青いテープが巻かれた木のある場所に出る。樹林の中の展望の利かない場所であるので、写真だけ撮って往路を戻る。日本紀のピークの登り返しを過ぎると、来るときは雪に覆われていた道がほとんど融けて濡れたすべりやすい道に変わっている。スリップに注意しながら快調に下り登山口に着く。ここから再度不動滝に戻ってみると、日が当たって違った様相を見せている。駐車場に戻り、帰路の途中の道の駅小川で新そばを食べてから帰宅した。
(休憩含むコースタイム)
不動滝登山口駐車場10:19→虫倉山11:38→1,391m峰12:33→駐車場13:35(合計3時間16分、約4.5km)

登山口に向かう途中から虫倉山


Re:虫倉山 - 37期森山
2017-12-02 22:23:31

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虫倉山山頂から南方向

Re:虫倉山 - 37期森山
2017-12-02 22:24:41

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東屋から不帰の険と八方尾根

Re:虫倉山 - 20期 小堀
2017-12-04 23:41:18

此処は2011年11月に会の山行で登りました。
報告はウエブサイトに掲載されていますので比較するのも、又良いのでは?

Re:虫倉山 - 37期森山
2017-12-08 23:02:56

2011年11月の山行写真を見ましたが、その写真に写っていた山頂の双眼鏡や黒い標柱はなくなっており、恐らく神城断層地震で崩壊したのだと思います。
日本百名山登頂の回顧1,2巻 - 32期ほんたお
2017-11-25 16:23:39

17期 山田英暉さん 日本百名山全山登頂達成(日本百名山登頂の回顧)のページ
に改めて「日本百名山登頂の回顧」を寄稿頂きました。
全5巻のうち、1,2巻を掲載しました。是非ご覧下さい。
http://chitosesangaku.web.fc2.com/hyakumeizan/

Re:日本百名山登頂の回顧全2巻を公開 - 32期ほんたお
2017-12-03 21:05:07

早く続編を読みたいという要望多数につき、全5巻を全て公開しました。
尚、山田さんからは全ての原稿を頂いておりましたが、私が公開を遅らせておりました。
是非ご覧下さい。

12月忘年山行&忘年会(速報) - 32期ほんたお
2017-12-03 19:42:10

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山行参加者は、次の通り7名です。
17期 山田、18期 川口、22期 岡芹、25期 桐山、28期 平木、31期 釜田、32期 本垰

忘年会からの参加者は、次の通りです。合計12名でした。
20期 小堀、21期 西山、22期 大和、26期 中杉、29期 前田

御岳山はガスの中でしたが、
日の出山からは関東方面やうっすらと大山方面を見渡せました。
西方の富士山方面は雲の中でした。

御岳までは、電車、バス、ケーブルカー、御岳神社(御岳山頂)までの参道も、
凄い人出でした。日の出山への道に入ると人は減り、落ち着いた山らしい雰囲
気になった。ただ日の出山山頂は、昼食を楽しむ人々で満席状態だった。我々
も平木さんから温かい味噌汁やコーヒーでリッチな食事が出来た。
ここからは下る一方だが、意外と急だった。バス通りに出て、つるつる温泉ま
での最後の5分ほどの登りがキツかった。
温泉は、ヌメヌメしていて、お肌はつるつるになった。バスが来るまでの間、
麦酒と地酒で水分補給。バスに乗っても、釜田さんの差し入れ焼酎を回し飲み。
いい気分となって、五日市駅で小堀会長と合流。宿に入り、三々五々、合流す
る間も、山田さんの差し入れ日本酒久保田(瓶ごと担いで歩かれていました)、
買い出した洋酒などを注入し続け、夕食時には地酒「しろやま桜」を堪能。
部屋に戻って注入を継続。
いつしか寝てしまい、その後のことは不明。

翌朝、地酒「しろやま桜」が一升瓶の半分ほど残っていました。四合瓶ではな
く一升瓶を主張した微かな記憶が残っていましたので、残りは買い取らせて頂
きました。

   10:00 御岳ケーブル駅
10:20-10:30 御岳山、御岳神社
11:20-12:10 日の出山
13:20    つるつる温泉


Re:12月忘年山行&忘年会(速報) - 32期ほんたお
2017-12-03 19:44:34

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日の出山からの眺望


Re:12月忘年山行&忘年会(速報) - 32期ほんたお
2017-12-03 19:45:34

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日の出山からの下り。
麻生山。
紅葉が綺麗でした。


Re:12月忘年山行&忘年会(速報) - 32期ほんたお
2017-12-03 19:48:09

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日の出山からの下り。


Re:12月忘年山行&忘年会(速報) - 32期ほんたお
2017-12-03 19:49:16

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日の出山からの下りを進むアタック隊


Re:12月忘年山行&忘年会(速報) - 32期ほんたお
2017-12-03 20:02:18

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日の出山山頂にて
城山 - 32期ほんたお
2017-12-03 19:55:00

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忘年会の翌日は、そのまま帰るつもりでしたが、
余りにもいい天気なので、近くの城山(434m)に行くことに。
写真は、秋川から望む城山。

昭文社地図しかなく、Geographicaというスマホアプリで1/2.5万地形図を見ながら進む。
しかし、秋川沿いを進むも道が消え、更に山道に入るも10分ほどで藪の中に消えてしまった。
結局戻って、外に居た地元の人に登り口を教えてもらった。やはりITより人との繋がりです。
登山口まで30分もかからないところを一時間近くもかかってしまった。

登山口に着くまでで疲れてしまったが、更にもの凄い急坂を約30分で山頂に着く。
関東方面の眺望が得られる。昨日歩いた御岳、日の出山も杉の樹間越しに見える。
別の道で下り、また油屋さんの前を通り五日市駅へ。お昼過ぎには帰宅できた。
結果として「しろやま」に「「しろやま桜」を担ぎ上げて来ました。

09:05 油屋
10:00 登山口(光厳寺)
10:35 城山
11:00 登山口(西戸倉)
11:30 武蔵五日市駅


Re:城山 - 32期ほんたお
2017-12-03 19:56:08

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城山山頂からの眺め


Re:城山 - 32期ほんたお
2017-12-03 19:57:57

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秋川渓谷沿いの気持ちのいい道。
この道は、途中で通れなくなっていた。


Re:城山 - 32期ほんたお
2017-12-03 19:59:10

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紅葉

今年のイワナ - 29期前田
2017-11-28 13:37:13

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今年の主なイワナ、すべて丹沢のニッコウイワナです。
アップするイワナは、来年のためにリリースしました。
自分はオールリリースではなく、もちろん食べます。骨酒も。
9月、間子小屋沢の泣き尺29.5cm。


Re:今年のイワナ - 29期前田
2017-11-28 13:38:37

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7月、原小屋沢の28cm♪

Re:今年のイワナ - 29期前田
2017-11-28 13:44:13

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10月、神ノ川金山谷の25.5cm。春山合宿の時、金山谷乗越って通りましたよね。抱卵しているのでリリース。

Re:今年のイワナ - 29期前田
2017-11-28 13:46:48

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今シーズン、最後の1尾。
10月、間子小屋沢25cm。これも抱卵したメスです。

Re:今年のイワナ - 29期前田
2017-11-28 14:14:16

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オマケ、最南端領土のキハダ(きはだまぐろ)です。

Re:今年のイワナ - 36期澤田
2017-12-01 13:19:30

キハダ、大きいですね。こちらも前田さんが釣られたのでしょうか。
仕事で忘年会参加ができず、また、よろしくお願いいたします。



Re:今年のイワナ - 29期 前田
2017-12-02 09:33:07

澤田さん、今朝も山日和、おはようございます。
精力的に登っていますね。私は渓流禁漁期間中は、冬眠と称して怠惰な?生活をしています^^;
キハダ、相模湾のすれっからしではなく、南の海の純情キハダのため簡単に釣れますよ。
百名山ハント第3弾 剣山、石鎚山(敗退) - 37期森山
2017-11-29 21:11:04

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 勤労感謝の日からの飛び石連休は、家内ともども休みが取れそうだったので旅行先を考えていたが、なかなか決まらないため、思い切って家内を説得(というかだまし討ちに近い)して百名山2峰の登山を含む四国旅行を計画した。ただ、家内も同伴の登山であるため、乗り物を最大限利用する最短コースを設定した。
 11月22日(水)は早めに仕事を切り上げ2時間早退して自宅に戻り、出発準備を整えて16時30分過ぎに自宅を車で出発。今日は神戸までのロングドライブのみである。23時前に宿泊するホテルに到着して早々に就寝。
 11月23日(木)は7時半頃ホテルを出発し、明石海峡大橋で淡路島に渡る。そのまま高速を進んで一旦道の駅うずしおで鳴門の渦潮見物とする。既に満潮による急激な潮の流れが起きており、小ぶりであるが渦を巻いているところも確認できるが、風が強い。観光はほどほどにして鳴門大橋で四国に渡り、剣山に向かう。途中、阿波の土柱と土釜と呼ばれる渓谷に寄り道するが、剣山に向かう道は国道ではあるが非常に狭い個所ばかりで対向車が来れば避けるのに苦労するような道である。これが観光地化している剣山へのメイン道路というのは少しお粗末なぐらいである。お手軽登山のため、リフトのある見ノ越に向かうが、剣山スキー場あたりで昨日降ったであろう雪が道に残っている。山頂方面は積雪と霧氷で白く、強い風にあおられた雲に覆われている。それでも見ノ越到着時に20台くらいの車が駐車しており、この天気でも来る者が多いことに驚かされる。準備を整えて登山リフトに乗り込むが、乗った瞬間に車にカメラを忘れたことに気づき、リフトから飛び降りようかと思ったが、家内がスマホを持っていたので、諦めて今日はそれを利用することにするが、すっかりテンションが下がってしまった。リフトは昔ながらのシングルリフトで椅子に雪が凍り付いた状態である。15分程吹きさらしのリフトに乗って西島駅に到着。この辺りは量は少ないが一面積雪に覆われている。12時25分に出発し、頂上への最短コースである尾根ルートを登る。道はほとんど階段状に整備されており、積雪があってもそれほど歩きにくくはないが、所々凍っており、慎重に登る。家内は木の枝に発達したエビの尻尾をみて喜んでいる。自分はチェーンスパイクを持参しているが、家内は持っていないため、道の状態が悪ければ撤退も考えなければいけない状況である。山頂部は相変わらず雲に覆われ強風で露出した顔面が痛い。途中刀掛けの松を通過しさらに登ると大剱神社からの道を合わせて剣山頂上小屋に着く。ここからは平坦な山頂部を三角点目指して整備された木道を歩く。木道はいくつものルートに分かれているが、積雪と霜で凍りついているうえ強風にあおられバランスをとるのが大変である。13時15分に山頂に到着するが、強風で記念撮影をスマホで撮る手も震えて後で見れば手ブレだらけである。寒さをこらえていると、雲の合間から次郎笈が笹原の端正な姿を現すがすぐに隠れてしまう。本当は次郎笈まで足を延ばす予定であったが、あまりの風の強さで家内を同行するのは困難と判断し、剣山頂上小屋に戻って休憩とする。ここでうどんとホットミルクを注文し持ってきたパンも加えた昼食とする。この小屋も明日の昼で今年の営業は終了とのこと。しばらく休憩後に下山にかかるが、念のためチェーンスパイクを装着する。家内の靴の靴底には可動式の金属爪がついており、登りでも効果を発揮していたので、そのまま慎重に下らせることとする。途中から大剱神社の道に入り、さほど急ではない笹原の道を下っていくと程なく大岩が聳える場所の下に屋根が見えて神社に到着。ここで安全祈願を行ってから出発し、山腹をトラバース気味に進んで14時30分に西島駅に着き、登山リフトで下る。駐車場に着く頃には剣山の山頂も見えるようになってきたので、見通しのきくところまで車で来た道を戻ると、剣山と次郎笈がきれいに見えたので、写真撮影を行う。その後は「かずら橋」、「大歩危」と観光地を巡り、三好市の宿で宿泊した。宿で翌日登る予定の石鎚山方面の天気予報を確認すると、どうも雨が降りそうで、25日の方が天気がよさそうな予報あったので、24日は急遽観光に切り替えることとした。
 11月24日(金)は雨には降られなかったが、山の方は灰色の雲に覆われた1日であった。こんぴらさん、丸亀城を見た後、愛媛に移動して松山城など観光で過ごし、道後温泉のホテルで宿泊した。
 11月25日(土)は好天を期待して石鎚山に向かった。晴れてはいるものの雲がやや多めであったが、登山には支障なさそうな天気の中、石鎚山ロープウェイを目指して車を走らせる。あともう少しでロープウェイ乗り場に着きそうなところで道路が通行止めとなっているので、交通整理を行っていた人に聞くと、先日の雨で土砂崩れが起き通行できないとのこと。迂回路もなく登山口に到達すらできないと分かりショックを受ける。既に時間は9時を過ぎており、別の登山口に回るにしても2時間はかかりそうなので、登る時間があるかどうか微妙であったが、ここまで来てあきらめがつかないので、一応高知県側の土小屋登山口に回ってみることとする。愛媛と高知を結ぶ国道は整備された快適な道であったが、途中から舗装林道に入るとカーブの連続する細い道となる。いい加減登ったところでたくさんの車が駐車している場所に出て、寒風山の登山口と書いてある。ここからさらに林道を進むと凍結した積雪路となり、スタッドレスタイヤを履いてはいるものの、滑って登りが怪しくなってくる。スピードを出せない状況でのろのろ進んでいくと、滑って側溝に落ちた車があり、その前後で別の車がチェーンを装着している。この先進むことに躊躇し始めるが、諦めきれない気持ちだけで先に進む。尾根筋の一定の高さに並行につけられた道となってしばらく行くと、瓶ヶ森の登山口に着く。思ったよりも多くの登山者が来ている。ここから少し進むと石鎚山が未だ15km続く林道の先に聳えている。ここから道はいったん大きく下るようになっているが、全面圧雪に覆われており、さすがに危険を感じたので、この先進むことを断念する。そのうち石鎚山も雲に覆われはじめる。この時点で10時半を過ぎており、仮に登山口に到達しても登山は難しい時間となっていた。
 帰路を慎重に戻り、残った時間は途中観光をしながら徳島市内の宿で宿泊した。
 11月26日(日)は曇り空で天気は下り坂の様子。鳴門大橋の袂にある鳴門公園で渦潮観光を行った後に帰路に就いた。
 今回は、いくら四国とはいえ、11月下旬でアプローチに悩まされると考えておらず登山を計画したことが最大の反省点であるが、剣山や石鎚山を間近に見て、一帯の山域は笹原が広がる気持ちの良さそうな場所が多くあることを知ることができたので、今度は季節の良いときにリベンジしたいという気持ちを強く持つこととなった。

写真は、見ノ越南側の道路から剣山(左)と次郎笈

Re:百名山ハント第3弾 剣山、石鎚山(敗退) - 37期森山
2017-11-29 21:12:39

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瓶ヶ森登山口先から石鎚山
2017年の報告 - 29期前田
2017-11-28 13:20:05

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OB会の皆さまご無沙汰しております。
BBS投稿は昨年11月からさぼっていました。今週末、五日市でOB会12月山行・忘年会が開催されますので、その前に2017年の報告です。
トップの画像は、黄金の秋の岩木山(北側 つがる市から)です。

●正月〜2月末 冬眠中

●3月1日 渓流解禁 東丹沢早戸川水系間子小屋沢釣行

●3月初旬〜6月下旬、7月上旬〜8月下旬 日本最南端の領土で乗船勤務(気象海象予報が仕事です)
余暇の釣りで15〜22sのキハダ(マグロ)10尾、5s以下37尾、カツオ21尾♪

●6月下旬〜7月上旬 東丹沢早戸川水系原小屋沢釣行 裏丹沢神ノ川本谷・日蔭沢

●9月〜10月中旬 丹沢早戸川水系・神ノ川水系釣行(早戸川本谷、間子小屋沢、神ノ川金山谷)

●9月中旬 津軽半島北端の釣行・なんちゃって登山(天皇山・岩木山)

●10月中旬以降活動停止 仮眠・冬眠状態
※渓流釣行9回(ちょっと少ないです)、山行事実上ゼロ。

【初秋の津軽(イワナ釣りと岩木山・天皇山) 】
9月13日〜20日、今年も津軽の知人を頼って津軽の渓と山に遊んできました。
※天皇山
昨年は気にも留めませんでしたが、『青森県の山』(2017年8月刊)に「日本でただ一つ“天皇”とついた山」と紹介されていました。「標高57m簡単じゃん!」と車でアプローチ。駐車場からコースタイム5分、頂上には立派なお稲荷さんと三角点の石標。一応登頂です^^;
木々のため展望はありません。山頂が開けていれば、海岸端なので日本海・岩木山・津軽半島・さらに北海道が一望ですが神域なので...
※帰宅してネット検索すると、「天皇山」というのは、ただ一つではなくて津軽以外にも和歌山県や香川県(346m)にもあるようです。

※岩木山
台風第18号が津軽半島沖を通過した翌日(19日)、五所川原から山頂付近が望めるようになったため、午後から車で岩木山へ。69カーブ(つづら折り)の岩木山スカイラインで8合目へ、さらにリフトで9合目着、完全なカンニング登山です。
周辺は晴れていますが、9合目からは上は日本海から湿った風が吹き付けガスの中。リフトの営業時間内に頂上往復ギリギリ...このガスのため、あっさり頂上は諦めて、気象庁の「鳥ノ海南 火山観測局」を往復して戻りました。
岩木山麓を車で3/4周し、おりしも旧暦8月1日に行われる「お山参詣(おやまさんけい)」の白装束行列を見ることができました。山頂まで夜を徹して登り、翌朝ご来光を拝むそうです。その晩、岩木山の方向で盛んに発雷していたのが気がかりでした。

★今週末の忘年会で、ご無沙汰しておりました諸先輩方、声をかけていただいた小堀さん、テンカラ釣りの釜田さんにお会いするのを楽しみにしています。


Re:2017年の報告 - 29期前田
2017-11-28 13:22:19

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天皇山入口です。

Re:2017年の報告 - 29期前田
2017-11-28 13:24:33

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山頂です。おキツネ様がいっぱいです。

Re:2017年の報告 - 29期前田
2017-11-28 13:25:55

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山頂の三角点。

Re:2017年の報告 - 29期前田
2017-11-28 13:54:08

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岩木山9合目、鳥ノ海噴火口...

Re:2017年の報告 - 29期前田
2017-11-28 13:57:36

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気象庁の火山観測局

Re:2017年の報告 - 29期前田
2017-11-28 15:55:39

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岩木山周遊道路からの山頂付近。夕方山頂の雲は切れ始めていました。
景信山 - 36期澤田
2017-11-26 17:39:39

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小仏の駐車場、運よく1台だけ空きがあり往復。今年数回登っていますが、これだけ景色が良かったのは今年はじめてだったように思います。
三ノ塔 - 32期ほんたお
2017-11-26 17:05:30

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天気が良すぎるので、三ノ塔へ。富士見橋からのピストンです。
9月の大山の時に劣らない眺望でした。
ツーリングコースも同じ、ヤビツから宮ヶ瀬へ。
宮ケ瀬湖周辺は紅葉最盛期でした。

Re:三ノ塔 - 32期ほんたお
2017-11-26 17:11:27

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大山。
江ノ島、三浦半島、房総半島も見えました。

無題 - 32期ほんたお
2017-11-19 17:21:05

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今日は、朝からとてもいい天気でした。
下界も紅葉しています。

戸谷峰 - 37期森山
2017-11-12 22:07:20

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 戸谷峰(とやみね)は、松本市と旧四賀村(現松本市四賀)の境にある山で、筑摩山地(上小地区と松本平の間)にある北アルプスの展望が開ける1,629mの里山である。この山に至る道は国土地理院地図や山と高原地図にも出ていないが、地元では結構登られているようで、登山道も整備されている。この週末は寒気が入り高山は雪になる見込みだったため特に登山は予定していなかったが、日曜日は天気も回復し、朝方雪をまとったアルプスの朝焼けが美しかったので、近隣の里山に行くこととした。
 11月12日(日)の9時20分過ぎに自宅を車で出発し、途中セブンイレブンで買出しして一ノ瀬登山口の三才山ドライブイン駐車場に10時過ぎに到着。この駐車場は、松本から上田方面に抜ける国道254号の南側道沿いにあり交通量が多い。準備を整え10時12分に出発。まずは交通量の多い国道を北側に渡り、擁壁につけられた階段を少し登ると獣除けの柵があり、これを開けて登山道に入る。しばらく山腹をなだらかに北東に向け斜めに登っていくが、落ち葉がくるぶしを超えるくらい深く積もり道を覆っているため、道の様子がわからず浮石に乗ったりして歩きにくい。1時間ほど登ると広い谷の中をジグザグに進むようになる。さらに登ると南東尾根上の道となり、少し傾斜がきつくなると落ち葉が少なくなり歩きやすくなる。傾斜が緩み左方向にトラバース気味に登ると、稜線に出て四賀から登る道と合流し、木の間越しに北アルプスが見えるようになる。ここから右手にしばらく登ると、人の声が聞こえてきて、戸谷峰山頂に飛び出す。山頂は樹林の中であるが北アルプス方面の樹木は低いため良く見える。南は乗鞍岳から槍・穂高連峰、さらに常念山脈がその手前に大天井岳まで見える。その北は残念ながら雲に覆われて見えない。南は遠く中央アルプス方面がやや霞んでいるが見えている。今日はコースタイムが設定されていない道で、参考にしたのはヤマレコの記録だけだったので、どのくらいの時間がかかるか分からなかったが、想定より早く着いたのでピストンではなく、さらに東の三才山峠から烏帽子岩を経由して登山口に戻る周回ルートに進むこととする。この先の時間がはっきり読めないので、早めに出発する。ここから少し急な下りがあり、程なく送電鉄塔下に出る。ここから右に送電線巡視路を経由して登山口方面に降りることができるが、そのまま尾根筋を真直ぐ進む。ピンクテープはあるが道形がはっきりしない尾根筋を適当に歩きやすいところを進む。何となく道のようになっているところもあるが、けもの道も多く、落ち葉が積もっているところは道形がさらに分かりにくいため、ピンクテープとこれから進む方向を確認しながら進む。一旦大きく下って少し長い登りに入りしばらく進むと尾根が狭くなり道形もはっきりしてくる。ひとしきり上り詰めると三角点のある六人坊に着く。展望は悪いが、これから進む烏帽子岩方面が見通せる。少し休んで先に進むと程なく三才山を通過し、そこから少し下ると三才山峠の林道に飛び出す。ここからしばらくは林道歩きである。林道の途中でこれから進む烏帽子岩が特徴あるシルエットを見せ、さらに進むと先ほど登った戸谷峰越しに槍・穂高連峰方面の展望が開ける場所がある。概ね登り勾配の林道をしばらく進むと右手に烏帽子岩への分岐となる。ここまで車で来た若い男2人組も烏帽子岩目当てで来たようである。烏帽子岩方面に平らな道を進み、最後に急な登りをひと登りすると烏帽子大権現の鳥居が現れ、その先に烏帽子岩が俯瞰できる場所となる。上から見ると烏帽子のようには見えないが、細く切り立った岩峰が聳えている。烏帽子岩を覗いている場所も垂直に切り立っており、高度感満点である。ここからは手前の山越しに浅間山が顔を覗かせ、その左手には四阿山方面も見えている。そこから少し下の平らな岩場は、烏帽子岩はもちろん、北アルプス大天井岳から中央アルプスにかけての今日一番の大展望台である。安曇野越しに低い雲を従えて浮かぶ雪をまとった槍・穂高連峰の眺めは青空を背景に言葉を失うほどである。ここで大休止としてたっぷり展望を楽しんでから下山にかかる。ここから先は歩きやすい道で快調に下る。途中で一ノ瀬に下る道が左右に別れるが、左手に下る道に進んでみる。急な斜面を大きくジグザグを切りながら下るので道の傾斜は大したことはないが、落ち葉が多く足元の状態がわかりにくい。さらに進むと先ほど別れた道と合流するが、通らなかった道の方には少し古いが大きく烏帽子岩の矢印が向いている。自分が通って来た道の方は新しいが小さい看板で烏帽子岩の矢印が付いている。さらに進むと獣除けの柵があり、これを越えて進む。未舗装道路から舗装道路に出て右手に緩やかに登っていくと国道に出る。そこから右手に交通量の多い道を注意しながら歩くと程なく駐車場に着き、晩秋の低山ハイクは満足のいく内容で終わることができた。
(休憩含むコースタイム)
三才山ドライブイン駐車場10:12→戸谷峰11:48→六人坊13:05→烏帽子岩14:00→駐車場15:42(合計5時間30分、約13km)

写真は、三才山峠先の林道から戸谷峰

Re:戸谷峰 - 37期森山
2017-11-12 22:08:47

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烏帽子岩

Re:戸谷峰 - 37期森山
2017-11-12 22:10:45

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烏帽子岩から槍・穂高連峰
(槍ヶ岳の左側は常念岳)

Re:戸谷峰 - 32期ほんたお
2017-11-13 18:39:32

写真にある烏帽子岩の上に立ったのですか!?
だとしたら、そーとーに怖そう!


Re:戸谷峰 - 37期森山
2017-11-13 21:12:06

烏帽子岩は上から見ただけです。写真を撮った場所にはボルトが打ち込んであったので、登った人はいるのでしょうが、私の力量ではとても登れません。

Re:戸谷峰 - 20期 小堀
2017-11-18 16:05:37

確か遠い記憶では、松本から上田方面へ抜けるミサヤマトンネル辺りでしたネ! あと松本から長野に抜ける生坂付近にも白い花崗磐の砂礫の山が有りそうでしたが?

Re:戸谷峰 - 37期森山
2017-11-18 23:18:22

よくご存じですね。生坂村から見えるのは「継子落とし」と呼ばれる土柱のことだと思います。
花立(大倉尾根) - 36期澤田
2017-11-12 21:01:21

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本日、久しぶりに丹沢に行きたくなり、家内と大倉から花立を往復。10時20分に歩き始め12時半頃花立に到着し小屋で昼食をとり下山。15時前に大倉に到着しました。朝、拙宅からみえた富士山は、雲に隠れてしまっていましたが、海や島が陽に光ってみえ、葉はところどころ色づいていました。下山後、大倉で農家の方が販売していたみかんを買い車中でほおばり。帰路、東名での渋滞にはややうんざりしましたが、何度歩いても懐かしさが込み上げてきます。

Re:花立(大倉尾根) - 32期ほんたお
2017-11-13 18:36:45

幻想的な景色ですね。
週末は天気が良かったですが、
色々な仕事に追われ、何処にも出かけられませんでした。
残念...



Re:花立(大倉尾根) - 37期森山
2017-11-13 21:21:48

山から海が見えるのは丹沢の魅力ですね。でも、あまりいいイメージがない大倉尾根にまた登ろうという気にならないのは私だけでしょうか?

Re:花立(大倉尾根) - 36期澤田
2017-11-16 22:44:10

高校生の時は下ばかりみて歩いていましたが、周囲をみまわしながら歩くと眺めのよい箇所も少なくなく、相変わらず登りは厳しく思いますが結構楽しいです。当時の記憶は定かではありませんが、もしかしたら尾根の状態はだいぶ変わったのかもしれません。
大倉の手前で新東名の建設工事が始まっており、将来的には大倉尾根から高速を走る車の音が聞こえるようになってしまうのかもしれません。
大源太山 - 32期ほんたお
2017-11-11 20:28:19

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2017年11月05日、上越国境 大源太山(1,764m)に行ってきました。

関係する会社の社員旅行で越後湯沢へ11/3-4で行くので、せっかく
の機会なので延泊して、何処か山へ行くことに。巻機は、歩行10時
間以上、八海山も7時間以上、どこも長い。苗場山も7.5時間だが、
紅葉狩りで今の時期(正確には11/5まで)だけロープウェイが動い
ている。苗場山に決定。

更に調べると、ロープウェイは9時から16時の7時間だけ。自分のペースでは
7.5時間のコースを7時間で歩くのは、出来ないだろう。
更に調べると、林道が和田小屋近くまであり、そこを早朝に出発すれば、16時
までにロープウェイ駅に戻ることは可能だろう。タクシーで7千円ほどかかる
ようだ。
更に調べると、レンタカーを同じ位で借りられる。ということで、和田小屋か
らピストンすることに決定。

11月05日
前日の雨が明け方まで降り続く。どう考えても山の上は雪だろう。
かなり厳しそうだ。無理はせず、行けるところまで行ってみよう。
車で、和田小屋への林道へと入る。すると...なんと...通行止め!
がけ崩れらしい。諦めるしかない。
そこで、第2候補と考えていた、三国峠から大源太山へのコースへ変更。

三国峠のトンネル手前(越後側)から、つづら折りの山道で三国峠へ。既に雪
が積もっている。笹原の急登で高度を増すにつれ、風が強まる。先ほど足早に
追い抜いて行った若者が戻って来る。聞くと風が強すぎるので諦めたとのこと。
確かに山頂直下のガレ場では、歩くのもやっとの強風となった。なんとか通り
抜け、三国山頂へ。強風は収まった。

苗場山も平標も谷川方面も山頂付近、1,800mより上は厚い雲で覆われている。
これでは、苗場山に行ったとしても、とても山頂までは行けなかったであろう、
と自分を納得させる。

ここからは風に吹かれながらの稜線歩きとなる。先行者2人とすれ違う。上部
は風が更に強いとのこと。三角山を過ぎると雪が深まる。10〜20cmほど積もっ
ている。天気はイマイチだが樹氷が美しい。
大源太山の道標にタッチして、風を避けられる場所まで下って大休止。ローカッ
トの靴なのでスパッツを付けて早々に下山。
下るにつれて薄日が差し、青空も出てきたが、谷川は最後まで雲に覆われたままだった。

06:45 登山口
07:20 三国峠
08:30 三国山
10:00 三角山
10:30 大源太山
13:05 三国峠
13:30 登山口

帰りがけに日帰り温泉に立ち寄り。車だと便利ですね。
越後湯沢の中野屋で へぎそば で一杯。絶品でした。
湯沢始発の新幹線で帰京。関東はいい天気だったようです。
なかなか渋い山行になりました。

Re:大源太山 - 32期ほんたお
2017-11-11 20:30:37

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大源太山頂付近は霧氷が綺麗でした。
風は強かったですが。


Re:大源太山 - 37期森山
2017-11-13 12:21:39

上越の大源太山と言えば、上越のマッターホルンと言われる方の山だと思って投稿を見ていましたが、写真の山は尖っていないのでおかしいと思ったら、もう一つあるのですね。いかにも寒そうな空気が写真から伝わってきます。

Re:大源太山 - 32期ほんたお
2017-11-13 18:33:31

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そうなんです。近くに2つあるのです。
もう一つも第2候補だったのですが、
マッターホルンは雪が付いたら危険そうです。
こっちは、危険個所はありません。
風が強く寒かったです。樹氷が綺麗でした。

12月忘年山行&忘年会 - 32期ほんたお
2017-11-12 21:11:29

12月忘年山行&忘年会 2017年12月02日(土)-03日(日)
本年の忘年会は、上野原の金井旧農園がリニューアル工事中のため、場所を武蔵五日市駅近くの油屋旅館に移して実施します。
本旅館は東京電機大学山岳部OB会メンバーの推薦付きです。
忘年山行も武蔵五日市駅帰着のコースを組みました。
自炊、シュラフでの就寝というお楽しみはありませんが、旅館ならではのゆったりとした
ひと時を味わって頂けるものと思います。
なお宿泊先は映画ロケ地でもあるとのことで、聖地巡礼の人出が予想されますので、
早目に宿泊人数を確定させたいと考えております。
11/24(金)で一旦申し込みを締め切ります。その後は、空きのある場合に追加を受け付けます。

忘年会のみの参加も可能かと思います。

忘年会会場&宿泊先:油屋旅館
東京都あきる野市五日市857
TEL : 042-596-0058
武蔵五日市駅より徒歩10分 駐車場あり(14台分先着順)
チェックイン16時
http://www.aburayaryokan.com/
宿泊者にはオリジナルLEDライト付きボールペン プレゼント付き
忘年会と宿泊セット会費:12,000円(飲み物含む、実費精算のため多少前後する可能性あり)

忘年山行
2017年12月02日(土)
新宿7:44発ホリデー快速奥多摩3号→御嶽駅9:02着(バス9:12発)→滝本ケーブル下駅(ケーブルカー)
→御岳山駅10時出発-御岳山11時-日の出山12時-ひので三ツ沢つるつる温泉14時到着予定(バス15:25発)
→武蔵五日市駅15:50着-油屋旅館(徒歩10分)
行程:約7.7km 3時間35分 上り:約522m、下り:約1,011m
(車利用の場合、滝本ケーブル下駅の有料駐車場利用。日の出山から御岳駅に戻る往復コースとなります)

参加申し込み:企画担当 平木宛てにご連絡ください。
  m-hiraki@wine.plala.or.jp makoto.hiraki@gmail.com
  (メールアドレスの@を半角@へ置き換えてください。
   念のため、両方のアドレスへご送信お願いします。)

http://chitosesangaku.web.fc2.com/news20171202.html


10月山行(根子岳,四阿山) - 32期ほんたお
2017-11-12 13:53:24

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報告ページを作りました。
http://chitosesangaku.web.fc2.com/201710-azumaya/index.html

ご参照下さい。


Re:10月山行(根子岳,四阿山) - 32期ほんたお
2017-11-12 20:48:30

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報告写真と文を追加しました。

毛無山(道の駅朝霧高原から周回) - 37期森山
2017-11-08 21:23:35

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 先週のOB会山行は楽しいものであったが、天気はイマイチだったので、3連休のどこかで山行を考えていた。連休直前になって、当初予報が悪かった3日が天気も良く気温も上がりそうであったため、山梨県の毛無山〜雨ヶ岳に行くこととし、コースは道の駅朝霧高原から時計回り周回とした。
 11月3日(金)の朝4時過ぎに自宅を車で出発し、道の駅朝霧高原に6時20分頃到着、準備を整えて6時28分に道の駅を出発する。既に日の出の時刻を過ぎているが、太陽は富士山の陰に隠れており、これから行く毛無山はその陰に入っていて日が当たらない。毛無山の南北にある山の頂上付近は富士山の陰から外れているため朝焼けに染まっている。国道を渡って東海自然歩道を麓の登山口に向けて歩く。原野の中に付けられた道を進み、牧場の脇を通るようになって暫くすると富士山の右側5合目あたりから朝日が顔を出し、目的の毛無山にも一気に朝日が当たりだす。さらに進むと左手に広大なオートキャンプ場が広がり、道も舗装道路に変わる。このあたりまで全般的に緩やかな下り傾斜であるので、反時計回りで周回した場合は疲れた体で登り道を歩かなければならないことを考えると、時計回り周回は正解である。キャンプ場からはやや登り傾斜となり、しばらく進むと立派な公衆トイレと東海自然歩道の案内看板がある休憩場所に着く。さらに進むと左手に駐車場、右手に登山口入口の林道ゲートのある場所に出る。ここから暫く川沿いの道を進むが、このあたりの紅葉は最盛期で赤や黄色が美しい。程なく毛無山へ直登する道と地蔵峠に向かう道の分岐となり、右手の直登コースに入る。ここからは結構な急登で、この先9合目まではほぼ単調な急登が続くことを後で思い知らされる。分岐から約30分で不動の滝見晴台に着く。ここからは紅葉に染まる対岸の斜面を2段に落ちる不動の滝が良く見通せる。少し休んで先に進む。相変わらずの急登が続くが、突然広場が現れ、レスキューポイントの看板がある。さらに進むと5合目の看板のある場所に出る。この登りは約100m毎に合目の看板があり、広葉樹林の中を進むため紅葉が美しいが、5合目から先は落葉が進んでいるため樹林越しに富士山が見通せるようになる。地図もろくに見ないまま、もう少し登れば少しは傾斜も緩むだろうと勝手な思い込みのまま登り続けるが、一向に傾斜は緩くならず腹も減って力が出なくなってきたので8合目の看板で休憩とし、いつもの十勝パンで腹ごしらえをする。9合目の看板を過ぎてさらに進むと単独行者が休んでいる富士山展望台に着く。ここはちょっとした岩場で遮るものがなく、富士山の全貌が良く見える。ようやく傾斜が緩んでくると地蔵峠からの道との合流点となり、その先すぐに北アルプス展望台という看板がある岩がある。これに登ってみると、南アルプスの北は鳳凰三山から南は上河内岳まで見渡せ、その北側には八ヶ岳が見えるが、北アルプスは確認できない。そこから10分ほど進むと誰もいない毛無山山頂に着く。この山頂は東側以外は樹林で見通しがさほど利かないが、東側は少し下ると富士山が遮るものなく見渡せる。しばらく休憩後、右前方に富士山を眺めながら先に進むと、程なく縦走路から外れた樹林の中に「ケナシ山1964m大見岳」の看板のある場所に着く。おそらくここが本来の最高地点であると思われる。ここからしばらく下り、笹原の道を登るようになるとタカデッキに着く。この山頂は白樺と岳樺の混在林で地表は一面笹原である。毛無山からの縦走路は概ね見通しが利き、右手に富士山、左手に南アルプスを従えての快適な縦走路である。天気も良く気温も上がり暑くなってきたので、ここで長袖シャツを脱ぎ、半袖1枚になって先に進む。雨ヶ岳へは200mほど下って少し登り返す。富士山側は相変わらず笹原が多く見通しが利く快適な道で気分が良い。丁度12時に雨ヶ岳に到着するが、相変わらず快晴が続き富士山の山頂付近に湧いた雲が噴煙のようにわずかにある程度である。この時点で当初の計画より約50分早いため、竜ヶ岳まで足を延ばすこととする。ここから端足峠までは今回のコースで一番長く急な500mの下りとなる。途中左手には本栖湖が樹林越しに意外に近く見え、正面には竜ヶ岳が山頂部の気持ち良さそうな笹原の明瞭な道を見せながら次第に高く聳えていく。端足峠は本栖湖から朝霧高原への東海自然歩道と縦走路が交差する場所である。ここから竜ヶ岳への道は、土留め等が整備され傾斜が緩くなるよう大きなジグザグが切られた登りやすい道である。山自体の傾斜が緩くなると直登気味に道がつけられ、笹原の道を進むようになると山頂の一角となるが、それからが思ったより長く、なかなか山頂に着かない。また、先ほどに比べ明らかに登山者が多く、年配の団体が騒ぎながら道の真ん中を避けもせず下ってくるので、こちらも意地になって道の真ん中を避けもせず登っていく。一体、登り優先という山ヤの不文律は死語になってしまったのかと嘆いているうちに、ようやく広い草地の山頂部に到着する。ここはベンチも整備され、ある団体は宴会のようにビールを飲んで赤い顔をしながら騒いでいる。ちょっとしたハイキング気分で来れるこの山に山ヤの常識を持ち込んでも仕方ないかと思い直す。相変わらず天気が良く眺めのいい山頂ではあるが、朝霧高原まで戻るのにまだ時間がかかるため、最後の腹ごしらえをして下山を開始する。この山に足を延ばそうと思ったのは、時間的な余裕があることが一番の理由であるが、もう一つの理由は南アルプスの眺めが良さそうであるためである。思った通り、山頂手前の笹原の道では富士山は元より、遮るものなく南アルプスが見える。最後にこれらを写真に収め、端足峠に下る。峠は通過して東海自然歩道を朝霧高原に向けて下る。東斜面を下る道は大きくジグザグを切りながら適度な傾斜で高度を下げていく。程なく杉?の人工林の中の道となると、枝打ちをした枝が道に散乱し歩きにくい。傾斜が緩みほぼ平坦な道となると貯水池に沿って通る林道を歩くようになる。さらに進むと山裾に沿った道となり、少し飽きてくる頃に根原の吊橋に着く。さすがに疲れが出てきていたので、橋の向こうに想定外の階段の登りが見えて愕然としたので、休憩とする。実は大した登りではなく、その階段を登らなくても川沿いの平坦な道でも同じ場所に出ることが後でわかったが、後の祭りである。橋を渡ってしばらく進むと水が枯れた川沿いの道となるが、先日の台風の影響であろうか、道が折れた小枝で何か所も通りにくくなっている。富士山が左手に常に見える快適な道であるが、疲れた体にはこたえる。さらに進むと東海自然歩道の案内看板のある分岐に着く。ここから道の駅朝霧高原に向かう最短ルートは私有地の中を通っているため悪天候以外は所有者の許可を得ていないため通行しないように記載されている。正式ルートは大きく遠回りしないと道の駅に到達できないが、疲れもかなり出ていたので、失礼して最短ルートを進む。原野状の草原につけられた林道を進み、だんだん車の音が大きくなってくると舗装道路となり、朝通った道に合流して程なく国道に出る。通行量が多い道路を車の間隙を縫って急いで渡り道の駅に着くと、夕暮れの富士山をバックに駐車場所が埋まるほどの多くの観光客で賑わっていた。
 帰りは、本栖湖から下部温泉方面に下り、六郷の里つむぎの湯で汗を流して帰路に就いたが、ガソリンが少なくなっていたので、最寄りの六郷ICからは高速道路に乗らず国道52号線をスタンドを探しながら進むがなかなか見当たらない。ナビで検索すると、どうも自分が通っているのは新しい道で、旧国道52号線沿いにしかスタンドがなさそうだったので、そちらに回ったりしているうちに、結局韮崎ICまで下道を通ることになり、思いのほか帰るまでに時間がかかり、家に着いたのは20時を過ぎていた。
(休憩含むコースタイム)
道の駅朝霧高原6:28→麓登山口7:24→不動の滝見晴台8:00→毛無山10:25→タカデッキ11:26→雨ヶ岳12:00→端足峠13:02→竜ヶ岳13:45→端足峠14:26→根原の吊橋15:15→道の駅朝霧高原16:06(合計9時間38分、18.9km)

写真は麓登山口に向かう東海自然歩道から毛無山

Re:毛無山(道の駅朝霧高原から周回) - 37期森山
2017-11-08 21:26:25

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東海自然歩道での富士山からの日の出

Re:毛無山(道の駅朝霧高原から周回) - 37期森山
2017-11-08 21:27:46

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見晴台から不動の滝

Re:毛無山(道の駅朝霧高原から周回) - 37期森山
2017-11-08 21:28:46

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毛無山山頂から富士山
塩原男鹿の山 - 32期ほんたお
2017-11-06 23:03:30

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25期の冨永さんからのお便りの代理投稿です。
「百名山はあと3つ 二百名山があと 20ほど」とのことです。山岳班OBでは2番目に達成されるかも知れませんね。
安全登山での達成を楽しみにしております。

-----------------------------------------------
掲示板 楽しく拝見させていただいています。パソコンもなく、スマホだけですので、投稿も躊躇していましたが 、あまり登られていない山に行ってきましたので、報告させていただきます。

11月3日 塩原から日留賀岳の手前 泊
4日 日留賀岳から1時間半ほどヤブ漕ぎ、ひょうたん峠付近 泊
5日 塩那道路を20キロ歩いて板室温泉へ。

塩原温泉の北に 男鹿山塊という 地味な山があります。誘われて、男二人で、2泊の山でした。相手の調子が悪く、4日から5日はガスと風と雪で、予定していた大佐飛山と男鹿岳はあきらめて、廃道になっている塩那道路を歩いてきました。男鹿岳は以前、田島側から登ったことがありましたが大佐飛山は憧れの山でした。
3日 5時間
4日 3時間
5日 8時間 歩く

30年近く 世田谷山友会という会で、ボチボチ山を歩いてきました。
山の花を見るのが好きだったのと 山で一杯やるのが楽しみです。
いつの間にか、百名山はあと3つ 二百名山があと 20ほどになっています。気があった仲間と できたら美女達?と ノンビリ登れたらと思っています!
よろしくお願いします!冨永

写真は塩那道路から 大佐飛山


Re:塩原男鹿の山 - 36期澤田
2017-11-07 19:18:23

冨永様
36期の澤田と申します。
ご投稿を拝見いたしました。行かれた山のお名前は、はじめておききしました。また、恥ずかしながら、自分はこれまで「20キロ」という距離を一日で歩いた記憶がございません。
先日登った四阿山の宿泊先で、酒を飲みながら皆様方のお話をおききしましたが、「自分は知らない山が多いんだなあ」と思うとともに勉強になった次第です。
今後ともご教示頂きたく、よろしくお願い致します。
澤田
10月山行(四阿山) - 32期ほんたお
2017-10-29 19:35:53

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行ってきました。参加者は、17期山田、25期桐山、28期平木、31期釜田、32期本垰、36期澤田、37期森山 です。

10月28日9時出発、根子岳から四阿山へ。
曇天、強風ですが、北アルプスは何とか見えていました。
15時頃から雨が降り出し、16時前に麓のあずま高原ホテルに着。
10月28日は早々に解散となりました。
台風接近の影響の中では、上出来だったと思います。
根子岳から四阿山は、眺望が良く、とてもいい山でした。


Re:10月山行(四阿山) - 32期ほんたお
2017-10-29 19:37:00

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根子岳からの四阿山


Re:10月山行(四阿山) - 32期ほんたお
2017-10-29 19:38:34

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四阿山の方からの根子岳

Re:10月山行(四阿山) - 36期澤田
2017-10-30 22:20:59

隊列を組んでの登山は何十年ぶりかのことで、和気あいあいで楽しゅうございました。天気があまり良くなかった分、景色は色々。また、登山道も高原状や樹林帯、牧場のそばを歩いたり、下山時には脇の森を動物の駆けおりるような物音がしたりと様々でした。お叱りを受けるのを覚悟で申し上げれば、山頂直前で頂いた焼酎はうまかった上に体がポカポカに。宿泊費の割には食事も大変おいしく、森山さん、平木さん、皆様方、計画策定や予約の手続き、諸連絡等有難うございました。

Re:10月山行(四阿山) - 37期森山
2017-11-05 22:09:33

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 OB会公式山行として長野県の山で秋に計画を立ててほしいと平木さんからの要請があり、色々考えたが、手軽に楽しめて適当な温泉宿のある場所として四阿山を選定し、10月28日(土)〜29日(日)で菅平牧場から根子岳経由で四阿山に登り、自分は登山口の車回収に周回コースをとり、その他のメンバーはあずまや高原ホテルに直接下るルートとして計画した。当初は自分も入れて5名参加の予定であったが、直前で本垰さんと百名山登頂を達成された山田さんが参加することとなり、都合7名のパーティーとなった。単独行を専らとする自分としては、こんなに大人数で登山するのは高校以来である。人数が増えたおかげで私の車1台では足りなくなったが、四阿山からホテルに直接下山でき、ホテルには送迎バスがあるため復路はタクシー不要で往路に使うだけで追加費用はさほど掛からないで済みそうである。折しも台風21号の襲来があったが、その後の週間予報では好天の予報である。天気が2日とも良かった場合のオプションとして湯ノ丸高原の登山プランも直前に設定した。ただ、当日が近づくにつれ、台風22号の発生と週末に日本に接近する見込みとなり、登山できるかどうか毎日天気予報とにらめっこを続けていた。直近の予報では午前中は何とか持ちそうな状況であったが、午後は崩れてくるとのことで、心配したまま当日を迎えることとなった。
 自宅を6時過ぎに出発し、上田駅には7時半過ぎに到着。車中で待機していると本垰さんの姿を発見し合流。駅前で新幹線組を待って予定通り合流。自車とタクシーに分乗し登山口に向かう。菅平牧場入口では入場料の徴収があり、そこから少し進むと駐車場に着く。この天気ではほとんど人はいないと思っていたが、意外に最上部の駐車場は満車で、その次の段に駐車し準備を整えていると、後続のタクシーも到着。出発前に記念写真を撮ることになり、登山口看板前で平木さんのカメラで撮ろうとするが、リモコンの調子が悪いようでなかなかシャッターが下りない。ようやく写真撮影を終了して本垰さんを先頭に出発。最初は牧場の端の登りで、後続の人が追いついてきたので先に行かせた後、平木さんが忘れ物をしたとのことで登山口に戻って行く。取りあえず東屋まで進むことにするが、その前に平木さんが戻ってくる。聞くと記念撮影で使った三脚を落としたとのこと。さらに進むと東屋に着く。天気は曇りであるが視界が利くため、北アルプスの主稜線を始め北は妙高山まで、南は翌日オプションで設定していた湯ノ丸山が雲に浮かんで見える。牧場を過ぎると今度は美しい白樺林の中を進む道となる。少し広くなった場所で休憩をとってから先に進む。白樺がまだらになり笹の道になると傾斜が緩み、石の道となると程なく根子岳山頂に着く。目の前にはこれから進む四阿山が大きく山頂付近は雪で白くなっている。四阿山から北に延びる尾根は強い風にあおられた低い雲が滝雲となって尾根を越えて流れ落ちている。北アルプスは槍穂高連峰に少し雲がかかっているものの、相変わらずよく見えている。また、八ヶ岳も湯ノ丸山越しに見えている。湯ノ丸山の左手にわずかに雲の上に頭を出しているのは浅間山であろう。しばし昼食休憩後、自分のカメラで記念撮影をとる。3枚連続撮影する設定なのでポーズを変えるように皆に伝えたが、後で見ると3枚ともポーズが違うのは本垰さんと自分だけである。やや風が強い中で四阿山に向けて出発する。少し進むと岩場となり根子岳の火口壁と笹原の大隙間越しの四阿山が大きい。この辺りから風が強く寒くなってきたのでウインドブレーカーと手袋を着用して進む。鞍部の大隙間で小休止して四阿山の登りに取りつく。この登りは針葉樹林で根子岳とは違った雰囲気を醸し出している。道には雪が融けてぬかるんでおり、傾斜も思いのほか急である。ようやく傾斜が緩んで広い場所に出て小休止を取った際、ついに釜田さんから焼酎が澤田さんに提供され、飲んだ澤田さんは少し暖かくなったと言っている。そこから少し進むと下山ルートとの分岐に出て、団体さんが休憩している。そのまま四阿山に向かうと団体が下山してくる。さすがに百名山で、こんな天気でも登山者は多い。階段状に整備された木道を越えひとしきり上ると山頂手前と山頂にそれぞれ祠がある四阿山頂に着く。風が強く祠の風下側くらいしか風をよけるところがない。また、ガスも巻き始め、浅間山も霧の間から見えたり見えなくなったりしている。山頂の看板で記念撮影とする。今回も連続3枚撮影となるのでポーズを変えるように皆に言ったが、澤田さんだけは3枚とも微動だにせず同じ姿で写っている。その直後に団体が騒ぎながら登ってくる。風も強かったので山頂手前の祠まで下ろうとすると、本垰さんが団体に写真を撮ってくれと呼び止められる。どうもその団体の一人が今日で百名山完登を達成したようで、横断幕を広げてポーズをとっている。下の祠で休憩していると、先ほどの団体が下山していくので、我々も下山にかかる。分岐まで戻り、あずまや高原へのルートに入る。しばらく下ると菅平牧場への周回ルートとあずまや高原へ直接下るルートの分岐に着き、皆と別れて桐山さんと自分は周回ルートに入る。しばらく下ると樹木のない展望の良い道となり、目前の小ピークを登ると中四阿の看板のある場所に出て、そこで小休止とする。左手には別動隊が下る尾根道が真直ぐ麓の牧場に向けて伸びている。そこから歩きやすい尾根道を右手に根子岳を望みながら進む。小四阿を過ぎるあたりから雨がはっきりと当たるようになってきたため、桐山さんは携帯傘をさす。自分も雨具を着ようかとも思ったが、あと30分位だと考えていたので、多少濡れてもいいかと思い、そのまま進む。樹林に入り、やや広い道に出て大きく沢をトラバース気味に回り込んで進むと牧場の端に飛び出す。そこから牧場の脇の道を緩やかに下り、四阿山登山口と書かれたゲートをくぐると舗装道路に出る。ここからは先ほどまで雲で隠れていた四阿山と根子岳が牧場越しに見える。舗装道路をしばらく進むとスタート地点の駐車場に着き、雨具を着ることなく山行を終えることができた。
 下山後はセブンイレブンに立ち寄り、酒とつまみを買い込んでホテルに向かう。セブンイレブンからホテルまではカーナビで10km以上あるように表示され、意外に時間がかかる。途中の山肌のカラマツ林の黄色が鮮やかである。ホテルに到着した時には、既に別動隊は到着しており、微妙な天気の中の山行は全員無事に下山することができた。皆と合流後、翌日のオプション山行は早々と中止決定となり、18時からの夕食前に温泉を満喫し、後は食堂と部屋で山談議に花を咲かせ、23時に部屋に戻って眠りに就いた。
(休憩含むコースタイム)
菅平牧場登山口9:00→根子岳10:57→四阿山13:07→中四阿14:09→菅平牧場登山口15:35(合計6時間35分、約9.4km)
石老山 - 36期澤田
2017-11-05 20:55:01

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本日、今年3回目の石老山へ。登り50分、下り30分、所々、葉が色づいていました。
黒斑山 - 32期ほんたお
2017-11-02 18:43:45

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2017年10月27日、浅間外輪山 黒斑山(2,404m)に行ってきました。

翌日のOB山行の集合時間には当日朝発では間に合わないため、
前乗りのため上田駅近に安いビジネスホテルをとっていた。
前の週の台風一過ですごい好天となったので、
急遽朝発に変更し、沿線で公共交通機関で入れる山を物色し、
黒斑山と決めた。

10月27日
佐久平からバスで登山口の高峰高原で降りたのは、自分を含めて3人のみ。
これは静かな山歩きになると思ったのだが...山頂近づくとすごい人出で
すれ違いで大変だった。みんな車で来ているのですね。
登山口でも雪が残っている。山道に入ると雪が残っていて、道は雪と氷と泥が
交互に出るような感じ。深いところでは15cmほどは積もっている。アイゼンは
持ってきたが、それも使いずらく、そのまま歩くが、下りで転倒し、足を攣っ
てしまった。チェーンスパイクが欲しくなった。

トーミの頭まで来ると浅間山がドーンと視界に入る。快晴で、うっすらとでは
あるが富士山までも見える。しかし、反対側が樹林のため、北方が見えない。
黒斑を越えて、もう少し先に進んでみるが、外輪山の上の崖っぷちで、浅間は
左に常に見えているが、右側は樹林で眺望は遮られている。しかも、登山道は
ドロドロで、靴の下半分は泥だらけとなったしまった。
結局、蛇骨岳まで来てしまったが、そこからは次の日の予定の四阿山をはじめ、
妙高方面から上越まで、素晴らしい眺望が得られた。来てよかった。
更に進んで周回コースもあるが、自分の脚力では、帰りのバスに間に合わない
ので、泥と氷に苦しめられながら往路を引き返した。
バスまで1時間の余裕を残して戻れたので、ゆっくりと温泉に浸かり、まった
りと麦酒も楽しむことができた。
好天に恵まれ、最高の山歩きができた。

10:00 高峰高原登山口
11:20 避難小屋
12:00 トーミの頭
12:10 黒斑山
12:40 蛇骨岳
13:50 トーミの頭
15:00 高峰高原登山口

小諸でバスから電車への乗り換え時間でまた一杯、上田の地酒とニンニク醤油
ダレの焼き鳥、馬肉うどんで明日への英気を十分に養った。

Re:黒斑山 - 32期ほんたお
2017-11-02 18:46:54

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トーミの頭からの八ヶ岳方面。


Re:黒斑山 - 32期ほんたお
2017-11-02 18:47:55

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明日登る予定の四阿山。

Re:黒斑山 - 37期森山
2017-11-05 10:02:02

浅間山の雪景色と空の青さがきれいですね。1日ずれれば四阿山もこのような空で登れたのにと思うと少し残念な気もしますが、仕方ないですね。あれはあれで記憶に残る登山になってよかったと思います。
信州の山旅 - 17期 山田英暉
2017-11-02 15:02:12


10月28日 根子岳、四阿山
 山岳班OB会の企画に本当に久しぶりで参加させてもらった。年齢の問題からついて行けるか心配だったが、セカンドに入れてもらってどうにか歩けた。
  出発の朝は早かった。東京駅6時28分発だと、自宅は5時には出ることになる。睡眠時間が不十分だったので、新幹線で寝過してしまう不安があった。上田駅のホームに下りたとき桐山さんの顔を見てホッとした。
 登山口の菅平牧場から根子岳は頂上までよく見える。斜面はなだらかで、頂上まで2時間もかかるとは思えないくらいだ。目の錯覚か遠近を判断する視力が衰えたのか。根子岳の菅平側斜面はその昔スキーで滑った経験があるのでその親近感があったのかもしれない。
 北アルプスも良く見えた。天気は高曇りで一部にはガスが出ていたが、全体が一望のもとに見渡せたのは予期せぬ喜びだった。先月、八ヶ岳から見たときは雪がなかったが、その後雪が降ったようで、ほとんどまっ白に雪化粧していた。妙高三山もすでに冠雪。時は冬に入ったようだ。
 根子岳から四阿山は目の前に見えるけど、200m下がって300m登るので2時間近くかかってしまう。四阿山の頂上に着いた時にはガスと風が出て天候は下り坂になった。すぐ近くの浅間山も見えなくなったので、あと2時間半何とか降らないでくれと祈っていた。しかし、残念ながらラスト30分のところで雨具をつけざるを得なかった。台風が近づいているので仕方がないとあきらめた。
 宿のあずまや高原ホテルは山奥にありながら、豪華なリゾートホテル並みの設備を備えていた。山登りの格好で入るのに気が引けてしまった。ゆっくりと夕食をとった後、部屋に帰ってダベリングに入ったが、小生は前日のテニスがオーバーワークだったようで脚のけいれんが止まらず、先に休ませてもらった。若い人たちと話すよい機会だったのに、残念だった。
 翌日は台風接近で雨が降り続いていたのでそそくさと東京に引き上げた。
 皆さんお世話になりました。

日本百名山全山登頂達成(日本百名山登頂の回顧) - 32期ほんたお
2017-10-22 11:03:21

日本百名山全山登頂達成 のページを作りました。
「日本百名山登頂の回顧」を寄稿頂きましたので、是非ご覧下さい。

http://chitosesangaku.web.fc2.com/hyakumeizan/index.html

続編もお待ちしています!

八ヶ岳縦走 - 17期 山田英暉
2017-10-10 20:40:29



 山仲間の一人が槍ヶ岳に登ったことがない、というので10月の第1週は槍ヶ岳を計画していた。ところがいざ10月が近づいてくると「雪対策がいるのではないか」、「上高地は春以上の混雑」などの意見が出始めた。直ちに上高地から霞沢岳に登り島々谷を下りる計画に代えたものの、今度は徳本峠小屋が満員のためあえなく頓挫。やむなく八ヶ岳に行くことになった。
 10月4日 東京〜行者小屋
 新宿8時発のあずさ、茅野からバスで美濃戸口へ。美濃戸に入る時はいつもマイカーだったが、今回は縦走なのでマイカーは使えず美濃戸口から徒歩。歩きながらつぶさに道路状況を見ることができた。「でこぼこが激しいから乗用車は危険」は昔の話。そんなに悪くないと思った。美濃戸からは時間の余裕があるので北沢、赤岳鉱泉を通って行者小屋に入った。北沢ルートは、南沢に比べ時間はかかるが格段に歩きやすいし、大同心、小同心等横岳の西壁の眺望を堪能することができる。
 小屋の客は我々3人と夫婦一組のみ。大の字になって寝ることができた。
 10月5日 行者小屋〜根石小屋
 夜中にトイレに起きたら、雲ひとつない天空に満月。あまりの明るさに星はほとんど見えない。
 朝食は5時半なので6時15分には歩き始めた。天気は快晴、真っ青な空に横岳から阿弥陀岳への稜線がくっきりと浮かび上がっていた。先ずの目標は阿弥陀岳。
 好天という援軍に助けられて、阿弥陀岳の急峻な岩場を一気に登った。頂上からはほぼ真南に富士山。視線を西に振ると南アルプス北部の山々、中央アルプス。そして御嶽から始まる北アルプスは白馬まで一望のもと。北には妙高三山。9月に登った妙高山の西面が如何に急登かよくわかった。妙高・火打山からの眺望がほとんどゼロだった無念を晴らすことができた。
 阿弥陀岳に続く赤岳の登りのきつさも相当なものだ。行者小屋を予定より45分も早く出たのに、赤岳の頂上に着いたのは予定通りの10時になっていた。阿弥陀岳からは赤岳の陰に隠れて見えなかった秩父の山が現れ、本州のど真ん中にいることを実感した。日本の中央部の大きな地図を見ているようだ。
 長い横岳の稜線を歩き、スケールの大きい硫黄岳の爆裂火口を眺めて夏沢峠に着いたのは予定より2時間近く遅れていた。夏沢峠から北は"北八ッ"と呼ばれるが、環境はがらりと変わる。南部の荒々しい岩山から苔むしたシラビソの森の世界に入った。こんなしっとりとした緩い道を登ること45分。ここでも遅れ気味で、悔しいけど体力の衰えは認めざるを得ない。
 結局、根石小屋には2時間も遅刻してしまった。この小屋は素晴らしい。小屋の窓からは御嶽から槍が岳まで一望のもと。そのうえ、寝室にはテーブルが備えられテレビもある。談話室、お風呂まで完備。それでいてこの夜の客はわれわれ3人だけ。まるで高級別荘だ。
10月6日 根石小屋〜渋の湯〜東京
 夜中にトイレに起きると茅野や諏訪の街の光がきらきらと輝いていたが、月も星も見えない。高度計を見ると気圧が下がり始めていた。
 前日9時間も歩いたので、この日は7時発と決めていたが、貧乏性なのか時間前には天狗岳に向けて出発した。
天狗岳は八ヶ岳に入ると思っていたが、下山後に調べてみると深田久弥の日本百名山には、「八峰と称せられるものを挙げれば、西岳、編笠山、権現岳、赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、峰の松目」と書いてある。夏沢峠より北にある天狗岳は北八ツの山として、八ヶ岳に入れていない。西岳や峰の松目より数段立派な山と思うが。
 天狗岳からの眺望は素晴らしいが、高曇りの雲は少しずつ下がり、分厚くなっているように思えた。高見石から白駒ノ池を見てすぐに渋の湯に向かって下り始めたが、なかなかペースが上がらない。「中高年の登山学」を書いた岩崎元郎の説く「山登りは小幅でゆっくり」が身についてしまったみたいだ。
 賽の河原にかかる頃には、雲はどんよりと垂れ込めいつ雨が降り出してもおかしくない。そうは思うものの足取りは上がらない。渋の湯に予定通りについていればぬれずに済んだが、手前30分くらいのところでついに雨具の厄介になってしまった。
 それでも、バスの時間まで1時間半もあるのでゆっくりと温泉を楽しむことができた。
 コースタイム:10月4日美濃戸口(11:10)→美濃戸(12:10)→赤岳鉱泉(14:30)→行者小屋(15:40)
 10月5日行者小屋(6:15)→阿弥陀岳(8:00)→赤岳(10:00)→横岳奥ノ院(12:00)→硫黄岳(13:30)→夏沢峠(14:45)→根石小屋(15:30)


Re:八ヶ岳縦走 - 17期 山田英暉
2017-10-11 09:17:49

10月6日根石小屋(6:45)→東天狗岳(西天狗岳往復後8:30)→高見石(11:30)→渋の湯(13:30)。

一部コピーから落ちてしまったので追加します。

Re:八ヶ岳縦走 - 32期ほんたお
2017-10-22 09:44:32

八ヶ岳は慣れ親しんだ山です。
入山が簡単な割に、いい山ですよね。
根石小屋は入ったことはありませんが、お風呂まであったのですね。
石室のような外観からは想像もできません。
北横岳 - 37期森山
2017-10-09 23:04:26

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 好天の10月8日(日)に、家内と北横岳へロープウェイ利用のお手軽ハイキングに出かけた。
 自宅を6時過ぎに出発し高速で目的地に向かうが、途中塩尻峠付近で霧雨が降り出してくる。今日は天気が良いはずだと思いながら車を走らせる。岡谷トンネルを超えると雨は止んだが八ヶ岳方面は雲がかかっている。諏訪で高速を降りて進んでいくうちに雲が取れて八ヶ岳の全貌が見えてくる。北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅に8時前に到着し、準備を整えてロープウェイ乗り場に行くと、既にチケット売り場に行列ができている。ロープウェイ始発は8時20分からの20分間隔運転の予定であったが、人が多いため臨時に8時から10分間隔で運航するとのこと。JAF割引で往復の乗車券を買い乗り場に並んでいたが始発には乗れず、次の便で山頂駅に8時20分に到着。大勢の登山者が北横岳に向かうので少し間を置いてから出発。最初は坪庭の遊歩道を進み、小高い第一休憩所では南アルプス〜中央アルプス〜御嶽山までが雲海の上に浮かんでいる。快晴の空の中、左に北横岳、右に縞枯山を見ながら進む。この辺りは高い木が無く、山全体も針葉樹が多いため紅葉の景色は見られない。途中の分岐から北に向かって緩やかに下る。その先から少し急な樹林帯の斜面をジグザグに登っていく。傾斜が緩くなると三ッ岳分岐となり、さらに進むと北横岳ヒュッテに着くが、取りあえず七ッ池へ行ってみることにする。緩やかに下っていくと程なく池に着く。池の周りの紅葉を期待していたが、赤い葉は既に枯れて草紅葉だけが秋らしい風景を見せている。湖畔には休憩する場所もないため、写真だけ取って北横岳ヒュッテに戻る。少し空腹を感じたので、休憩中におにぎり一つ食べて出発。歩き始めてやや急な道になると先行の登山者で渋滞しているので、止む無くその後をついて進む。進む先の空が広くなってくると程なく北横岳南峰の山頂である。少し前には見えていた南八ヶ岳方面は雲で見えないが、南アルプスは辛うじて見えている。しかし、中央アルプスからその右手に見える御嶽以北の山は、御嶽、乗鞍、北アルプス、頚城山塊まで見えている。すぐ近くには蓼科山が特徴ある富士山容で目の前に大きく、その右手には北横岳北峰が手の届く位置に見える。取りあえず北峰に行くことにする。北峰では、さらに蓼科山が大きく、南峰からは北峰の陰になって見えなかった浅間山も見える。目を下に向けると、北横岳火口原にある名もない池が二つ見える。ここで少し早い昼食休憩をとっていると、みるみるガスが湧いてきて蓼科山方面を隠し始める。日差しもやや遮られて体が冷えるので、出発することにする。相変わらずどんどん登山者が登ってくるので、すれ違いで思うように進まない。北横岳ヒュッテを過ぎて分岐から三ッ岳方面に進む。この入り口には「この先、三ッ岳は岩場で危険です。軽装での方は入らないで下さい。」との立札があるためか、大半の人が坪庭へ降りていく。道は危険ではないが、大岩の道で歩きにくい。三ッ岳V峰直下は、ちょっとしたクサリ場もあるが、特に問題はない。V峰頂上は狭い岩場で休むような場所もないため、少し離れた場所で休憩とする。先ほど雲で見えなくなっていた南八ヶ岳も姿を現している。少し休憩して先に進む。U峰、T峰と大岩上を歩きやすい場所を探しながら進む。T峰からは眼下に渇水のせいか水が少ない雨池が黄色に色づいた木の中に見える。T峰からの急な道を手を使いながら下り、最低鞍部からは緩やかに雨池山に登り返す。雨池山の登りは少し舐めていたので、思ったより疲れる。樹林の雨池山頂を過ぎると展望の良い場所に出て、ここから雨池峠に急激に下る。下りに弱い家内は途中で膝当てを装着。雨池峠は十字路となっており、何組かが休憩をしている。空の大半は薄い雲に覆われ、青空はほんの一部になっている。ここで最後の休憩をとって、坪庭に戻る。ここからは木道の整備された起伏の少ない遊歩道で、周りは笹原の平原状である。縞枯山荘を過ぎると、軽装の観光客が増えてきて、坪庭の遊歩道との合流点からは一気に人数が増える。快調に下り、ロープウェイ山頂駅に着くと既に乗車待ちの列ができている。最後尾に並んでいる間にどんどん霧が濃くなり、周りの山を覆い隠していく。ロープウェイに乗る頃にはすっかり周りはガスに覆われるが、下の方は天気が良く八ヶ岳の高い場所だけ霧がかかっている状況である。
下山後は、近くの「石遊(いしやす)の湯」という温泉に行ってみるが、自然の中の混雑もない穴場的な温泉のせいか、入浴している者は登山者が多いようで、駐車場の車も県外車ばかりである。ここは温度の違う露天風呂2つと洗い場のみで、洗い場にはボディーソープしかないため、面倒なので髪も含めてボディーソープで洗う。熱い方の湯でゆっくりと浸かって出てきた頃には次々と客が入って来たので、ちょうど良いタイミングであったと思いながら帰路に就いたが、帰る途中で家内が手袋を忘れてきたことに気づき、色々考えてみると雨池峠で休憩した際に忘れてきたようである。今さら取りに戻るわけにもいかないので、誰かが拾って、捨てるか使ってくれればゴミにならずに済むのに、と考えているところである。
(休憩含むコースタイム)
山頂駅8:20→北横岳ヒュッテ9:13(七ツ池往復)→北横岳(北峰)9:53→三ッ岳V峰11:24→雨池峠12:47→山頂駅13:15(合計4時間55分、約5.1km)

写真は、坪庭から北横岳


Re:北横岳 - 37期森山
2017-10-09 23:06:04

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七ツ池

Re:北横岳 - 37期森山
2017-10-09 23:07:56

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三ッ岳T峰からV峰

Re:北横岳 - 36期澤田
2017-10-10 07:26:10

七つ池、水が豊富なようにお見受けしました。今年の冬に、平木さん、釜田さんと行った際には一面雪で覆われ、雪の上に小動物の足跡がありました。

Re:北横岳 - 37期森山
2017-10-10 19:44:00

七ツ池では紅葉を期待していたのですが、既に赤い葉は枯れてしまっていました。ヤマレコを見ると9月末頃が最盛期だったようです。
妙高山 - 37期森山
2017-10-02 23:06:52

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 常念岳・蝶ヶ岳に行って以降、風邪をひいて体調不良であったこともあり、しばらく山へ行っていなかった。9月最後の週末は土・日曜とも好天の予報であったが、土曜日は風が強い予報もあったため日曜日に妙高山に行くこととし、コースは燕温泉からの時計回り周回とした。
 10月1日(日)3時40分頃自宅を出発、燕温泉日帰り者用駐車場に5時30分頃到着し、準備を整え5時40分に出発。好天予報の日曜日とあって駐車場は既に8割ほど埋まっている。傾斜のきつい車道を進み、さらに傾斜のきつい鄙びた温泉街を過ぎると、すぐに妙高山燕温泉登山口の標柱と燕登山道と燕新道の分岐となる。時計回り周回のため、左の黄金の湯方面へ進む。神社の石段を上がり左手の舗装された急な道を進むと程なく黄金の湯に着く。少しのぞいてみるが、さすがに入っている者はいないようである。行く手に妙高山が朝日で赤く染まっている。しばらくは舗装された道を進む。登山者カウンターが設置された場所からは道が細くなるが、相変わらず道はコンクリートで舗装されている。赤倉温泉の源泉を過ぎると妙高山と称名滝が見通せるようになり、さらに進むと下部に光明滝も見えてくる。舗装された道は光明滝の落ち口あたりで終わり、登山道は左手の山腹に取りつくようになる。称名滝へはわずかに川沿いに行けば滝下近くに行けるが、滝下で休憩していたと思われる20人位の団体が登り始めようとしていた。この団体の後に登るのは不安があったが、せっかくなので滝下まで行って写真を撮る。この二つの滝は温泉の成分のためか、水の流れるところの岩が白や茶色に変色している。登山道に戻り先に進むと、再び川沿いの道となるあたりで先行の団体に追いついてしまい、渋滞に巻き込まれる。抜かせる場所もないため止む無く後をついて登るが、前を歩いている女(話し方から見て中国系のようだった。)がザックのサイドに入れてあるペットボトルを取ってくれと頼んできたので仕方なく取ってやるが、こっちはペースが合わずイライラしていたところに同じグループの人だとでも思ったのか気安く頼みごとをされて余計にムッとなる。前を歩くリーダーらしい男が次の休憩は天狗堂だと他のメンバーに声をかけていたので、この状態がしばらく続くことを覚悟する。10分位そんな状態が続いた後、先行の団体が少し広くなった場所で休憩を取ったので、一気に先に進む。どうも団体は2組いたようで、うち1組は休憩を取らず後ろからついてくる。胸突き八丁に差し掛かっていたので、自分も早く歩くことができないが、このグループの女一人がやたら喋りまくってうるさいので、せめて追いつかれないように登る。胸突き八丁を過ぎ尾根筋に出ると程なく天狗堂に着く。妙高山が高く聳えており、周りは秋の風景となっている。天狗堂は丁度よい広場で10名ほどが休憩しているが、後ろの団体に追いつかれるのが嫌だったので、その先の光善寺池まで行って休むこととして先に進む。紅葉は黄色が主体であるが、植物をあまり知らないので何の木かはよくわからない。ナナカマドは少し時期が遅く茶色になりかけている。モミジやシラカバはまだ早いのか緑が主体である。木のトンネル状になった道を進み、急な登りを越えるとひょっこり光善寺池に飛び出す。静かな佇まいのいい場所であるが、休憩する場所がないので写真を撮って少し先に進むこととする。右手に妙高山を見ながら青空に紅葉の黄色が生える道を適当な休憩場所を探しながら歩いていると八合目の風穴に着く。ここは少し広く休むにも良いが、残り標高差200m位であるので、このまま山頂まで行ってしまおうかと考えて先に進む。さすがに疲れと空腹感に襲われ始めた頃に九合目の鎖場に着く。このあたりからは展望が開け、妙高山に隠れた方向以外は遠くの山も視認できる。道は岩にステップが切ってあり、鎖が無くても問題なく登れる程度であるが、傾斜がきついので短いが結構疲れる。鎖場を過ぎた少し先で空腹が限界となったので休む場所を見つけて休憩とする。ちょうど学生の団体などの下山者が立て続けに降りて来たので、鎖場を越えておいて正解である。いつもの十勝パンとおにぎりで腹ごしらえをして出発、程なく尾根を乗越す様な場所に出ると一気に北アルプス方面の視界が開ける。そこから岩ゴロの道をよじ登ると程なく妙高山南峰に着く。看板のある場所は狭いので、山頂周囲に15名ほどが適宜休憩している。すぐ北の北峰にも同じぐらいの人がいる。天気は快晴で視界も良好、360度の大展望である。火打山、焼山、金山方面の山肌は緑と茶色のまだら模様で7月とは別の装いである。北には日本海がはっきりと、東は特徴的な苗場山、その奥は越後三山、燧ヶ岳、至仏山、日光白根山あたりであろうか、さらに四阿山の奥に浅間山、奥秩父と八ヶ岳の間からは富士山も見える。黒姫山、飯綱山越しに南アルプス方面〜中央アルプス方面、高妻山、乙妻山越しには槍穂高連峰が見える。何と言っても白馬三山から続く後立山連峰、その背後の剣立山連峰が思いのほか近く明瞭に見える。ゆっくりと景色を堪能していると、団体のうち1組が登ってきたので出発することとする。北峰までは5分ほど、こちらにも立派な標柱があり、日本海方面が遮る物なく見通せる。写真だけ撮って火打山方面に下る。この道は大昔笹ヶ峰方面から火打山と妙高山に登った際に通った時に大変な急傾斜で苦労したことが今でも鮮明に残っているが、今回は下りのみであるせいか、さほど苦労も感じず大倉分岐にたどり着く。この先は初めての道で楽しみの一つである長助池に向かって進む。岩ゴロの歩きにくく滑り易い道を暫く進むと木道が現れて程なく長助池に着く。先程までと違って誰もおらず、まるで山中のエアスポットにはまったようである。池塘と草原は既に秋本番で、池越しの外輪山の大倉山の山肌は黄色への移行中といった趣である。後ろを振り返れば逆光の妙高山が迫るように聳えている。今日初めて静かな山の雰囲気を堪能して下山を開始する。道は谷合を進むような形であるため、妙高山と外輪山以外の景色はないが、色づいた木々に癒されながら進む。燕新道は所々急な場所もあるが、距離が長い分だけさほどの傾斜ではない。黄金清水で冷たい水を補給し、さらに下ると大倉沢の渡渉点に着く。事前情報では、この沢の渡渉点が一つのポイントであったが、最初の左岸から右岸に渡る場所は問題なく飛び越えられたので、少し休憩とする。渡渉点はすぐその先にもあり、短い区間で右岸から左岸、左岸から右岸に渡るが、増水時は最初の右岸の通行が厳しくなりそうで、最後の右岸の取り付きはロープはあるが崖を這い上がる形である。ここを過ぎると山腹を巻くように進み、対岸の林道が見えてくると急激に下って惣滝分岐に飛び出す。日本の滝百選に選ばれている惣滝へ行く道は未整備で通行禁止と書かれているが、自己責任で進んでみることとする。特に問題のない道を進むとすぐに大きな滝が眼下に見えるが名前は解らない。さらに進むと眼下の河原にある露天風呂に登山者らしきカップルが入っている。その先少し不安定な道となるが、程なく惣滝の標識のある場所に着く。更に河原に降りて滝壺方面に行けそうではあったが、ここまでとする。滝は先ほど渡った大倉沢に掛かっており、水量も多く、立っている場所からは斜め横から見るような形であるため、なお一層迫力がある。写真を撮って分岐に戻り、幅の広いザレた道を下ると吊り橋に出る。ここから河原の湯に向かうと程なく露天風呂に着く。男2人が入っていたが、せっかくなので入っていくことにする。脱衣所はさほど広くないので、靴だけ脱いで脱衣所に入りザックと靴は外において入浴した。少しぬるめであったが硫黄臭と湯の花が浮くお湯は疲れた体に心地よい。洗い場は無いが手桶があるので、頭からお湯をかぶって大体の汗を流す。15分ほど浸かって着替え終わった頃に、風呂だけ目当ての中年カップルが来たが、女は混浴なのを見て、とても無理と言って入るのをやめたようである。出発してから次々と露天風呂目当ての観光客が登ってくるので、自分は丁度いい時に入ったなと思いながら進むと、程なく登山口に着く。黄金の湯方面は、これから行く者や帰って来た者が何人かおり、露天風呂目当てに来る者が多いことを覗わせる。温泉街を過ぎて駐車場に着くと、路上駐車で道に車があふれている。当初は何処かの宿で日帰り入浴していこうと考えていたが、露天風呂の入浴で意外とさっぱりしたので、汗で濡れた服だけ着替えて帰路に就いた。
(休憩・入浴含むコースタイム)
燕温泉駐車場5:40→光明滝6:27→天狗堂7:29→妙高山(南峰)8:52→長助池10:23→黄金清水11:17→惣滝分岐12:32(惣滝往復)→河原の湯12:54(入浴20分)→駐車場13:31(合計7時間51分、約11km)

写真は、黄金の湯から朝焼けの妙高山


Re:妙高山 - 37期森山
2017-10-02 23:09:35

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妙高山と称明滝(上)、光明滝(下)

Re:妙高山 - 37期森山
2017-10-02 23:11:21

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光善寺池

Re:妙高山 - 37期森山
2017-10-02 23:12:38

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妙高山頂から火打山と焼山

Re:妙高山 - 37期森山
2017-10-02 23:14:17

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長助池

Re:妙高山 - 37期森山
2017-10-02 23:15:18

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惣滝

Re:妙高山 - 32期ほんたお
2017-10-08 23:28:42

行ってみたい山域です。紅葉の山に行きたいです。
人気のようですね。
長蛇で歩く団体は困りますよね。最後の人が声をかけて行かせてくれることもありますが...

百名山 - 32期ほんたお
2017-10-01 21:07:35

山田さんの投稿から、百名山だけをピックアップしました。沢山行かれていますね!
これからも百名山に限らず、楽しい山歩きの投稿をお待ちしてます。


2017年
09月20日  火打山
09月21日  妙高山
08月26日  富士山
07月18,19日 越後駒ケ岳
06月13日  皇海山

2016年
10月9,10日 白山
09月24日  平ヶ岳
09月13日  高妻山
08月27日  富士山
07月29日  幌尻岳
07月02日  常念岳

2015年
09月01日   富士山
08月4〜7日  朝日連峰
07月22日   西吾妻山
06月22〜24日 苗場山
06月04日   浅間山
05月27日   両神山

2014年
10月30日  金峰山
10月31日  瑞牆山
11月05日  苗場山
09月11日  空木岳
09月06日  大菩薩嶺
08月25日  富士山
08月5〜9日 飯豊山
07月22日  鳥海山
05月10,11日 大峰山(八経ヶ岳)

2013年
11月02日   大菩薩嶺
10月18日   鳥海山
09月21〜23日 北岳
08月23、24日 富士山
07月08日   雨飾山
07月25日   トムラウシ山
07月30日   後志羊蹄山
08月02日   八幡平
06月05日   那須三山
06月28日   上州武尊山
06月29日   日光白根山

2012年
10月4〜6日   尾瀬燧岳
10月26、27日  南アルプス仙丈岳
10月31〜11月2日 鳥海山
07月30日    黒岳石室から北鎮岳へ。大雪山
08月01日    雌阿寒岳
08月02日    十勝岳
08月25日    富士山
08月30日    北八ヶ岳の北横岳
09月06日    奥穂
05月16日    男体山

百番目の名山 - 17期 山田英暉
2017-09-25 23:00:23


 紅葉の始まった妙高三山の火打山と妙高山に登ってきた。
笹ヶ峰から火打山については、2カ月ほど前に37期の森山さんが詳細な報告を書かれているが、森山さんは「壮年の登山」我々は「老年の山歩き」。この差は歴然としていた。
 今回は、東京の3人と岡崎の3人が9月19日に戸隠の戸隠小舎に集合した。あえて火打山の登山口である笹ヶ峰まで1時間もかかる戸隠に泊まったのは、この宿が本当に素晴らしい宿だからである。戸隠小舎の創設者はダウラギリ遠征隊長を務めた故佐々木徳夫さん。夕食は日本風にアレンジしたフランス料理だ。それでいて1泊2食9500円。安さの魅力にもひかれている。

9月20日 火打山
 午前5時に朝食(これは純日本料理)。6時には車で出発し、7時過ぎに笹ヶ峰から歩き始めることができた。
 登山道は出だしのほとんどが木道なので極めて歩きやすい。多くの山の登山道が登山者の踏み跡で深く掘られたり、樹木の根が露出してしまっている。それを木道で食い止めている訳だからその建設費は入山料で賄っても良いと思う。キロ程も整備されている。笹ヶ峰から火打山の頂上まで9km。この間、1kmごとに立派な標識柱を建てている。
 高谷池ヒュッテまで3時間半。途中の富士見平を過ぎると、たおやかな火打山と噴煙を上げる焼山が現れ実に爽快な山歩きだ。完全予約制の高谷池ヒュッテは紅葉が本格的になる9月の下旬以降、4月の時点で満員だった。このため、トップシーズンは諦めて少し早く来たのだが、イワイチョウの黄色の絨毯。ナナカマドの赤等々充分見応えのある紅葉だった。オオヤマリンドウの紫も映えていた。
 この日は高谷池ヒュッテに泊まるので、時間は十分にあるし荷物もほとんどヒュッテに置かせてもらったので、軽装でのんびり、1時間半のところを2時間もかけて紅葉を楽しみながら火打山に登頂した。
 私にとってはこの山が深田久弥の日本百名山の百番目の山だった。頂上では同行の友人がいきなり「日本百名山達成おめでとう」という横断幕を出して祝ってくれた。とても恥ずかしかったが、頂上には我々以外誰もおらずホッとした。

9月21日 妙高山
 高谷池ヒュッテでは朝食が5時半なので、6時過ぎには出発できた。黒沢ヒュッテまではダラダラと茶臼岳を越えるだけだが、その先は難儀な道である。
 大倉乗越を過ぎて下りの途中にガラ場をトラバースする箇所があるが、このガラ場で昨日崩落があってけが人がヘリコプターで運ばれたとのこと。この崩落の後を渡る時には緊張を強いられた。
 それに続く妙高山の急登。標高差420mは覚悟していたとはいえきつい登りである。樹木に覆われ薄暗い道をひたすら登った。明るく緩やかな火打ち山の登りとは雲泥の差である。案内標識も不足している。妙高山は燕温泉側から登ることを想定しているみたいだ。
 帰路は黒沢ヒュッテまでは筋肉も気も使うが、黒沢池周辺は明るい草原と池塘の間に木道が伸びており、妙高の別天地と言って過言ではあるまい。
 妙高山から黒沢ヒュッテまでは厄介な道で時間を取られ、黒沢池周辺では景色に見とれて時間を取られたので予定より2時間近く余計にかかってしまった。
 この夜の戸隠小舎は、東京と岡崎から駆け付けた友人も合流して大宴会となったのは言うまでもない。
 百名山達成には、本垰さんからもご声援を頂いた。この場を借りて御礼申し上げます。


Re:百番目の名山 - 32期ほんたお
2017-09-26 08:53:08

日本百名山全頂制覇達成おめでとうございます!!!
お天気にも恵まれたご様子ですね。
お祝い会やHPに特設ページの作成など企画したいと思います。
取り急ぎ。



Re:百番目の名山 - 37期森山
2017-09-27 20:43:02

百名山達成おめでとうございます。
私も後に続きたいと思っていますが、残りは3日位時間が取れないと行くのが難しいところばかりなので、年に2峰位行ければ御の字かと思っています。今は100名山に限らず、近いところを中心に、行ったことのない山や通ったことのないルートを物色しながら山を楽しんでいます。妙高山は近々燕温泉からのルートで登ろうかと考えています。
南アルプス南部 - 32期ほんたお
2017-09-10 09:28:25

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序章
南アルプス南部、椹島へのアクセスは難しい。静岡から畑薙ダムへの直通バス
は運行終了、大井川鉄道と自主運行バスを乗り継いでも、その日のうちに入山
することはできない。そこで、夜行登山バスを利用することにする。
日曜に出発するつもりでいたが、日曜からしばらく運行しないことに直前に気
づく。土曜も仕事だが、その日の夜に出発することに変更。とても慌ただしく
なってしまった。夜行バスの乗客は5人。ゆっくりと過ごすことが出来た。


初日2017.8.27(椹島-赤石小屋)
5時半に畑薙ダム夏季臨時駐車場に着いた。車で来た人を含め20人ほどが送迎
バスに乗り換え椹島へ。この送迎バスは、山小屋に泊まることを条件に乗るこ
とができる。1時間の林道走行中、運転手さんが、色々とガイドしてくれる。
椹島は、綺麗なロッジや芝生のテントサイトなど、なかなか気持ちの良い場所
だ。夜行でなければ、ここに前泊することになるが、それも良さそうだ。

ここから赤石岳へと続く大倉尾根の中腹にある赤石小屋までは、ひたすら登り
が続く。下りの人とすれ違う際は、「昨日までは荒れていたが今日は最高の天
気だった」とのこと。ずっと樹林の中のため眺望はほとんどないが、時折樹間
より荒川岳の雄姿を望むことができた。

しかし、赤石小屋に着いた頃は、稜線上はガスに包まれ、赤石岳すら見ること
は出来なくなっていた。が夕方18時頃になってガスが晴れて、赤石、荒川が姿
を現す。明日に期待。小屋はそこそこの混雑だが、寝床は他の人と離れた場所
になったので助かった。

畑薙ダム 06:45 (バス)
椹島   07:45 08:10
樺段   11:00
赤石小屋 14:40

写真は赤石小屋からの赤石岳の夕景


Re:南アルプス南部 - 32期ほんたお
2017-09-10 11:09:09

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椹島のテントサイト
とても気持ちが良さそう。


Re:南アルプス南部 - 37期森山
2017-09-11 23:13:07

その昔30年以上前に畑薙第一ダムから上河内岳に登り、聖、赤石、荒川、悪沢を経由し椹島へ下山したことがありましたが、最後の椹島でバス待ちで小屋へ泊ったことを思い出します。10月末から文化の日を挟んだ6泊7日で、途中の1日は雨が雪に変わり薄く積もるような陽気でした。赤石岳東尾根は通ったことがないですが、千枚岳から椹島に下る道もとても長かった記憶がありますので、東尾根も登るのは大変なのでしょうね。

Re:南アルプス南部 - 32期ほんたお
2017-09-16 15:45:24

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聖平はテント泊にも良い感じです。
送迎バスに乗るためにも小屋泊まりですが。
夕食をゆっくり食べたかったです。

聖と上河内、茶臼を周回と、荒川と赤石を周回とする人が多いようです。
聖-赤石をつなぐ人は少ないようです。アップダウンも多いですね。

百間洞は赤石、聖平に比べて格段に人が少ないですね。
私の時は8人位でした。1人は食事も寂しいですね。

赤石岳避難小屋は、添付のような感じです。
気軽に話せる感じです。
ここなら夕日も日の出の堪能できそうです。

10月末って、小屋は営業していないですよね。テン泊ですか?

赤石岳東尾根は、ただただ登りですね。
椹島から一日で赤石岳避難小屋まで登ると2000m登山証明書がもらえるそうです。


Re:南アルプス南部 - 37期森山
2017-09-21 20:08:21

古い記録を引っ張り出して調べてみました。
私が行ったのは昭和56年10月31日〜11月6日までで、横窪沢小屋、聖平小屋(2泊)、百闢エ山の家、荒川小屋、椹島ロッジに泊り、椹島ロッジ以外は期間外開放された小屋泊まりでした。当時、どの小屋も夏場の素泊まり以外の営業はしていなかったように記憶しています。入山二日目の聖平小屋では雪が降ったため停滞しました。最終日はバスに乗るためだけにロッジに宿泊したので、歩行はありませんでした。時期も初冬で山中で出会った人数は全行程でも20人程度ではなかったかと思います。特に、聖平小屋出発後から荒川小屋到着までの間の2日間は誰一人とも会うことがなく、荒川小屋で単独行の男性が後から到着した時は、久しぶりに人間を見たせいか、ずっと話をしていたような記憶があります。

Re:南アルプス南部 - 32期ほんたお
2017-09-24 21:35:25

11月ともなると、いつ雪が降ってもおかしくないですね。
なるほど冬季小屋を使われたのですね。
夏でも聖と赤石の間は少ないのですからね。
それにしも2日間も一人きりだと人恋しくもなりますね。
百間洞も、今のように立派な小屋じゃないでしょうし。

プチ大山 - 32期ほんたお
2017-09-18 17:15:14

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あまりに天気が良いのでツーリングがてら、ヤビツ峠から大山へ行っていました。
真鶴、伊豆大島、江ノ島、三浦半島、房総半島まで見えました。
富士山は、ちょうど雲をまとってしまいました。

秦野側からヤビツに上り、宮ヶ瀬の方へ下りました。
舗装路ですが、台風の名残りか、枯れ枝などがたくさんの乗っていて、バイクではカーブが怖かったです。
自転車ツーリングの方がいっぱい来ていました。下りは楽しそうですが、枯れ枝が怖そうです。

2017年間計画(9/16-17中止、10/14-15来年度へ延期) - 32期ほんたお
2017-09-18 16:58:47

9/16-17
権現岳から赤岳への縦走を計画していましたが、台風18号の影響で、17日に台風の強風圏に入り、稜線で風雨に晒される可能性が高まった為、計画を中止しました。

10/14-15(日)
赤石山脈展望台で眺望を楽しみ、日本の秘境の村を訪ねる木曽 しらびそ高原と下栗村探訪は、参加予定者の都合が合わなくなったため、来年度に延期する事になりました。

今後の計画は、下記を参照下さい。
http://chitosesangaku.web.fc2.com/news2017plan.html

08月山行(那須連峰甲子山白水沢左股左沢) - 32期ほんたお
2017-09-16 20:01:34

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08月山行(那須連峰 甲子山 白水沢左股左沢)の報告を掲載しました。
詳細は、下記を参照下さい。

http://chitosesangaku.web.fc2.com/201708-nasu/index.html


常念岳、蝶ヶ岳 - 37期森山
2017-09-11 22:26:40

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 9月2日(土)に仕事があったため、天気の良さそうな9月4日(月)に代休を取得し、行き先を物色していたが、日帰りでアプローチの短い三股登山口から常念岳〜蝶ヶ岳を周回することとした。このコースは30年近く前に常念小屋泊りの1泊2日行程で歩いたことがあるが、前常念岳への登りと常念岳から蝶ヶ岳への細かいアップダウンが結構きつかった印象が残っており、そもそも標準コースタイムも14時間と長いので、常念岳到着時間で往復登山に切り替えるかどうか判断することとした。
 9月4日(月)4時20分頃自宅を出発、三股登山口手前の駐車場に5時前に到着し、日の出が遅くなったせいでまだ薄暗い中準備を整え5時に出発。平日であるが、他に何組も出発準備をしている。しばらく林道を歩くと三股登山口に着き、その先の橋を渡るとすぐに常念岳と蝶ヶ岳の分岐となる。1時間ほど進むと尾根をジグザグに登るようになるが、思ったほどの急坂ではない。時々樹林の間越しに蝶ヶ岳方面が見えるが、予想していたような青空ではなく、日は昇っているはずなのに陽射しはなく薄曇りである。更に登って傾斜が緩くなり道標があるところで最初の休憩とする。少し進むと標準点櫓跡で、ここは展望が開け、富士山、南アルプス、八ヶ岳が雲海に浮かぶ。その少し先で梯子を登ると森林限界を超え、蝶ヶ岳方面の展望が開け、稜線越しに穂高連峰も姿を現す。いよいよ本格的な前常念岳への登りで花崗岩の大岩を縫うような急登が続く。だんだんその全貌を現してくる穂高連峰の眺めを励みに登る。途中、登山道の真ん中を歩くオスの雷鳥を発見するが、写真を撮る前にハイマツの茂みの中に隠れてしまう。ようやく石室が見えて前常念岳にたどり着く。以前の大変な登りの印象は、森林限界から前常念岳までの区間だったのだと思い知らされる。前常念岳から見る常念岳は、どこか三伏峠から見る塩見岳のような印象で、穂高連峰もその高さを増して見える。また、ここへ来て初めて7月に行った横通岳〜大天井岳の稜線はもとより、常念岳の陰になって見えない槍ヶ岳方面以外を除き360度の大展望が得られるが、天気は相変わらず薄曇りで陽射しがないため、少し寒いくらいである。少し休んでから常念岳に向かう。ここからはなだらかな登りがしばらく続き、常念小屋からの道と合流する地点で槍ヶ岳が初めて見える。視界は良好で低い雲が一切ないので、立山・剣岳方面までクリアに見えている。最後のひと登りで常念岳の山頂に出る。山頂は狭く社が鎮座しているところで記念撮影だけ済ませ、すぐ下の広いところで休憩とする。展望は相変わらず良いが、陽が出ておらず風も吹いて体感的に少し寒いせいか頭痛がしてくる。この時点で10時23分、当初想定より若干早く着いたため大休止しとし、予定通り蝶ヶ岳まで行くこととする。常念岳から400m下っていくと行先の蝶槍がどんどん高くなり、登り返しを思うと気が重い。そのうちだんだん陽が射してきて西側と南側は青空になり始める。最低鞍部から小ピークをこえると、一旦樹林帯に入るが、そこから2592m峰への登り返し途中からは常念岳が違った姿で聳え、東側からガスがわき始めている。遠目から見た時にはこの登り返しもさほどのことはないような気がしていたが結構こたえる。ピーク手前で道が分かれ右に進むとすぐに2592m峰の山頂である。この時点で蝶ヶ岳方面はすっかり青空となっており、ここから見る蝶槍は山頂部が先鋭で槍の名にふさわしく、休憩にも適した広場であるので是非立ち寄るべき場所だと思う。その一方で、ここから下って登り返すルートを思うと、さらに気が重くなるが、これが最後の登りだと気合を入れて出発する。この山頂から南側の東斜面はお花畑となっており、途中に池もある変化のある道である。樹林の中の鞍部から登り返していくと再び森林限界を超えて展望が開けてくる。今まで全く雲がかかっていなかった穂高連峰も天気が良くなってから雲がわき始め、奥穂高岳の山頂はガスに覆われそうになっている。頂上付近の岩場を登ると蝶槍に着き、おばちゃん2人が北方向を向いて休んでいる。槍・穂高連峰も西側から雲がわいてきて山頂部を覆いそうな状況である。後は蝶ヶ岳に向かうだけであるが、見た目にも意外に遠く、また、緩斜面ではあるが登りであり、ちょっと心配となる。この時点で13時45分、当初予定を1時間近く過ぎてはいるが、暗くなる前には下山できそうな状況である。少し休んで蝶ヶ岳に向かう。歩いてみると思ったほどの傾斜ではないが、そこそこ時間がかかる。蝶ヶ岳ヒュッテの手前まで来ると結構登山者がいて、寛いだ姿で思い思いの時間を過ごしているようで、これから下山しようという者は誰もいない感じである。常念岳はいつの間にかガスにまかれて見えなくなっている。更にひと登りして蝶ヶ岳山頂標識に着き、本日初めて三脚を持ち出して記念撮影を行う。槍・穂高連峰の山頂部は雲に覆われ始めている。小屋の周りには人がいるが、この山頂部には誰もいないのが不思議でもあるが、気温が下がり風もやや強く寒いので仕方ない。小休止後に下山を開始、しばらく下った大滝山との分岐点には登山者数カウンターが設置してある。この分岐は、今から3年前に大滝山経由で蝶ヶ岳に登った時に、それまで誰とも合わない道からここに着いた途端に大勢の登山者と遭遇したことが思い出される。大滝山は静かでいい山であるが、大滝山から登山口までが長く時間もかかる。分岐を過ぎると結構な急斜面をどんどん下る。途中で何組か登ってくる者とすれ違うが、そのうちカップル1組は女性の荷物を男性が前に抱えて登ってくる。見たところ空身の女性は元気そうであったので、自分なら荷物を持たせるところであるが、世の中には優しい男性がいるものである。さらに下る途中で登山道の整備をしている箇所を過ぎると、木の階段が整備されて下りやすくなる。程なく道は緩斜面となり、しばらく進むと「まめうち平」に着く。ここで最後の休憩を取って先を急ぐ。尾根筋を下るようになると沢音が大きく聞こえはじめ、そのうち傾斜が緩くなって暫く進むと「ゴジラみたいな木」の看板のあるところに着く。「ゴジラみたいな木」とは、朽ちた木が微妙にゴジラの頭の形をしており、口に当たる部分に石をはめ込んで牙のようにしてあるものである。さらに進んで力水を過ぎ、橋を渡って川沿いの道を進むと常念岳との分岐に出て周回が終了し、その先すぐに三股登山口に出る。そこから林道を暫く下って駐車場に着いたのは17時36分で、自宅へ帰る途中にある「ほりでーゆ四季の里」で汗を流してから帰宅した。
(休憩含むコースタイム)
三股駐車場5:00→三股登山口5:14→前常念岳9:17→常念岳10:23→2592m峰12:30→蝶槍13:45→蝶ヶ岳14:36→まめうち平16:19→三股登山口17:21→駐車場17:36
(合計12時間36分、15.1km)

写真は、常念小屋トラバース道(廃道)手前から常念岳


Re:常念岳、蝶ヶ岳 - 37期森山
2017-09-11 22:27:42

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常念岳山頂から蝶ヶ岳方面

Re:常念岳、蝶ヶ岳 - 37期森山
2017-09-11 22:31:01

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常念岳山頂から槍・穂高連峰

Re:常念岳、蝶ヶ岳 - 37期森山
2017-09-11 22:32:08

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2592m峰の下りから蝶槍

Re:常念岳、蝶ヶ岳 - 37期森山
2017-09-11 23:18:16

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蝶槍から常念岳

Re:常念岳、蝶ヶ岳 - 37期森山
2017-09-13 21:39:30

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ゴジラみたいな木

Re:常念岳、蝶ヶ岳 - 32期ほんたお
2017-09-16 16:06:30

常念から蝶への道は、一旦グッと下るのはキツいですが、
蝶槍から蝶への、穂高を間近に眺めながら歩くたおやかな稜線はいいですよね!
私だったら3日コースです...


南アルプス南部 第2日 - 32期ほんたお
2017-09-10 09:30:56

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第2日2017.8.28(赤石小屋-赤石岳-百間洞)

日の出前に小屋を出発、1時間で富士見平に着く。360度の展望。東に富士山。
振り返れば、荒川、赤石、聖が聳える。最高の眺望だ。いい時季に来た。
と思ったのだが。

細尾根をトラバース後に、ガレの急登で高度を稼ぐ。もう少しで稜線という辺
りで、ガスが降りてくる。稜線に出ると、強い西風が吹いている。赤石岳山頂
に着くも眺望もなく強風に晒されるだけ。直ぐに山頂直下の避難小屋に退散す
る。避難小屋と言っても、寝具もある営業小屋である。ここで天候待ちの大休
止とする。昨日、聖平から来たという人に素晴らし写真を見せられる。明日も
期待したいところだ。一向に回復する気配すらないので、諦めて先に進む。

百間洞からは雨が降り出だし、結局ずーとガスの中を百間洞山の家に着く。
今日の宿泊は8人。夕食は有名な揚げたてのトンカツ、大満足でした。昨日同
様、夕方になってガスが上がり、聖岳を拝むことができた。明日に期待。

赤石小屋   05:00
富士見平   05:45 06:00
赤石岳    09:00 09:30
百間洞    11:20
百間洞山の家 12:20

写真は、富士見平からの富士山



Re:南アルプス南部 第2日 - 32期ほんたお
2017-09-10 11:06:37

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富士見平からの赤石岳。
今日は最高の天気だと思ったら...
この後はガスガス


Re:南アルプス南部 第2日 - 37期森山
2017-09-11 23:02:13

赤石岳避難小屋も営業しているのですね。
南アルプス南部 第3日 - 32期ほんたお
2017-09-10 09:32:38

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第3日2017.8.29(百間洞)
暗いうちに起き出すと、なんと雨が降っている。出発できるように朝食を済ま
すも止まない。7時になって小屋の周りは止んだが、上の方はガスの中。赤石
避難小屋では雨との無線が入る。今日は長丁場なのでこれ以上出発を遅らせる
ことはできない。メインの日なので眺望も欲しい。日程には余裕はあるので、
停滞とする。
2800m位までガスが上がることもあったが、結局、聖岳は姿を現さなかった。
本を読んだり、ヘリの荷揚げを眺めたりして過ごす。
手塚治虫の「火の鳥」を久々に読み直したが、改めて秀作だと感じた。

写真は富士見平からの荒川岳


Re:南アルプス南部 第3日 - 32期ほんたお
2017-09-10 11:04:55

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百間洞山の家からの聖岳
撮影は、前日夕刻


Re:南アルプス南部 第3日 - 37期森山
2017-09-11 23:00:28
百闢エから聖平は長いですよね。アップダウンも多く苦労した記憶があります。
南アルプス南部 第4日 - 32期ほんたお
2017-09-10 09:35:52

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南アルプス南部 第4日2017.8.30(百間洞-中盛丸山-兎岳-聖岳-聖平小屋)
今日もガスっているが、雨は降っていない。暗い内に出発、まず尾根筋への登
り。稜線直前で日の出を迎え、ガスも晴れ出した。が、稜線の出ると、強い西
風がガスを運んでくる。中盛丸山への急登を登り切るも山頂はガスの中。
急降下をして小兎へ降りた分の登り直す。ここでもガスの中。
ここで雷鳥に会う。これだけガスなので、やっと会えたという感じだ。
またまた下って急登を登り返して兎岳にて大休止。少しガスが切れ出し始めた。
聖が姿を現す。赤石方面からは前聖と奥聖で台形型に見えるが、ここからは三
角錐型でかっこいい。
またまた急降下して、聖への長い登りとなる。赤石岳も姿を現す。

間もなく頂上という頃になってガスが出だし、頂上に着いた時には完全にガス
に包まれてしまった。
1時間ほど粘ったが、晴れることはなく、諦めて下山する。

聖平小屋に着くと、フルーツポンチのサービスがある。これは確かに嬉しい。
小屋は大きい。人数もケタ違いに多い。なんと100人。うちツアー客が80人。
私は、自炊も出来る冬季小屋となり、隣とも離れていて助かった。
夕食は4回転。20分位しかないが、お向かいの単独行女性と楽しい会話と食事
が出来た。台風が近づいており、明日午前は雨の予報なので、明日下山するこ
とにした。

百間洞山の家 04:20
中盛丸山   06:00
小兎岳    07:00
兎岳     08:00 08:30
聖岳     11:20 12:20
聖平小屋   14:30

写真は中盛丸山
まるっこいが、とんがり帽子のような形状。



Re:南アルプス南部 第4日 - 32期ほんたお
2017-09-10 09:54:27

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小兎岳で出会った雷鳥
逃げようともせずに、高山植物をついばんでいた。
ガスだとよく出てくるが、今回会えたのはこの1羽だけだった。
ガスの日は、雷鳥と高山植物位しか楽しめないですから。


Re:南アルプス南部 第4日 - 32期ほんたお
2017-09-10 09:56:18

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兎岳からの聖岳
三角錐型で格好いい!
逆光での雲とのコラボも幻想的だった。



Re:南アルプス南部 第4日 - 32期ほんたお
2017-09-10 11:01:38

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兎岳と救難ヘリ
ガスが晴れたので、救難ヘリも姿を現す。
昨日ケガをして避難小屋に居る人の救難だ。ホバリングして救難員が降りた後、
吊り上げの準備待ちで付近を旋回、私の直ぐ近くにも来てくれた。10分ほどで
救助をして帰っていった。


Re:南アルプス南部 第4日 - 32期ほんたお
2017-09-10 11:03:07

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聖岳への登りからの赤石岳


Re:南アルプス南部 第4日 - 37期森山
2017-09-11 22:54:47

私は聖平小屋から百間洞山の家に向かいましたが、ガスガスでほとんど展望は得られませんでした。百間洞ではたった一人で寂しい夜を過ごしました。
南アルプス南部 第5日 - 32期ほんたお
2017-09-10 09:36:54

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南アルプス南部 第5日2017.8.31(聖平小屋-聖沢=白樺荘=井川=静岡=東京)
今日は下るだけなので、ゆっくりでいいのだが、周りのザワつきと共に起きて
しまった。下山前に、5分ほど戻って縦走路まで行く。ガスっていたが、しば
らく居ると次第にガスが薄れ、上河内岳-茶臼岳-光岳と続く稜線が姿を現す。
振り返ると聖岳もクッキリ。下るのがもったいなくなる。
が、それもつかの間、またガスに包まれてしまった。

聖沢を高巻くように下り、聖吊橋で沢を渡る。ここでバスの時間に合わせて大
休止。バス停に30分早く着いたが、既にバスは来ていて臨時便が出るとのこと
で、直ぐに出発となった。途中の白樺荘で小一時間待ってくれるので、その間
に温泉で汗を流し、麦酒と蕎麦で補給も出来た。
大井川鉄道のトロッコ電車の展望席に乗り込み、峡谷、ダム、湖を見物。
夜遅くに帰宅した。

聖平小屋   06:15
聖沢吊橋   10:15 11:00
聖沢登山口  12:30


終章
今年はお盆を過ぎるまで休みが取れなかったが、天気も悪かったので、かえっ
て好都合と思っていた。関東は好天が続いたこの時期も、山の上は思っていた
ほど天気が良くなく、期待外れであった。が、その後も天気がよくなかったの
で、今年の夏としては良かったのかも知れない。
オプションとして光岳も考えていたが、今回は諦めた。行くとなったら長時間
行動(おそらく12時間は必要)となるので、元々無理があったので、かえって
良かったのだが。

今回の大失敗。
テント泊も予定していたのに、肝心のテントを忘れてしまった。送迎バスに乗
るために2泊は小屋泊まりが必要であり、テントは1〜3泊(夕食は小屋利用)
を予定していた。行きの夜行バスの中で気づいた。焦って準備をしたからか?
今回は小屋利用も前提にしていたので、影響はほぼ無かったが。テントフレー
ムは全く無用であったが、シュラフ持参だと小屋代が安くなるのは良かった。
それにしても我ながら信じられない...



Re:南アルプス南部 第5日 - 32期ほんたお
2017-09-10 09:41:17

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聖平からの眺望
左端は茶臼岳、正面は光岳。
あそこまで1日で歩こうと思ったが、やっまり遠い。
また今度、もっと区切ってゆっくりと歩きたい。


Re:南アルプス南部 第5日 - 37期森山
2017-09-11 22:52:17

聖平はいいところですよね。昔私が行った頃は聖平小屋は素泊り小屋でした。その時は上河内岳から聖岳に向かうコースでしたが、天気が悪く1日停滞しました。
百名山ハント第2弾No,1平ヶ岳 - 37期森山
2017-09-08 22:00:29

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 深田久弥の日本百名山を初めて読んだ時、最も印象に残ったのが平ヶ岳であった。アプローチの長さ、山の奥深さ、その代わりに得られる天上の楽園の光景、その光景が維持されるべく道のない山であり続けるように願う作者の思いなどが心に響き、いつか行ってみたい山であった。しかし、学生時代は縦走中心の登山であったことや、何せアプローチが長いこともあり、近くの越後三山、燧ヶ岳、至仏山には行ったが、この山と会津駒ヶ岳は行く機会がないまま何十年も過ぎてしまった。この年になって再燃してきた山への思いの中で、体力のあるうちに登っておかなければいけない山の代表格として平ヶ岳があった。アプローチの長いこの山に登る時は、会津駒ヶ岳とセットで登るつもりでいたため、仕事が休めそうなタイミングと天気が良い日が2日続く機会を狙っていたが、この夏の天候不順でなかなか実現しなかった。前週に戸隠山に登ることとした際、翌週末の天気予報が比較的良さそうな状況であったため、計画を実行することとした。また、仕事の休みを最小限にするため業務を調整し、金曜日の午後と月曜日の午前中だけ夏休みを取り、土曜、日曜でこの2山を登ることとした。全体の行程としては、土曜日に平ヶ岳、日曜日に会津駒ヶ岳に登る計画としたが、平ヶ岳は往復20qを超える行程で早出が必要なため、前日金曜日中に登山口近くまで車で移動しで車中泊することとし、下山後は桧枝岐の民宿で宿泊、翌日は会津駒ヶ岳に登った後帰宅するという、やや強行軍の計画となった。
 8月25日(金)は午後休暇を取り、帰宅して準備を整えて午後3時半に自宅を出発。長野IC〜豊田飯山IC間のみ高速道路を使用し、その前後は一般道路で登山口へ向かう。途中新潟の十日町ではお祭りで交通規制がかかっていたため迂回に時間を要したが、午後7時半頃には魚沼市の小出に到着。市内のゆーパーク薬師という温泉施設で夕食と入浴を済ませ、近くのスーパーで食料を調達後、平ヶ岳登山口を目指す。奥只見シルバーラインはトンネルの連続で、おまけに湿気がすごくトンネル内に濃霧がかかっており視界が利かない。時間も遅かったので通行車両はほとんどなく、銀山平近くまで順調に到着。ここから先の国道252号は幅員の狭いカーブが連続するため「酷道」と言われているが、確かにその通りである。夜間であるため対向車の発見は容易であるが、対向車は来ない。全く照明が無いためライトだけが頼りであるが、カーブのため遠くが見通せない。そんな道を1時間以上走り、ようやく平ヶ岳登山口の駐車場に着くが、真っ暗で車中泊するには寂しい場所であるため、尾瀬御池の駐車場まで行くこととする。午後10時過ぎに尾瀬御池に到着。車中泊の準備を整えて就寝する。外は満天の星空で、明日の予報では朝方から昼頃まで雨降りであるのが信じられない状況である。
 8月26日(土)は3時過ぎに起床、外は相変わらずの星空である。おにぎりを食べてウォッシュレット付きトイレで用を済ませて4時半ごろ登山口へ出発するが、既に雲に覆われはじめ、細かい雨がわずかに当たり始める。登山口に5時前に到着し、準備を整え5時5分に出発、細かい雨が既に当たり始めている。しばらく幅の広い道を歩き、沢を渡って登山道に入る頃には普通に雨が当たってくる。雨具を着るほどでもないためそのまま登り続けるが、どんどん雨足が強くなってくる。急登で噴き出す汗と雨で下半身もかなり濡れてくる。登り始めてしばらくすると木の生えていない尾根道となり、風も吹きつけて横殴りの雨となってくるが、そのうち止むだろうと思ってそのまま進んでも一向に止む気配もないため、諦めて雨具を着ることとする。今回は初めての試みで、昔ユニバーサルスタジオジャパンに家族で行ったときに購入した簡易ポンチョを持参していたが、これを着用してみる。やや小ぶりであるがザックも隠れて蒸れもさほど感じない。こんなことなら早く着用すればよかったと思いながら、降りやまない雨の中を黙々と急坂を登る。急坂がようやく緩くなったと思うと下台倉山の標識のある場所に出る。山頂という感じではないが、既に出発から2時間が経過しているため休憩場所としたかったが、雨をしのぐ場所がないためそのまま先に進む。ここからは細かい上下はあるが、ほぼ平坦な稜線を進む。左手側は樹林が無いため天気が良ければ視界の開けた気持ちのいい道だろうと想像しながら黙々と進む。しばらく行くとようやく雨も小降りになってきて時折視界が開ける。そのうち雨が止んで雲が切れ始め、はるか行く手に初めて平ヶ岳と池ノ岳が二つ並んで穏やかな山容を見せる。さらに進むと、標識はなく三角点だけがある広場の台倉山に着く。ここで初めて座って休憩していると、雲の切れ目から燧ケ岳が姿を現す。北の空には青空が見え始め、平ヶ岳にも陽が当たり始めている。いつもの十勝パンで腹ごしらえをして雨具も脱いで先に進む。緩く下るとすぐに少し開けた台倉清水に着く。30年前のガイドブックではこの場所はキャンプ指定地と記載されているが、今は非常時以外は全山キャンプ禁止となっている。水場の様子をのぞこうかと思って進んでみるが、すぐに急降下になりそうだったのでやめる。今回は行程が長い夏の登山であることから3?も水を担いできていたが、雨のせいもあり喉も乾かないので、水の心配は全くない。ここから先は傾斜の少ない道では木道が整備されており、所々に整備年が記載された銘板が打ち付けてあり、新しいものは平成27年となっている。ただ、濡れた木道は良く滑って何度もスリップしそうになり、1回は完全に尻餅をついてしまう。こんなに完全に転んだのは何十年ぶりだろうかと思いながら慎重に進む。さらに進むと白沢清水に着く。水場は道のすぐ脇にあるが、流量は多くなく、見た目は水たまりのようである。さらに進むと池ノ岳に続く笹原の間の登りとなる。既に青空が支配する晴天となっており、雨上がりの笹原の斜面の緑が瑞々しい。登山口から5時間近く歩いてきた後なので、この登りは体にこたえるが、秋のように空気が冷たいため暑さに苦しまなくて済むだけ幸いである。目の前の岩峰を目指して登るが、その先に本当の山頂が見えた時は愕然とするが、なんとか登り切って山頂の一角に着くと左手にクジラの背のような長大な平ヶ岳の山容が大きい。平らな山頂部の灌木帯をわずかに進むと、突然目の前に姫ノ池の地塘群が池ノ岳の山頂部を覆いつくしており、地塘の水面はやや強い風で白波が立っている。何よりもこの天空の楽園にふさわしい光景を自分一人が独占し、風の音以外の雑音が何も聞こえない空間に身を置いている幸福感で満たされていく。登り始めの雨降りで撤退も頭をよぎったことを思い出し、来てよかったとしみじみ感じる。少し長めの休憩としてしまったが、最終目的地の平ヶ岳に向かう。緩やかに下り草原の鞍部でたまご石への分岐を過ぎて緩やかに登り返すと下山してくる女性とすれ違い、天気が回復して良かったと声を交わす。この人は出発時間は自分とほぼ同じであるが、下台倉山の登りで自分の前を歩いていたのを見てから姿を見ておらず、当初は男性だと思っていたが、なかなかのハイペースである。間もなく平ヶ岳山頂に到着。平らな山頂周辺は池ノ岳のような地塘は少ないが、気持ちの良い草原で覆いつくされている。さらに木道終点の通行止めの標識まで行くと、北に越後三山の雄姿が地塘越しに見通せる。南には至仏山と上州武尊山、上越国境の山々まで見通せる。燧ヶ岳から至仏山の間には日光方面の山々が霞んで見える。これまでの道程は全てこの風景のためにあったと思えるほどの素晴らしい時間をゆったりと過ごす。名残惜しい気持ちを振り払って、せっかくなので、たまご石に行くこととする。しばらく下り、本日2人目の登山者とすれ違い、水場を経由する道でたまご石に向かう。水場の沢は雨上がりのせいもあるが、豊富な水量で流れている。やや泡立っているのは地塘の水が流れ込んでいるせいであろう。この沢の周辺は高山植物の宝庫で広大なお花畑となっている。少し登って池ノ岳方面からの道と合流して緩やかに下る道をしばらく進み、プリンスルートと言われる中ノ岐林道からの道の分岐を過ぎて小ピークを越えると、眼下にたまご石が現れる。それほど巨大なものではないが、自然の造形は変わった風景を作り出すものである。また、道はないが、たまご石の一段下の平地には、こじんまりとしているが絶妙な配置の地塘が点在する湿原が広がっており、むき出しのたまご石とのコントラストが美しい。途中まで往路を戻り、池ノ岳に登り返す。相変わらず風は強く地塘の水は波立っているが、その波がキラキラと光り、先ほどとはまた違った印象を醸し出す。やはりこの場所は言葉で表現できないほど素晴らしい。本当に名残惜しい気持ちを振り払い、下山を開始する。白沢清水からの木道は乾いて滑らなくなっている。台倉清水で小休止し、台倉山に着くと燧ヶ岳が近くに大きく聳えている。朝とは違って展望の良い下台倉山までのルートを快適に進む。下台倉山からは急な道を下るが、展望が開ける尾根道は朝とは比べ物にならないほど快適である。少しくたびれてきた頃に傾斜が緩み、沢を渡ってしばらく広い道を下ると登山口に到着。全行程20kmを超えるルートではあったが、暗くなる前に下山することができた。
 下山後は、桧枝岐村の会津駒ヶ岳滝沢登山口に近い民宿駒口に宿泊した。この民宿は、会津駒ヶ岳登山口の林道終点まで送迎サービスを行っており、当初は翌日早出の予定のため、朝食を弁当にしてもらうつもりでいたが、5時に朝食を出してもらえること、会津駒ヶ岳登山口まで送ってもらえることから、朝食は宿で食べ、5時30分に登山口まで送ってもらうことになった。また、下山場所が登山口と別の場所の予定であったため、翌日夕方まで車を民宿に駐車しておくことも許可してもらえた。さらに、尾瀬御池の駐車場は利用1回につき1,000円かかるが、桧枝岐村内の宿泊場所に領収書を提示すると全額キャッシュバックされることになっており、自分もその恩恵で車中泊時の駐車場代を返金してもらえた。夕食は地元の食材で、イワナの刺身と裁ちそばと舞茸ご飯は絶品であった。
(休憩含むコースタイム)
登山者用駐車場5:05→下台倉山7:05→台倉山7:54→白沢清水8:54→池ノ岳10:09→平ヶ岳10:54→たまご石11:57→池ノ岳12:31一台倉清水14:10→下台倉山15:16→駐車場16:54
(合計11時間49分、21.5km)

写真は、池ノ岳山頂付近からの平ヶ岳

Re:百名山ハント第2弾No,1平ヶ岳 - 37期森山
2017-09-08 22:02:15

姫ノ池と平ヶ岳

Re:百名山ハント第2弾No,1平ヶ岳 - 37期森山
2017-09-08 22:04:18

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平ヶ岳山頂から燧ヶ岳

Re:百名山ハント第2弾No,1平ヶ岳 - 37期森山
2017-09-08 22:05:30

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平ヶ岳木道終点から越後三山

Re:百名山ハント第2弾No,1平ヶ岳 - 37期森山
2017-09-08 22:07:02

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たまご石

Re:百名山ハント第2弾No,1平ヶ岳 - 32期ほんたお
2017-09-10 09:24:59

素晴らしい景色ですね。このような山は好きです。
行ってみたいのですが、長いですよね。
バスに乗せてもらうか、ビバークかな。



Re:百名山ハント第2弾No,1平ヶ岳 - 37期森山
2017-09-11 22:48:02

もし行く機会があれば、平ヶ岳だけでなく池ノ岳の姫ノ池に足を延ばしてください。
百名山ハント第2弾No,2会津駒ヶ岳 - 37期森山
2017-09-08 21:51:19

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 8月27日(日)は4時過ぎに起床して準備を整え、5時に朝食を済ませて5時半に出発し、登山口に送ってもらう。駐車場や林道脇は既に多くの車が止まっており、この山の人気の高さを示している。少し林道を進むと登山口の階段に着き、5時42分に出発。ここからは樹林帯のそこそこ急な登りで、展望は良くなく、前日の疲れもあって足が重い。前にも後にも登山者がいて、何組にも追い越される。途中の水場で休もうかと思ったが、人も多いためそのまま先に進む。2時間以上歩いたところで最初の休憩とする。そこから僅かに進み傾斜が緩くなると右手に会津駒ヶ岳が見えるようになる。山容としては昨日の平ヶ岳に似ているが、人の多さは桁違いである。傾斜の少ないところは木道が2列で敷設されているが、老朽化が進み、朽ちているものも多い。さらに進むと会津駒ヶ岳の展望が開ける気持ちの良いベンチが整備されているが、団体に占拠されている。行く先には駒ノ小屋が三角屋根で周りの景色にマッチした姿で建っている。さらに進むと山頂部に霧が巻き始め、駒ノ小屋に着く頃には山頂部は完全に見えなくなる。駒ノ大池周辺のベンチでもたくさんの登山者が休憩しているため、山頂に向かう。ここから花の咲く湿原の中を通る気持ちのいい道であるが、残念ながらガスが巻いて山頂は見えない。少し登って道が山腹を巻くようになると山頂への道と巻き道の分岐となる。山頂へは整備された木道の階段を進むが、濡れていて滑りやすい。程なく山頂に到達し、バカでかい会津駒ヶ岳の標識で記念写真を撮ってもらう。相変わらずガスで展望は利かないが、ベンチがあるので小休止してから中門岳に向かう。下り始めてすぐにお花畑となり、ニッコウキスゲも群落している。巻き道と合流してからは緩やかな傾斜の道を進む。所々池塘が散りばめられた湿原を快調に進むが、ガスで遠くは見通せない。木道は破損個所が多く、2列あるが部分的に草に覆われている。1時間ほどで中門大池に着く。雨が多いせいか、木のベンチが整備された中門岳の標識のある場所が一部水に浸かっている。木道はさらに奥に続いているが、少し登ると地塘が多数ある湿原を一周するよう木道がつけられて終点となる。花の名前はよくわからないが、いろんな種類の小さな花がたくさん咲いている。湿原を一周して往路を戻る。戻る途中から少しずつガスが切れはじめ、中門岳や会津駒ヶ岳方面の見通しが利くようになり始める。会津駒ヶ岳の巻き道手前の休憩スペースでガスが晴れるのを待っていると、きれいに会津駒ヶ岳が全容を現す。駒ノ小屋への復路は巻き道を通るが、遠く燧ヶ岳を望むことができる。駒ノ小屋に戻るとさらに人が増えているため、駒ノ大池から会津駒ヶ岳の写真を何枚か撮って大津岐峠に向かう。下り初めは急であるが、岩場のピークを越えると正面に燧ヶ岳を見ながらの平坦な湿地の道となる。この道は富士見林道と呼ばれており、視界が良ければ富士山も見えるようであるが、今日は霞んで見えない。先程までの登山者の数と比べると驚くほど歩く者が少ないのは、自家用車で登山口に来る者が多く日帰り往復が主流であることや、日帰りにするにはややコースタイムが長くなることがあるためであろう。おかげでようやく静かな登山を楽しめる。多少歩きにくい所や木道が朽ちているところもあるが、大津岐峠までの間ですれ違ったのはわずか3組、峠で後続の単独行者1名と遭遇しただけである。大津岐峠は峠と言っても大津岐山を少し登ったところにあり、巨大な木製の標柱が横たえてある。脇には工事用資材が置かれており、近々立てる予定なのであろう。休憩中に着いた後続の単独行者はキリンテに降りるか御池まで行くか考えているようであったが、結局キリンテへ下山していった。自分も当初はキリンテへ降りる予定であったが、この時点で12時、御池へ行ってもキリンテへ下るより1時間プラス程度で済み、16時10分のバスには間に合いそうなこと、御池の標高が1500mあるため最後の下りが400mで済むこともあり、御池まで行くこととする。御池に進み始めると途端に草に覆われた道となり、通る者が少ないことが見て取れる。道型は明瞭なので迷うことはないが、木道の朽ち方がさらにひどく、平らな面が傾斜しており滑るため、木道の脇に新たに踏み跡ができ、場所によっては木道が草に覆われて判別できなくなっている。基本的に湿地の道であるため、何度もぬかるみにはまるため、だんだんどうでもよくなってくる。大津岐峠から御池までは大杉林道と呼ばれているが、富士見林道に比べると湿原は少ない。大津岐山から一旦下って送電鉄塔と巡視小屋があるピークに登り返すが、巡視小屋は見えてもなかなか近づかない。傾斜が緩くなって暫く行くと鉄塔の直下に出る。鉄塔の周りは広く木が切りはらわれており、そのすぐ先が巡視小屋である。小屋は鉄骨の高床式であり、その下に形状を留めない壊れた貯水槽らしきものに雨水が溜まっている。振り返ると会津駒ヶ岳が遥か遠くになったように見え、小休止後に最後の大杉岳を目指す。大杉岳の登りは急ではないが、なだらかな分だけ時間がかかる。手前に一つ偽ピークがあり、その奥に本峰があるのを見た時はちょっとがっくりきたが、その先に小さいが池塘のある湿原があり、樹林の上りに飽きていた中でご褒美をもらえたようである。そこから再び樹林に入り間もなく展望のない大杉岳に着く。ここで最後の休憩を取っていると、笹薮の方で動物が動く音が聞こえてきたため、拍手と声でこちらの存在を知らせる。そのせいで、のんびり休む気にもならず早々に下山を開始する。大杉岳からの下りは、湿地がほとんどなく整備された道であり下り易い。時々正面に見える燧ヶ岳は今までより各段に高く大きく聳えている。そのうち車やバイクの音がはっきり聞こえてきて、御池が近いことを思わせる。少し先が明るくなると道路が見え、御池登山口に着く。ここから左に車道を進み、御池のバス停まではさほど遠くなく、15時24分に御池バス停に到着した。
 バスは16時10分発であるので切符を買ってベンチで休む。ここには靴洗い用の水道とブラシがあるため泥で汚れた靴を洗う。バス停に並ぶ者はおらず、今時自家用車が多いのかと思っていたが、時間が近づくと結構客が並び始める。バスは沼山峠始発で、乗客の大半が御池で降りた。自分は途中で下車するため最前列に座ったが、結構満席に近い状況である。駒ヶ岳登山口で下車し、民宿駒口に駐車のお礼と温泉施設の割引券購入をお願いすると、今空いているからと言って無料パス券を貸してくれた。ご厚意に甘えて、この民宿とは泉質の違うという「燧の湯」で汗を流し、民宿駒口でパス券を返却して帰路に着いた。御池から先の細くカーブの多い国道252号を戻るが、まだ明るさが残っていたため、来た時は全くわからなかった風景と通っている道が結構すごい所であることが分かった。小出まで出てから無性に食べたくなったラーメン屋で夕食を済ませ、家に着いたのは23時30分を過ぎた頃であった。
(休憩含むコースタイム)
滝沢登山口5:42→水場7:10→駒ノ小屋8:36→会津駒ヶ岳8:52→中門岳9:35→駒ノ小屋10:42→大津岐峠11:51→巡視小屋13:17一大杉岳14:28→御池バス停15:24
(合計9時間42分、17.8km)

写真は、駒ノ小屋への登りから会津駒ヶ岳


Re:百名山ハント第2弾No,2会津駒ヶ岳 - 37期森山
2017-09-08 21:52:32

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中門岳(中門大池)

Re:百名山ハント第2弾No,2会津駒ヶ岳 - 37期森山
2017-09-08 21:53:42

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駒ノ大池と会津駒ヶ岳

Re:百名山ハント第2弾No,2会津駒ヶ岳 - 37期森山
2017-09-08 21:55:12

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富士見林道と燧ヶ岳

Re:百名山ハント第2弾No,2会津駒ヶ岳 - 37期森山
2017-09-08 21:57:19

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大津岐峠手前から会津駒ヶ岳

Re:百名山ハント第2弾No,2会津駒ヶ岳 - 32期ほんたお
2017-09-10 09:20:23

行きましたね!
私と全く同じルートです。
私はまるっと2日をかけましたが...

Re:百名山ハント第2弾No,2会津駒ヶ岳 - 37期森山
2017-09-11 22:44:48

駒の小屋は泊るべきだとアドバイスいただいてましたが、時間がなく泊まれませんでした。確かに泊った方がいい場所だと実感しました。
リハビリ - 17期 山田英暉
2017-09-07 21:10:12



9月5日 高尾山
 富士山でメチャクチャにバテたが、山登りをやめたわけではない。年齢相応の山登りを探るために歩くことにした。まず思いつくのはホームグランドの高水三山だ。
 しかし今回は、高尾山口にある極楽湯の回数券1枚を持っているので、これを使える高尾山に登ることにした。
 高尾山には様々なルートがあり、幅広い層の客を受け入れている。この点も観光登山の対象として高い評価を受けている所以だと思う。
 登山道には1号路から6号路まで番号で名付けられているものもあるが、これまで番号を識別しながら歩いたことはなかった。これをやってみることにした。
 事前に地図で登山道を確認すると、6つの登山道を一筆書きで歩けることが分かった。すなわち、清滝から6号路を頂上まで登り、頂上をぐるりと周回する5号路で頂上を一周する。次いで、4号路を使って淨心門まで下る。淨心門からは2号路に入ってさらにケーブルの高尾山駅近くの十一丁目茶屋まで下る。2号路はここで1号路と交差して尾根の南側に入りUターンして淨心門まで登り返している。淨心門に戻ったら3号路を使って頂上まで登る。最後は1号路を清滝まで一気に下る。こんなシナリオを描いてみた。

 ゆっくり朝食を済ませてから家を出たので、6号路を歩き始めたのはすでに10時15分だった。平日なのに若者も大勢。さすがに人気の高い高尾山だ。歩き始めて間もなく、琵琶滝に着いたところで想定外の事態が発生。6号路は落石の危険があるため琵琶滝から上部は通行禁止になっていた。やむなく指示に従って1号路に迂回して頂上まで登った。
 5号路は頂上直下の巻き道なので、高低差はなく難なく終わらせた。
 4号路の下りは、階段あり、急坂あり、つり橋ありの40分だった。
 2号路は、5号路同様周回ルートながら5号路と違って高低差は数十メートルあるだろう。距離はないが結構きつい。
 3号路は大変気持ちが良い。なだらかな道で歩きやすい。距離は長いが時間は気にならない。登山客が少ないので頂上からの下りにも大いにお勧めできる。この道を歩けたのは収穫だった。
 最後の1号路の下りは、皆様ご存知の通りコンクリート造りのメインロード。人通りが激しく、コメントすることもない。
 この日はトレーニングのつもりで、ゆっくりではあるがノンストップで歩いたので最後の下りは足に相当の疲労を感じた。ようやく清滝にたどり着いたのが14時。極楽湯につかって懸命にもみほぐした。
 コースタイム;清滝(10:15)→頂上(5号路へ11:15)→5号路・4号路分岐(11:30)→4号路・2号路分岐(12:10)→2号路・3号路分岐(12:30)→3号路・1号路分岐(13:05)→清滝(14:00)。
 


Re:リハビリ - 32期ほんたお
2017-09-10 09:17:14

凄いコース取りですね!
でも高尾山は意外といい山だと思います。
年に1回、どれか1コースしか歩きませんが。

体力の壁 - 17期 山田英暉
2017-09-02 22:51:35



8月26日 富士山
 富士山に最初に登ったのは、多分大学1年の秋、冬山に向けての雪上訓練だったと思う。その後1970年頃には千歳のOB会で元旦に登っていた時期もあったが、大体は職場の仲間や取引先を案内するのが中心で、もう何十回登ったことか覚えていない。
 間違いなく覚えているのは、1993年からは毎年欠かさずに登っていること。ひと夏に二度、三度登ったことも珍しくない。この頃から登山ルートは登り易くてすいている富士宮口を使うようになった。現役のサラリーマンを大勢引率していたので、金曜日の仕事が終わってから岡崎を車で出ると六合目の宝永山荘にはその日のうちに入れるのが便利だ。4,5時間の仮眠をとって頂上までピストン登山をして土曜日の夕方には帰宅し、日曜日は休養にあてることができた。こんな登山が恒例となっていて今年もこれに従った。
 「今年も元気だ。富士山登れた」なんて言っていた。天気も味方してくれて、悪天候で登頂を果たせなかったのは2回だけである。この間、呼吸などで富士山の高さを身体で感じることはあっても、芯からバテたということは幸いにして一度もなかった。
 完全にリタイアしてから同行者は減ってしまい、今年は3人だった。それで気が緩んだためか、今年は寝坊してしまい、5時の出発が20分遅れてしまった。歩き始めても、どうも足が重い。原因を探ってみると、6月には岡崎で足を滑らせて左足の脛に裂傷を負い、出血が止まらず救急車のお世話になってしまった。そのうえ7月からはイタリアから2歳と4歳の孫娘が我が家に来ており、スポーツクラブ通いもままならない育爺に明け暮れている身の上である。調子が出るわけがない。
 そんなこんなエクスキューズに罪をなすりつけても現実に登りの足は重い。風が強かったこともあり八合目から先はこれまで経験したことのない苦しさだった。かつての楽しい大勢での富士登山を思い出しながら何とか、どうにか頂上にたどり着いたのは10時半。登り5時間はそれほど遅くはないが、身体の芯からバテバテだった。下りは同行の女性が足を痛めたため、3時間半もかかってしまったが、正直なところこれで小生は救われた感が強い。
 かようにきつい富士登山は初めてである。富士登山は続けるとしても、もうこれまでのような登り方はきっぱりとあきらめざるを得ない年齢ということなのだろう。60年近い富士山での楽しい思い出と挫折感を味わいながら新幹線に乗った。


Re:体力の壁 - 32期ほんたお
2017-09-10 09:13:47

富士山に何度も登られていて、芯からバテたことが一度もない、という方が凄いです!
これからも、普通に富士登山を楽しまれて下さい。


10月山行 - 32期ほんたお
2017-08-23 08:05:11

赤石山脈展望台で眺望を楽しみ、日本の秘境の村を訪ねる。木曽 しらびそ高原と下栗村
参加予定者の希望で、15日に千畳敷カールから木曽駒ケ岳―宝剣岳への山行をオプションで設定します。
14日しらびそ高原と下栗村見学後、駒ケ根市宿泊、15日始発バスで駒ヶ岳ロープウェイ経由、千畳敷へ。
千畳敷カールから乗越浄土−木曽駒ケ岳−宝剣岳−乗越浄土−千畳敷と約4時間の行程です。
下山後は、本隊と合流して帰京します。

9月山行(変更) - 32期ほんたお
2017-08-23 08:04:02

8月中旬までに山行参加申込いただいた方の同意を得て、権現岳から赤岳への縦走に変更しました。
権現岳へは主稜線東面を望める天女山から三ツ頭を経由する大泉口コースを予定していますが、初日は権現岳小屋泊まりにして、負荷を軽減します。

翌日は多少行程が長くなりますが、コースのハイライトであるキレットを超えて主峰 赤岳へ登り、その後は行者小屋を経由して美濃戸口までの下りが行程の半分のコースで下山し、帰京する1泊2日の計画です。

9/16 新宿駅6:30発 あずさ71号−立川6:50−八王子7:00−小淵沢8:40着(タクシー)−天女山登山口
9:15出発→前三ツ頭12:35→三ツ頭13:35→権現岳14:40→権現小屋(泊)

9/17 6:30出発→キレット小屋8:00→天狗尾根の頭→真教寺尾根分岐→赤岳10:20→石室 展望荘11:10→地蔵尾根→行者小屋12:10→南沢道→美濃戸14:00→美濃戸口15:10
茅野駅行きバス最終16:20発車−茅野駅16:57着−17:28発 スーパーあずさ 28号−八王子19:02−立川19:12−新宿19:36

戸隠山 - 37期 森山
2017-08-20 15:48:36

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 戸隠山は以前から行こうと考えていた山であるが、なかなかタイミングが合わなかったが、週末は半日程度は持ちそうな天気予報であったので、戸隠キャンプ場からささやきの小径という遊歩道で戸隠神社奥社へ向かい、蟻の塔渡り経由で戸隠山に登り、一不動から下山する周回ルートで登ることとした。
 8月19日(土)4時40分頃に自宅を出発、戸隠キャンプ場の登山者用駐車場に6時頃到着し、トイレを済ませて6時15分に出発。戸隠キャンプ場の中を通ってささやきの小径に入る。天気はガスで時折小雨も混じっているあいにくの天気である。さすがに早朝で誰も歩いている者はいないが、一人だけすれ違う。間もなく奥社の参道に出るかというところで笹薮を大型動物が通っている音がしてきたので大声と手をたたいて様子を見るが、音がしなくなったので足早に先に進む。参道に出たところが随神門と言う場所で、この参道の両側には立派な杉の大木が立ち並んでいる。奥社に向かい進んで石段が出てくると間もなく奥社が見えてくる。登山道はその手前で左に山へ向かうが、一応奥社まで行ってから登山道に入る。道はこれまでと違い、いきなりの急登が続く。目の前に巨大な岩壁が見えてくると五十間長屋という岩屋に着く。その先山腹をトラバース気味に進むとすぐに今度は百軒長屋という岩屋に着く。これを過ぎると再び急登となり、鎖場が連続して現れる。いくつか目の鎖場を過ぎたところで雨が降り出し、次第に強くなってくる。先行していたカップルに追いつき先に進むが、鎖を持つ手と足場が雨で滑り危険を感じ始める。間もなく蟻の塔渡りに着く前の岩場で上から単独行の男性が降りてきて、足場が滑って危険なので撤退すると言って下っていく。自分もどうするかしばらく考えたが、これ以上進むのは危険と判断し、手が滑らないよう手袋をつけて下ることとする。途中で先ほどのカップルにすれ違う際に撤退する旨を伝える。百軒長屋まで戻り雨宿りしながら雨具を着こむ。その間に3組の夫婦らしきカップルが登っていく。よほど危険な旨を伝えようかとも思ったが、それは自分で判断すべきだと思い見送る。何となく名残惜しい気がしながら五十間長屋まで戻るが、雨の降り方も弱くなり、しばらく様子を見ることとする。先ほどのカップルも撤退を決めたようで下山していく。9時40分頃には雨も止み僅かに青空も見えることもあったため、雨具を脱いで再出発することとする。しばらく行くと追い越していったうちの1組の夫婦の妻が岩場に挟まって登れずあがいている。しばらくして諦めて一旦岩場を離れて道を譲られたので先行する。鎖は多少濡れているが、岩場は何とか滑らずに登れる。程なく最大の難関の蟻の塔渡りに着く。先行する1組が渡った先でザイルを片付けている。噂通り両側が切れ落ちて、屏風の上へりを歩いているような状況で、立って歩けないこともないが狭いところはさすがに恐怖感があるので、またがったり四つん這いになったりして進む。鎖も全くない区間が数mほどあり、立ったまま歩くのは技術ではなくバランス感覚のみという感じである。何とかクリアし最後の鎖場を超えると八方睨に飛び出す。そこでは先行していた3組が休憩している。展望案内板も設置されているがガスで見通しが利かないので先に進み、程なく戸隠山山頂に到着する。時々青空も見えるが相変わらず遠望は利かないので、少し休んで先に進む。しばらく行くと前方で笹薮を動物が通っている音がしたので、大声と手をたたいて様子を見るが、音がしなくなったので手を叩きながら足早に進む。どうも今日は動物に好かれているようなため、山頂で外した熊鈴を再装着する。稜線は細かいアップダウンを繰り返し、道端には高山植物がたくさん咲いており、時折ガスの間から見える足元の切れ落ちた岸壁がすざまじい。道脇のちょっとした広場に三角点と九頭龍山の看板があったので、そこで休憩。あとはほぼ下るだけと思って出発するが、結構な登りが一か所あり喘ぎながら登る。その先はほぼ下りで、程なく避難小屋のある一不動に着く。そこからは、以前高妻山に登った際に通ったことのある道であるが、少し前の大雨で道が大分荒れているとの看板が出ている。不動滝まではさほどではないが、その先は所々で道が荒れており、何度も渡渉を繰り返して進まなければならない。大雨が降れば増水で渡れなくなる可能性もある状況である。だんだん傾斜が緩くなると牧場の一角に入るが、ここから先が長い。観光客がいる牧場やキャンプ場を通って駐車場まで戻るが、戸隠山は最後までその全容を見せることはなかった。
(休憩含むコースタイム)
戸隠キャンプ場登山者用駐車場6:15→戸隠神社奥社7:20→百間長屋8:26→(この間、蟻の塔渡り手前まで行くが雨が降り始めて一旦五十間長屋まで引き返して様子見の後、雨が止んだため再出発)→蟻の塔渡り10:22→八方睨10:35→戸隠山10:43→九頭龍山11:31→一不動12:24→駐車場13:48(合計7時間33分、10.4km)


Re:戸隠山 - 37期 森山
2017-08-20 15:49:58

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蟻の塔渡り(手前から)

Re:戸隠山 - 37期 森山
2017-08-20 15:51:48

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蟻の塔渡り(途中から渡って来た道を振り返る)

Re:戸隠山 - 36期澤田
2017-08-20 19:48:45

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写真を拝見すると、だいぶ冒険的なコースにお見受けしました。雨がやんでよかったですね。
当方は相変わらず裏高尾にハイキングに行っております。本日、いつも多くのハイカーで賑わう小仏城山山頂(写真)は閑散としていました。

Re:戸隠山 - 37期 森山
2017-08-20 21:58:18

鎖場は雨で濡れていなければアスレチック感覚で登れる程度の道です。ただ、一部腕力だけで登らなければいけない所もあり全身筋肉痛です。蟻の塔渡りはガスで下まで見通せなかったので、思ったほど高度感はありませんでしたが、落ちたらまず助からない絶壁です。
日本山岳会の資料室 - 36期澤田
2017-08-13 19:17:42

勤務先から徒歩10分程度のマンションに、日本山岳会の資料室があることがわかったため、本日休日出勤後に寄ってみましたが、案の定、休館でした。開館は8月21日というお知らせが入り口の窓に貼ってありましたので、折をみてもう一度行ってみようと思います。
ヌンの絵葉書 - 36期澤田
2017-08-11 17:37:16

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部屋の整理をしていたら高校在学中に小堀さんから頂いたヌンの絵葉書が出てきました。お送りした年賀状にご返事を頂いたものと思われます。
針ノ木岳、蓮華岳 - 37期 森山
2017-08-06 23:38:29

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 梅雨明け宣言以降の方が梅雨のような天気が続いており、おまけに台風5号の影響がありそうな週末であったが、夕方までは何とか天気が持ちそうな予報で、猛暑も予想される状況だったので、涼しい登山ができそうな針ノ木大雪渓から針ノ木岳と蓮華岳へ行くこととした。
 8月5日(土)4時20分頃に自宅を出発し、扇沢の市営無料駐車場に4時55分頃到着。既に9割以上埋まっている。準備を整え5時に出発し、扇沢駅の脇の登山口で登山届をポストに入れて山道に入る。天気は予想以上の快晴で、稜線が青空をバックに朝焼けで赤みを帯びている。何度か車道を横切るところで視界が開け、針ノ木大雪渓の奥に針ノ木岳が鎮座している。昨年7月下旬にも針ノ木大雪渓を登っているが、その時は例年にない小雪で既に雪渓の雪融けが進んでいて、ほとんど雪渓歩きはできなかったが、今年はノドも含めてたっぷりと残雪があり、快適な雪渓歩きができそうである。大沢小屋を通過し雪渓の取り付き付近に来ると、ニコウキスゲをはじめとする様々な花が咲いている。雪渓の取り付き地点は川岸と雪渓の間が開いており、唯一渡れそうな個所の雪渓は幅1.5mほどで川岸に接しているだけの薄いスノーブリッジ状態で、いつ崩れてもおかしくない状況である。崩れないことを祈って慎重かつ素早く渡り雪渓に取りつく。少し雪渓を歩いて秋道に戻り、再度雪渓に取りつく前にチェーンアイゼンを装着する。北には先月登った爺ヶ岳が見えている。行く手のノド付近も十分な量の雪で埋め尽くされている。雪渓はさほどの傾斜でもなくスプーンで掘ったようになっているため、ツボ足でも歩けそうであるが、アイゼンがあると安心して歩ける。涼しい風が吹き下ろす雪渓をテンポよく歩き、ノドを過ぎてさらに進み右からマヤクボ沢が合流するあたりで雪渓歩きが終わり、右岸に取りつく。沢沿いの道は黄色や白の花盛りで、針ノ木岳が花の百名山であることが実感される。蓮華沢が左から流れ込むあたりで休憩し、ペットボトルに水を補給する。マヤクボ沢の先には目指す針ノ木岳が高く聳えている。北には昨年霧の中を歩いた針ノ木岳から爺ヶ岳に続く稜線が青空に映え、わずかに鹿島槍ヶ岳の双耳峰も頭が見えている。だんだん本流の水が細くなり、左岸に移ると最後の砂礫のジグザグ道となる。はるか上には針ノ木峠の道標が見えるがなかなか近づかない。ようやく峠に辿り着くと、未踏の蓮華岳から七倉岳などを経て烏帽子岳へ続く稜線越しに雲が多いながらも槍ヶ岳がはるか先に見え、その右手の方には水晶岳から赤牛岳への長大な稜線が続く。烏帽子岳から南の裏銀座の稜線は雲が多く識別できない。少し休んで針ノ木岳へ向かう。稜線から山腹を巻くようにつけられた道に移ると、その両脇は広大なお花畑が広がっており、途中で雷鳥の雌にも出くわす。また、峠に着く頃はガスで見えなくなっていた鹿島槍ヶ岳が雲の上に浮かぶようにその双耳峰だけを見せている。また、マヤクボのコルの先に雲の間からわずかに剣岳が見えており、山頂に着くまで見えていることを期待する。再び稜線上の道に戻りひと登りすると針ノ木岳の山頂である。既に東側の谷からガスが多く湧いてスバリ岳から北の山は見えなくなっており、期待していた立山・剱連峰も山頂部は雲に覆われてしまっている。しかし、その眼下の黒部湖は独特の青色の水を湛え、湖上を進む船の波まで見える。北の槍ヶ岳は大分ガスに覆われているが辛うじて見え、その足元には高瀬ダム湖が佇んでいる。その左手にははるか遠く富士山と八ヶ岳も見えている。夏山最盛期の週末のアルプスのピークとは思えない静かな山頂で景色を堪能し、山頂を後にする。蓮華岳はガスに巻かれたり晴れたりを繰り返しているが、せっかくなので行くこととする。針ノ木峠で小休止して蓮華岳に登り返す。針ノ木峠からは針ノ木岳も蓮華岳も最初の登り始めが少しきつい。しばらく登ると後ろにガスの中から針ノ木岳がとても高く聳えて見えるが、すぐにガスに覆われてしまう。その先はほとんどガスに覆われ視界の利かない道を進む。砂礫の道になるとあちらこちらにコマクサが花を咲かせており、ハイマツが生えている周りは針ノ木岳とは違う花が咲いている。偽ピークに騙されながら、最後にひと登りすると山頂である。山頂の手前には、大町市の若一王子神社奥宮と書かれた小さなお宮がある。山頂では視界が利かないが、蓮華の大下り方面はガスもなく視界が利く。蓮華岳からの針ノ木岳の見え方を確認したかったので、お宮に戻って視界が晴れるのを待つが、晴れる見込みもなさそうなので、諦めて下山を開始する。少し下るとパラパラと雨が当たり始める。予想よりも早い降り出しであるが、雨具を着るほどでもないので、そのまま進む。一向にガスは晴れないまま進むが、最後の急坂を下り始めると一瞬針ノ木岳が思った以上の高さで姿を見せる。ガスは晴れ切らず、すぐに視界を遮ってしまう。雨の心配もあるので、針ノ木峠は通過し、往路を戻り始める。さすがに土曜日で、針ノ木小屋周辺は多くの人が休んでおり、峠を目指して登ってくる人もたくさんいる。しばらく下ると雨も当たらなくなり晴れ間も見えてくるので一安心である。登りと同じ蓮華沢で休憩し、雪渓に下り着いてからアイゼンを着けて下る。雪渓のスプーン状のくぼみが大きいため尻セードはできないので、歩行で下る。雪渓下りは膝への負担も少なく快調に下る。朝雪渓取り付き点で慎重に渡った個所は崩れずに残っているが、転落する恐怖を振り払いダッシュで岸に飛びつき雪渓歩きが終了する。その後は夏道を下り、朝見逃した花を見ながら、途中大沢小屋付近で休憩して扇沢に到着。そこから僅かに下った市営無料駐車場に着くまで雨にあたることなく到着した。
下山後は「上原(うわっぱら)の湯」という市営の温泉施設で汗を流してから帰路に就いた。
(休憩含むコースタイム)
扇沢市営駐車場:5:00→大沢小屋6:01→針ノ木峠8:26→針ノ木岳9:27→針ノ木峠10:28→蓮華岳11:35→針ノ木峠12:41→大沢小屋14:13→駐車場15:18(合計10時間18分、14.2km)

写真は、雪渓取り付き付近から大雪渓と針ノ木岳


Re:針ノ木岳、蓮華岳 - 37期 森山
2017-08-06 23:40:50

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針ノ木岳への登りから針ノ木岳とスバリ岳(右)

Re:針ノ木岳、蓮華岳 - 37期 森山
2017-08-06 23:42:06

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針ノ木岳頂上付近から蓮華岳

Re:針ノ木岳、蓮華岳 - 37期 森山
2017-08-06 23:43:43

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針ノ木岳山腹の雷鳥(メス)

Re:針ノ木岳、蓮華岳 - 20期 小堀
2017-08-09 11:12:21

いつも素晴らしい写真、有難うございます。這松の深緑、残雪の白、空の青さと初夏の北アはベストシーズンだね!(夏羽の雷鳥も愛らしい)針の木雪渓の取りつきにある大沢小屋は、日本の登山初期大町の対山館と言う登山者の拠点で有った宿で、大町山案内人組合を組織した百瀬慎太郎氏が作ったもので北アの山小屋としてはかなり初期のものです。彼は俳人若山牧水の門下生でもあり、「山を想えば人恋し 人を想えば山恋し」という著名な句を残しています。そんな大沢小屋を後に今から半世紀以上前の12月25日小雪の中、針の木峠を目指し我々は槍ヶ岳目指し出発しました。後から考えれば自殺行為ですが無事夕刻峠に幕営出来ました。ここから先は夏でも人気のないルートで当然冬の記録はありません。翌夜、船窪岳山頂に張った天幕の外から見た下界の街の灯と走る大糸線の列車の光にやたら郷愁を感じさせられた事は今でも忘れられません。その後ブナ立尾根からのサポート隊と烏帽子小屋で無事合流し、双六小屋で5日間の停滞後、槍経由上高地に下山しました。20日間の冬山合宿でした。

Re:針ノ木岳、蓮華岳 - 37期 森山
2017-08-09 23:05:05

小堀さんは、この山域に相当な思い出があるのですね。
天気が数日安定する見込みがあれば本当は蓮華岳から烏帽子岳まで縦走したいところでした。ただ、船窪岳から先が時間がかかりそうなので、2泊3日の予定で一気に行くか、船窪岳で分割して2回に分けて行くかも検討しなければなりません。今年行けるかどうかは未定です。
景信山 - 36期 澤田
2017-08-06 20:39:31

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家内と景信山を小仏駐車場から往復。35分間の登りでしたが想定通り暑くて汗だくに。頂上はそこそこ風がありホッとしました。
OB会8月山行のご案内 〜那須連峰甲子山白水沢左股左沢(沢登り)〜 - 32期ほんたお
2017-07-29 22:57:26

参加条件:沢登り経験があるか、V級程度のシングルピッチをフォローできること。
     沢登り用シューズか草鞋等を用意できること。

日程  8/26 甲子温泉 9時出発 沢遡行 3.5時間 登山道下山1時間 甲子温泉 15:00到着予定
    日帰り可能(甲子温泉宿泊は繁忙期の為、予約できな可能性があります。日帰り入浴可)

交通  往路:東京 6;20発 やまびこ201 →大宮 6;46 →新白河 7:43
      新白河駅 8:00発 高原ホテル前行 福島交通バス乗車 甲子温泉まで徒歩40分
      または駅からタクシー利用
    帰路:甲子温泉より徒歩40分 高原ホテル前16;45発 白河駅17:24着

    車利用の場合、甲子温泉手前に駐車スペースあり

参加申し込み:企画担当 平木宛てにご連絡ください。
  m-hiraki@wine.plala.or.jp makoto.hiraki@gmail.com
  (メールアドレスの@を半角@へ置き換えてください。
   念のため、両方のアドレスへご送信お願いします。)

以上

http://chitosesangaku.web.fc2.com/news20170826.html

雨男 - 17期 山田英暉
2017-07-23 22:04:45


7月18,19日 越後駒ケ岳
 昨年から雨男になってしまったようだ。昨年6月の常念岳は雨のため予定を2日間繰り下げた。富士山では下りにひどい雨にやられた。そして10月に計画していた皇海山は雨ならぬ早い雪のため今年に持ち越さざるを得なかった。
 今年は、昨年から持ち越した皇海山は計画通りに歩けたが、7月4日に予定した越後駒ケ岳は東京出発の前日の昼過ぎに現地の旅館から「大雨でとても山に登れない。計画を変更してくれ」との連絡があり、2週間延ばして17日に東京を出て18日に入山することとした。
 7月18日
 東京から4人、岡崎から1人が銀山平の湖山荘に揃い前夜祭を楽しんで、18日の6時半に出発することとした。
 夜が明けてみると、雨はそれほど強い降りではないが間断なく降り続いている。この日の予定は、6時間くらいかけて駒ノ小屋に入るだけなので躊躇なく出発を2時間遅らせることにした。9時近くなると、雨は時々止むようになり、ちらりと青空も見えてきた。目の前の川は増水していないし濁ってもいない。大雨情報を見ると新潟県の北部に集中し南部は避けられたと読めた。
 直ちに車で出発。枝折(しおり)峠に駐車して小雨が降る中を歩き始めた。
 雨は次第に強まってきたので枝折峠から30分のところにある枝折大明神の祠で雨宿りすることにした。この大明神は、その昔銀山平で銀を採掘して明神峠を通って小出に運び出す銀の道の安全を祈願して建てられたものである。我々も安全を祈りつつ雨の止むのを待った。
 雨は止むどころかさらに強まり、雷も鳴り始める。とても登れる状態ではない。3時間ほどねばったがついに登山を断念、宿に戻ることにした。旅館では源泉のポンプが落雷で故障し地区の温泉は使えない。旅館の前を流れる川は朝の様子から一変。泥水のすさまじい濁流になっており、山のうえでの大雨がうかがえた。
 7月19日
 ピストンの計画に変更。4時に旅館を出て4時半には枝折峠から歩き始めた。台風一過の晴天とはいかなかったが、雨の心配は全くない。登山道は深く掘れているので、昨日は滝のような流れだったと想像される。ごみはきれいに流されていた。
 早朝なので気温はまだ低い。ピストンに切り替えたので荷物は軽い。小倉山の登りにかかるまでの2時間余りは標高1200mくらいのところを小さな登り下りをくり返しているだけなのでペースは上がり、大変順調だった。
 枝折峠から百草(ひゃくそう)ノ池までは往路はこのように極めて順調だったが、帰路になると、樹林帯とはいえ背丈が2〜3mの灌木なのでまともに午後の強い日差しを受けた。気温、湿度ともに高くなり身体の疲れもあって、登りがあると思えば下りになるこの区間は往路より何倍もきつかった。全体として帰路は下っているのだが登りよりも時間がかかっているように感じられた。
 話を往路に戻す。百草ノ池からは本格的な登りになった。前駒からは露岩帯に入り越後駒の全体像が見えるようになったが、目の前には大きな雪渓が広がっていて頂上は最後まで見えない。標高2000mしかないのに残雪はすこぶる多い。さすが日本一の豪雪地帯である。
 頂上はなだらかな這松の中で直径5〜6mの円形の空き地だ。まるで円形脱毛症といった感じである。八海山には雲がかかっていたが、越後三山の最高峰中ノ岳、どっしりとして大きい荒沢岳はよく見晴らせた。
 地図上駒ノ小屋には常水のマークがあるし、同行者が見た日本百名山のDVDでは蛇口から水が噴き出していたという。しかし、現実には水道は涸れていた。避難小屋に泊まるなら雪渓の下まで水を取りに行くところだが、今回は時間的な問題もあって節水することにした。これが下山時にばててしまった原因でもある。
 なにはともあれ日本百名山の一つを無事登れたことは喜ばしいことであった。
 コースタイムは:枝折峠(4:30)→大明神(5:00)→小倉山(7:00)→百草ノ池(8:10)→前駒(8:50)→駒ノ小屋(9:30)→越後駒ケ岳(10:00)→前駒(11:00)→百草ノ池(11:30)→小倉山(12:10)→枝折峠(14:30)⇒東京(21:00)。


Re:雨男 - 32期ほんたお
2017-07-29 16:53:51

大変な山行だったようですね。
でも百名山99座登頂。
残るは、火打山ですね。
晴天と安全な山行で百名山制覇となることをお祈りします。


Re:雨男 - 17期 山田英暉
2017-07-29 21:03:28

ご声援ありがとう。火打山は9月の中旬に登るつもりです。
OB会07月山行(真教寺尾根から赤岳) - 32期ほんたお
2017-07-23 16:37:30

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OB会07月山行(真教寺尾根から赤岳)のページをアップしました。ご参照下さい。


http://chitosesangaku.web.fc2.com/201707-yatsu/index.html

海の日3連休の小渕沢、清里、行者小屋と赤岳鉱泉 - 28期ヒラキ
2017-07-22 17:22:47

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7/15(土)-16(日)で、真教寺尾根から赤岳に行ってきました。その際に体験した混乱状況を報告します。
山行については、OB会のホームページにて報告します。

1.超満員状態のあずさ1号は、立川駅で乗車に手間取り3分遅れになった。指定席は完売で自由席もすし詰め状態らしく、通路中ほどに進むように車内アナウンスが繰り返されていた。前後に臨時列車もあったということだが、周知が悪いためにあずさ1号に集中したためだろう。連休等の繁忙時期には、あずさ1号の前に臨時特急が出るようですので、ダイヤを調べた方が良いです。

2.小淵沢駅が新駅舎に替わっていましたが、ひどい混乱状態でした。先ず、改札が2階になっているため、小海線への乗り換えに使っていた跨線橋への階段を上らなければなりませんが、以前のままの狭い階段の為、あずさから降りた乗客が集中して詰まってしまいました。また、階段を上がって右にある改札には、スイカの自動改札機が設置されているものの、切符で改札を通るためには、駅員の居る駅事務所横の通路を通るしかないのですが、精算する人が居たりして大渋滞になっていました。

3.駅前の駐車場が付け替えられていて、道路に出るまでに5分以上も掛かる渋滞でした。誘導員がいるものの不慣れなようで、機能していません。タクシーの運転手は、渋滞でタクシーが駅に入れず商売にならないと愚痴をこぼしていました。繁忙期に新しい仕組みに切り替えたため、あらゆるところで混乱が生じており、事前計画の甘さが露呈していると言わざるを得ない情けない状態でした。

3.清里サンメドウズ スキー場のパノラマリフトを使って、真教寺尾根の1,890m地点まで上がり、美しの森からの行程で1時間半、高根荘からで約1時間を短縮する計画でしたが、このリフトが片道切符を販売しておらず、往復の他に、別のリフト分を抱き合わせ販売するというリゾート商法で、1500円とかなり高い乗り物になっています。真教寺尾根への入山者が少ないという事もあり、片道利用は想定しないという姿勢に思われます。土日休日の運転開始は9:30です。

4.赤岳登頂後に、展望荘に泊まる予定でしたが、1週間前の時点で既に満室でした。止むを得ず、行者小屋に泊まることにしましたが、小屋の周りは傾斜地や小屋の軒下までテントが張られていました。
行者小屋はスタッフが少なく、受付と売店の支払いが同じで、担当が1人だけなので、小屋の外まで行列ができてしまい、入室までに30分はかかりました。

5.赤岳鉱泉は驚く程に巨大化しており、増築を重ねて複雑に繋がった異様な建物は、切り拓かれ、殺伐とした周囲の景観とともに、柳川北沢の自然から浮き上がっていました。

6.美濃戸の駐車場はすぐに満車になる様です。美濃戸口で林道入り口に車止めを置いて進入できない様にしていました。八ヶ岳山荘の駐車場も満車で、駐車待ちの車列が続いていました。美濃戸の山の子の家では駐車場予約受付の案内もありました。

7.番外で良かったことを一つ。美濃戸口バス停前に、J&Nというレストラン兼簡易宿泊所ができており、帰りにレストランや風呂を利用する場合は駐車無料だそうです。風呂はこじんまりとしてシンプルな作りだけれど大きな窓があり開放感があって気持ち良く入浴できました。2段ベットでの素泊まりは4,500円だそうです。八ヶ岳山荘のやっているサービスにプラスしてイタリアンが食べられます。

写真は赤岳南峰から北峰リッジ上部と行者小屋、赤岳鉱泉遠望

Re:海の日3連休の小渕沢、清里、行者小屋と赤岳鉱泉 - 28期ヒラキ
2017-07-22 17:24:19

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行者小屋の朝の風景

Re:海の日3連休の小渕沢、清里、行者小屋と赤岳鉱泉 - 28期ヒラキ
2017-07-22 17:28:09

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巨大建造物となった赤岳鉱泉
鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳 - 37期 森山
2017-07-17 20:10:20

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 7月の3連休は鹿島槍ヶ岳に行こうとS先輩と計画していた。直前まで天気予報はあまり良くなかったが、土曜日と日曜日の午前中は何とか大丈夫そうだったので、赤岩尾根から登り冷池山荘で宿泊して鹿島槍ヶ岳を往復、翌日爺ヶ岳を越えて柏原新道で下山することとした。
 7月15日(土)4時15分頃に自宅を出発、大谷原登山口に4時50分頃到着し準備を整えて4時55分に出発。しばらく林道を進むが、行く手にはこれから登る鹿島槍ヶ岳が朝日に輝いている。1時間ほどで登山口の西俣出合に着くが、ここは砂防ダムの下につけられたトンネルで対岸に渡る珍しい構造となっている。ここから赤岩尾根に取りつくが、事前の情報では展望の利かない樹林の中の急登が延々と続くとされていたため、覚悟を決めて歩き始める。道は急な尾根を登るが、ジグザグが切ってあるためよじ登るようなことはなく、また、樹林ではあるが所々視界が開けるところがあり、そこそこ展望も得られて、さほど退屈することもない。逆に朝日がそれほど遮られることなく照り付けてくるので汗が大量に噴き出してくる。1時間以上歩いて鹿島槍の展望が良い平坦な場所に出たので最初の休憩とする。高度計と地図で確認すると約1900m地点の公園と呼ばれるあたりまで来ているようで、もう少しで高千穂平という場所のようだ。家から持ってきた凍らしたペットボトルの水が心地よい。少し休んで気合を入れて出発する。30分ほど歩くと高千穂平に着くが、鹿島槍はガスに巻かれ始めて山頂は判然としない。そのあたりで水音が響いてくるので鹿島槍山腹を見ると大きな滝があり、S先輩によると大滝と言うそうである。恐らく雪解けの季節だけ水量が多く轟音を立てて流れるのではないかと想像される。その先はガスに巻かれ遠望が利かない中を黙々と登るが、時々わずかに稜線が見えるのを励みにする。さらに登ると白樺平という看板のある平坦地に出るので二度目の休憩とする。整備された登りやすい道ではあるが、急勾配であることに変わりなく大分疲れが出ている。さらに登るとガレたトラバース道となり、その先に冷乗越の道標が見えてからすぐに稜線に出ると、目前に雪を抱く立山〜剱岳の岩壁が広がり思わず声を上げてしまう。これから進む鹿島槍は残念ながらガスに覆われて見えないが、爺ヶ岳方面は良く見通せる。取りあえず冷池山荘に向かう。山荘で宿泊手続きをする際に今夜の宿泊人数を尋ねると150人とのことで、一人布団一枚は難しいかもと心配になるが、そんなことを考えていても仕方ないので、腹ごしらえをして軽装で鹿島槍往復に向かう。テント場を過ぎると残雪が現れ、様々な高山植物が花を咲かせる道をしばらく進むと目前に意外なほど急な布引岳が現れる。これをゆっくり登り切って山頂で休憩とする。目前に鹿島槍南峰がドーム状の山頂を見せるが、東側からは絶え間なくガスが沸き上がり北峰は見えない。立山方面は何とか見えているが、出発する頃はガスに巻かれてしまう。最後のザレた道を登り切ると鹿島槍南峰の広い山頂に着く。周囲はすっかりガスに覆われ展望はほとんどない。時々ガスが薄くなるので、何とか視界が利くようにならないかと粘ってみるが、わずかに北峰がぼんやり姿を見せただけで、これ以上は期待できないとあきらめる。最初は北峰も往復しようかと考えていたが、視界が利かずくたびれてもいたので下山を開始する。布引岳を過ぎてしばらくすると道端の高山植物をついばむ雷鳥(オス)を発見する。一匹だけで他にはいないようであったが、写真を撮るまで逃げずにいてくれた。小屋に戻ると既に大勢の登山客が休んでおり、部屋に入ると3枚の敷布団に4人の割り振りとなっている。5時からの夕食後に部屋で休んでいたが、何となく外に出てみると鹿島槍がくっきりと見えていたので、慌てて部屋にカメラを取りに戻って寝ていたS先輩を起こして夕闇の鹿島槍を写真に収め、これはきっと立山方面も見えているはずだと小屋のテラスに戻るとこちらもきれいにガスが取れている。また、今日は全く見えていなかった針ノ木岳までの稜線も見えていたため夢中で写真を撮る。最後の最後にご褒美をもらえたようで満たされた気分となる。部屋に戻って横になっていたら、いつのまにか寝てしまっていた。
 7月16日(日)の朝2時前に目が覚めた時に大きないびきが聞こえ、S先輩かと思ったらその横に寝ていた同室の人で、後で聞いたらS先輩はいびきに耐えかねて頭を反対にして寝ていたとのこと。その後トイレに行ってから外の様子を見に行くと薄い雲はかかっているが、月も星も出ており、鹿島槍も月明かりに照らされている。何とか午前中天気が持つように祈りながら再度就寝。4時半に日の出と聞いていたので、その時間に起きて外で待っていたが、雲で太陽の姿は見えずじまいに終わる。5時からの朝食を済ませ準備を整えて5時55分に出発。天気は曇りであるが視界は良好で、周りの山は全て見通せる中で爺ヶ岳中峰を目指す。手前の北峰の登りの途中で八ヶ岳の右側に富士山が遠く霞んで見える。さらに登り爺ヶ岳中峰に着くと、はるか南に槍・穂高連峰まで見渡せる。その左には南アルプス、富士山、八ヶ岳と霞んではいるものの視認できる。しかし、立山、剱岳は、いかにも雨っぽい黒い雲がかかってきており、下山まで持ってくれと祈るばかりである。少し休憩して南峰に向かう。15分程で着くが、ここで雨が当たって来たため止む無く上だけ雨具を着込む。S先輩の雨具は結構派手で、売れ残って安売りしていたものとのこと。最後の展望を楽しみながら種池山荘に向かう。種池山荘では雨も止み、雨具を脱いで腹ごしらえと下山後に家内に迎えに来てもらう時間の連絡をしてから出発する。今日から登っても天気が悪いんじゃないかと思いながらも3連休のため次々と人が登ってくる。最初は調子よく下っていたが、だんだん疲れてきて、途中でまた雨が降り出したので雨具を着込むとすぐ止むという状況で、扇沢の駐車場が見えてからは中々下界が近づいて来ない状況にもイライラしながら下る。途中1回休憩した際に雨具を脱ぎ、後は着ることもなく、途中で職場の知人に出会ったりしながら、ほぼ予定の時間で登山口に到着。ちょうど迎えも来ていたので、大谷原の駐車場に車を回収に行ってから大町温泉郷の薬師の湯で入浴し、途中でそばを食べてから帰路に就いた。
(休憩含むコースタイム)
1日目 大谷原登山口4:55→高千穂平7:57→冷乗越9:23→冷池 山荘9:38→布引岳11:07→鹿島槍ヶ岳南峰12:04→冷池山荘 14:27(合計9時間32分、11.4km)
2日目 冷池山荘5:55→爺ヶ岳中峰7:16→種池山荘8:22→柏 原新道登山口11:16(合計5時間21分、7.7km)

写真は、冷池山荘から夕暮れの鹿島槍ヶ岳


Re:鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳 - 37期 森山
2017-07-17 20:12:56

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布引岳への稜線から立山・剱連峰

Re:鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳 - 37期 森山
2017-07-17 20:14:33

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冷池山荘から爺ヶ岳

Re:鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳 - 37期 森山
2017-07-17 20:18:04

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布引岳付近の雷鳥

Re:鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳 - 32期ほんたお
2017-07-17 20:35:16

冷池は稜線上にあるので眺めもいいですよね。
天場に泊まりましたが、日の出、日の入りもバッチリのロケーションですよね。
小屋が遠いので麦酒を飲むのは大変ですが。


Re:鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳 - 36期 澤田
2017-07-17 22:14:55

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7月14(金)半日休暇が取れ、午後の「あずさ」の利用により参画致しました。一日で1800mの高度差を登り切れるかどうか不安もありましたが、適度なペースで歩いて頂き助かりました。赤岩尾根から稜線に出たときの景色には感動。冷池山荘から布引山までの登りが意外と厳しかったためか、最後の鹿島槍ヶ岳南峰の登りは緩やかとはいえ結構大変でした。写真は7月16日(日)の朝、冷池山荘から撮影したものです。

Re:鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳 - 32期ほんたお
2017-07-18 12:08:56

S先輩って、そうだったのですね。
いい眺めです。
稜線で迎える朝っていいですよね!

会津駒ヶ岳 - 32期ほんたお
2017-07-16 16:05:04

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2017年7月9-10日、会津駒ケ岳(2,132m)に行ってきました。

7月9日
バイク、始発のJR、私鉄、地下鉄、路線バスを乗り継いで、会津駒バス停に
10:40着。ここでバスを降りたのは5人だけだった。うち3人は同じコースで前
後して歩くこととなる。
主に舗装道路で林道の終点の駐車場へ。今日は日曜日、多くの車が停まってい
る。確かに、この後、多くの下山者とすれ違うことになる。
登山道に入ると眺望のない急な登りが続き、ブナなどの自然林や時々姿を見せ
てくれる花々を楽しむしかない。しかし、風も通らず、とにかく暑い。中間地
点となる水場に着く頃にはバテバテとなる。登山道から数分下った沢の源流の
水は、とにかく冷えていて美味しい。少し生き返った。

ここからは、少しだけ傾斜が緩やかになり、残雪が出てくる。やっと樹林の間
から稜線が見え隠れする頃、さきほどから聞こえた遠雷が、ますます近くなり、
ついに雨が降り出す。まさにバケツをひっくり返したような大粒の雨となり、
氷粒も混じっている。森林限界を抜けると雪道となり、急な雪田を登り切ると
駒の小屋に着く。その頃になって空が明るくなり激しい通り雨も上がり出した。

駒の小屋は、素泊まりのみで1泊3千円と安く、MAX28名の小さな小屋だが清潔
感があり居心地も眺望も良い。冷えた麦酒で水分補給、小屋の方から会津誉の
振舞いも頂き、同宿者と今日の顛末と明日のコースなどの情報交換に加え、
色々な山などの話に花が咲き、消灯の20時まで楽しい時間となった。

バス停   10:40
滝沢登山口 11:20
水場    13:20
駒の小屋  15:20


7月10日
雲海の上に重畳と連なる山並みが赤く染まり、小屋の前でご来光を迎えた。
今日も良い天気となるだろう。荷物の一部をデポし身軽にして駒ヶ岳へ。
更に中門岳まで足を延ばす。本来なら池塘と高山植物が咲き乱れている時期だ
が、今年は季節が1ヵ月遅れており、ほぼ雪に覆われており、池塘の一部がやっ
と顔を出している程度だ。それでも雪の残る越後の山並みを眺めながらの稜線
歩きは最高に気持ちが良い。
小屋に戻り、当初は往路を戻る予定だったが、このまま下るにはもったいない
天気と眺望で、時間も早いことから、少し尾根上を歩いてからキリンテに下る
昨日同宿者のお勧めのルートに変更する。

燧を正面に見ながら、時折現れるお花畑と残雪を楽しみながら気持ちの良い尾
根道が続く。しかし、なかなか下り口が現れない。送電線が現れ、行き過ぎて
いることが確実になった。戻ろうとしたが、戻ると約3時間、先に進むと約2時
間で御池となる。ということで、そのまま先に進み、御池に無事に辿り着いた。

バスの時間までに1時間あったので、温泉に浸かり、麦酒と蕎麦で補給すること
も出来た。
昨日同じバスを降りた3人とは、最後(北千住)まで同じコースとなった。

駒の小屋  05:00
会津駒ケ岳 05:20
中門岳   06:00
駒の小屋  07:00
大津岐山  08:30
送電線下  10:00
大杉岳   11:00
御池    12:00

反省
いつもコースの1/2.5万図とGPSアプリの地図データを用意するのだが、変更し
たコースは用意していなかった。そのため山と高原地図だけとなってしまった。
更にミスコースに気づいて引き変えそうとしたが、そこで同じくミスコースを
した登山者と出会い位置確認。戻るより進んだ方が早いのではと意見を受けた。
よく地図を見れば分かることだった。おかげで温泉に入る時間を確保できた。
準備と落ち着いた状況判断が必要だと改めて考えさせられました。


Re:会津駒ヶ岳 - 32期ほんたお
2017-07-16 16:08:02

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会津駒ヶ岳からの燧ヶ岳方面。至仏や日光白根など色々な山々が見えます。
手前のピーク、残雪との境界に駒の小屋があります。


Re:会津駒ヶ岳 - 32期ほんたお
2017-07-16 16:12:03

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中門岳からの会津駒ヶ岳。

Re:会津駒ヶ岳 - 37期 森山
2017-07-16 20:31:43

会津駒ヶ岳は未踏の百名山の一つです。
この時期でもまだ地塘は雪の下なのですね。
駒ノ小屋には泊ってみたいですが、きっと平日でなければ予約は取れないでしょうね。

Re:会津駒ヶ岳 - 32期ほんたお
2017-07-17 20:24:59

駒の小屋、前日の土曜はほぼ一杯だったようです。
布団1枚に1人で、それ以上は予約を受けないそうです。
会津駒は小屋泊まりをお勧めします。
一日で降りてしまうのはもったいないです。

火打山 - 37期 森山
2017-07-12 21:35:59

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 大天井岳に行って以降、週末の用事や悪天候のため3週間山に行けていなかったが、午後雷雨の恐れはあるものの久々に良い天気予報の週末であったため、午後遅くならずに下山できそうな山を物色し、笹ヶ峰から火打山往復とした。
 7月8日(土)3時40分頃に自宅を出発し、登山口に5時40分頃到着。最寄りの駐車場は9割程埋まっており、3組程が出発準備をしている。自分も準備を整え5時50分に出発し、木道が整備された緩斜面を進む。やや傾斜がついてきたなと思う頃に黒沢橋に着く。今日は暑さを想定して500mlペットボトル4本を持ってきたが、1本はここで給水するつもりだったので沢に降りて補給してそのまま進む。部分的に無い場所もあるが、ほとんど木道や階段が整備された道を進むと十二曲りに差し掛かる。適当な休憩場所もないため、そのまま進む。曲がり角ごとに標識が設置してあるが、距離はバラバラでジグザグを切ってあるので、さほどの傾斜とは感じず登れる。意外とあっさり十二曲りは終了した、終了地点はちょっとした広場になっていて休憩適地であるが、先行者が占領していたので、富士見平まで進むこととする。十二曲りは急登と言われているが、実際はその先の方が尾根を直線的に登るため急である。しばらく急登を登り続けると、残雪が現れ始めるが特に支障はない。ようやく傾斜が緩くなり、程なく富士見平に着く。ここは火打山方面と妙高山方面の分岐で正面に黒沢山、右手に妙高山外輪山は見えるが、火打山はまだ見えないので、もう少し先に進んでみることとする。この辺りは比較的日当たりがいいものの、平坦地のため残雪は多い。緩斜面を登り切り、黒沢山のトラバースに入ると、待望の火打山が未だ多くの残雪を抱いた優美な姿を現す。その左奥にはドーム状の新潟焼山が控えめに見えている。笹薮のトラバース道を進むと道にザックがおいてあり左側の笹薮を掻き分ける音がしてくる。はじめはキジ打ちでもしているのかと思ったが、どうやらネマガリタケのタケノコを採っているようである。その先でも同じようなオヤジが休憩しており、挨拶しても返事をしない。スタイルを見ても登山を楽しむようではないので、恐らくザックに入っているのはタケノコであろう。進行方向が開けた場所で、行き先の平坦な場所に高谷池ヒュッテの三角屋根が見える。所々残雪が登山道を覆っているが、歩きにくい程度で危険はない。少し下って登り返すと高谷池ヒュッテに飛び出す。目の前には雪解け間もない高谷池越しに火打山が頭を覗かせている。ここで休むつもりでいたが、もう少し眺めのいいところまで行って休もうと思い、写真を撮ってから先に進む。高谷池を回り込むように進むと水芭蕉の咲く黒沢池方面との分岐に着く。開花したばかりと思われる小ぶりの水芭蕉が岸辺を覆っている。相変わらず整備された木道を進むが、天狗原方面への登りは完全に残雪の下となっている。腐って滑りやすい残雪をキックステップで登り切ると、正面に火打山が大きく、後ろには外輪山の奥に初めて妙高山が頭だけ見えるようになる。しばらく平坦な湿地帯の木道を進み、少し下り始めると、天狗の庭の立派な看板のある場所に出る。まだ残雪の残る天狗の庭も、平坦部分の雪はほとんどなく、地塘が多数佇んでいる。湿地はまだ冬枯れの茶色で残雪から目覚めたばかりのようであるが、快晴の空に聳える天狗の庭越しの火打山は、やはり絵になる。湿原まで降り立つと、大小の地塘が点在し、少し風があり湖面にさざ波が立っているものの、大きな地塘には逆さ火打が映り込み、写真ばかり撮って歩が進まない。少し先には木道の周りに水芭蕉の群落があり、ここはまだ春が訪れたばかりだと感じさせられる。雪を頂く山と湿原と水芭蕉が揃うと心躍ってしまうのは登山者の習性であろうか。写真を何枚撮ったか分からないまま、天狗の庭を通過する。何だかんだ言いながら、適当な休憩場所もなく、素晴らしい景色に見とれてばかりで歩いているが、もう少し上ったところで休憩しようと火打山に向かう。歩き始めて3時間を過ぎ、空腹も感じ始め、ろくな休憩も取らず歩いてきたので、少し登って天狗の庭を見下ろす岩場で今日初めて腰を下ろして休憩と昼食とする。この辺りはきっとお花畑になるのだろうと思える場所で、天狗の庭の奥には逆光で妙高山が聳え、行く先は手前のピークで火打山は見えない。気合を入れて最後の登りにかかる。手前のピークを越えると本峰が目の前に大きく、さらに登り頂上直下のやや急な雪田を超えると程なく山頂に着く。山頂からは西に焼山と金山が未だ多くの残雪を抱いて佇み、北は上越市街と日本海が見渡せる。東は妙高山に続く尾根から北側は雲海となっている。南に黒姫山は確認できるが、高妻山方面は山頂部が雲に覆われ判別ができない。しばらく休んでいると、快晴だった空に少しずつガスがかかり始め、時々遠望を遮られるが、天気予報で言うような大崩れはしそうにない状況である。名残惜しいが、午後雷雨の予報もあったため下山を開始する。さすがに好天の土曜日、次々と登山者が山頂を目指して登ってくる。天狗の庭に下り着く頃には火打山はガスに覆われ山頂部は雲の中となる。高谷池まで戻って12時前、このまま往路を戻る予定であったが、天狗の庭の素敵な風景を見た後であったので、1時間余計に歩くことになるが、せっかくだから黒沢池を回って下山するルートに変更する。高谷池を離れると、途端に人の気配がなくなり、道も今まで程整備がされていない。また、歩く者も多くないようで、残雪部の踏み抜きに注意しながら登る。基本的には尾根道であるが火打山は見えず、妙高山も垣間見える程度である。起伏の少ない快適な道を進むと茶臼山の標識のあるピークを過ぎる。少し下ると視界が開け、眼下に大きな黒沢池と広い湿原が広がり、その先には妙高山が外輪山越しに頭を見せる。黒沢池の周囲は比較的雪解けが早かったのか、既に草原の緑が濃くなっている。黒沢池ヒュッテに向かう下り道は、木道が整備された場所でも雪解け水が木道の上を川のように流れている。樹林帯に入り、開けた場所に出ると目の前に特徴のある黒沢ヒュッテに着く。小屋の周りは大きな雪田があり、小屋の屋根では従業員が2人で作業をしている。ここから妙高山に向かう道が分岐するが、登山者らしい者は誰もいない。少し休んで下山を開始する。小屋から急な雪田が10mほどあり、キックステップで慎重に登ると、黒沢の広大な湿原と地塘が目の前に広がる。平坦な木道の両脇にはハクサンコザクラやチングルマ、黄色い花の群落があり、高谷池より季節が進んでいると感じる。しばらく右に湿原、左に妙高山外輪山を眺めながらの快適な木道歩きが続き、沢を渡って樹林に入ると、富士見平まで緩やかに登る。富士見平を過ぎて十二曲りの下りはじめの広場で休憩しようと進んでいたが、予定した場所は団体に占拠されていたので、黒沢橋まで下ってしまうこととする。黒沢橋手前の沢沿いで最後の休憩をとり、整備された木道の道を順調に進み、雨に降られることもなく登山口に到着。下山後は「苗名の湯」で汗を流し、せっかくなので近くの「苗名の滝」に観光客に交じって寄り道してから帰路に就いた。
(休憩含むコースタイム)
笹ヶ峰登山口5:50→富士見平7:49→高谷池8:24→天狗の庭8:46→火打山10:13→黒沢池分岐11:42→黒沢池ヒュッテ12:30→富士見平13:27→登山口15:00(合計9時間10分、18.5km)

写真は天狗の庭から火打山


Re:火打山 - 37期 森山
2017-07-12 21:38:22

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火打山頂から新潟焼山(右)と金山
手前のピークは影火打

Re:火打山 - 37期 森山
2017-07-12 21:39:49

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火打山頂から妙高山と天狗の庭

Re:火打山 - 37期 森山
2017-07-12 21:41:42

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茶臼山下から妙高山と黒沢池

Re:火打山 - 32期ほんたお
2017-07-15 23:21:58

池に映る残雪の山!いい眺めですね!
私も同時期に、このような眺望を求めて山に行ったのですが...
百名山登頂1座追加ですかね?


Re:火打山 - 37期 森山
2017-07-16 20:27:19

火打山は平成元年に登頂済みで今回2回目なので登頂数は増えていません。前回は秋だったので全く違う雰囲気を味わうことができました。

Re:火打山 - 32期ほんたお
2017-07-17 20:15:03

お初ではなかったのですね。
残雪期に行ってみたくなりました。

秋の企画(10月山行) - 32期ほんたお
2017-07-02 16:21:22

本年度の計画で、日程等が未定でした秋の企画がまとまりましたのでお知らせ
いたします。信州在住会員お勧め&参加の晩秋の菅平から根子岳-四阿山へ
縦走するコースです。

7.10/28(土)-29(日)
    信州の山旅 根子岳から四阿山
日  程:10月28日(土) 日帰り可 宿泊:菅平 あずまや高原ホテル(予定)29日帰京
交  通:上田駅 8時集合(東京発6:28 はくたか551→大宮6:54→上田7:54着)
     上田駅 8時発→(タクシー利用)→菅平牧場登山口
登山行程:菅平牧場登山口9:00発→根子岳11:10→四阿山13:10→あずまや温泉15:40
     または、四阿山→菅平牧場登山口15:00

晩秋の菅平から根子岳-四阿山へ縦走するコースです。
下山ルートは、宿泊地へ直行して、ゆっくりと温泉へ浸るコースをメインに、
交通便利となった地の利を活かして、日帰りで山旅を楽しむこともできます。

温泉宿泊の場合、繁忙時期でもありますので、7月7日(金)で参加申し込みを
一旦締め切ります。その後のお申込みも可能ですが、宿泊予約が取れない可能性も
ありますのでご承知ください。
なお、日帰りでの参加も可能ですので、企画担当までお申し出ください。

希望者、ご興味がある方は、28期 平木宛にメールでご連絡ください。
下記2つのアドレスの@を@(半角)へ置き換えて送信してください。
  m-hiraki@wine.plala.or.jp, makoto.hiraki@gmail.com

2017年 年間計画 は下記を参照
http://chitosesangaku.web.fc2.com/news2017plan.html

山の一番、知ってますか? - 32期ほんたお
2017-06-04 16:41:14

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こぼり会長の所属する日本山岳会の5月の会報に、「山の日」に因んだクイズが同封されていたそうです。知っていそうで知らないものが大部分。さて貴方は何問正解できますか?
添付画像をご覧下さい。
皆さん、奮って「返信」で解答を応募して下さい。

正解は1ヵ月後にお知らせします。
最多正解者には、きっと何かが待っているでしょう!


Re:山の一番、知ってますか? - 32期ほんたお
2017-06-25 12:04:46

一番多い山の名前は「城山」ではないかと。。。
との意見が出ていますが、皆さん如何でしょうか?

来月には正解を発表します。
ふるってご応募下さい。


Re:山の一番、知ってますか? - 36期澤田
2017-07-01 18:57:07

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以下解答いたします。
どた勘によるものも含まれています。

Q1 3
Q2 4
Q3 5
Q4 3
Q5 2
Q6 2
Q7 5
Q8 3

写真は、6月30日、新幹線、小田原・新横浜間でみえた(おそらく)大山です。


Re:山の一番、知ってますか? - 32期ほんたお
2017-07-01 23:04:24

答え合わせです。

Q1 3 正解!
Q2 4 ブブー
Q3 5 ブブー
Q4 3 ブブー
Q5 2 ブブー
Q6 2 正解!
Q7 5 正解!
Q8 3 ブブー

流石、山の問題には強いですね。

写真は大山だと思います。
あれ、問題では無かったですね。


Re:山の一番、知ってますか? - 36期澤田
2017-07-02 15:48:02

4つはできたと思っていました。
山の一番、知ってますか? - 32期ほんたお
2017-07-01 23:06:46

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問題を含む、レター全文です。


Re:山の一番、知ってますか? - 32期ほんたお
2017-07-01 23:12:19

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答えです。
何問分かりましたか?
私は全問不正解でした。

また面白い問題があったらお願いします。
山の写真の同定問題も面白そうです。
会長、写真付きで問題を出して下さい。

大天井岳 - 37期 森山
2017-06-25 16:10:39

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 アルプスの主稜線を何度か歩いていると、だんだん通った場所が増えていき、そのうち歩いた場所の方が多くなる。その一方で、著名な山と山の間にあり、そこだけを目的に登山するという場所でもないようなところが空白地帯として残ってくるものだ。今回目的地にした大天井岳は、30年ほど前に表銀座を縦走した時に通ってはいるが、そこから常念乗越までの間は、日本百高山に名前が挙がっている東天井岳と横通岳があるものの、いずれも通常の登山道は山頂を通らないルートとなっていて、単独で目的地とされることは無いように思われる。また、大天井岳は表銀座縦走時の初日に山頂直下の幕営地でテント泊したが、翌日は大荒れの天気で停滞を余儀なくされたうえテントが飛ばされそうになり、その際にテントのポール入れを飛ばされたという苦い記憶は鮮明にあるが、山頂に行った記憶がない。この空白地帯を埋めようと昨年燕岳から入って大天荘に泊り常念岳までの縦走を計画したが、未だ実現していない。また、大天井岳直下の大天荘の営業は7月からで、現時点では燕山荘に泊って縦走するか、逆に常念小屋に泊って縦走するか、いずれかの方法しかないと思っていた。梅雨に入ってから雨の降らない日が続いていたが、特に好天が見込まれそうな週末の行き先を物色する中で、一の沢から常念乗越に登り、そこから大天井岳を往復すれば空白が埋まると考え、実行することとした。また、時間があれば常念岳も加えることとする。
 6月16日(金)は平日であるが、翌週の土曜日に仕事が入っているため、その代休を前倒しして取得して大天井岳を目指す。行程が長いので4時半登山開始を目標に3時40分頃に自宅を出発。30分ほど走り登山口まであともう少しというところまで来て携帯電話を持ってくることを忘れたことに気づき、止む無く自宅に戻って出直したため、登山開始が5時を過ぎてしまった。さすがに平日で駐車車両はほとんどなく、登山者駐車場よりさらに上の駐車スペースに駐車できたので、10分ほど時間が稼げた。歩き始めて1時間程で、先行する2名を追い越し、さらに歩くと雪解けの進んだ雪渓に出る。登山道は薄くなった雪渓を渡っていくようになっているが、崩落の恐怖と闘いながら速足で渡る。そこから先は倒木と泥に汚れた雪渓上を歩くが、足元を大きな音を立てて水が流れる上を歩くのは落ち着かないものである。夏道と雪渓を交互に歩いて進むと、目前に一の沢の雪渓が立ちはだかる場所に出る。事前の情報では、一の沢ルート上部は夏道が通れないため雪渓を乗越まで詰めるはずなので、ここでチェーンスパイクとポールを準備する。雪渓を登り始めてすぐに案内ポールで行き先を止めてあり、すぐ右手に夏道が出ている。何のことはなく夏道は通行できるようになっており、この先部分的に雪はあるものの夏道の急坂を乗越まで進む。傾斜が緩くなり背の低い木が多くなってくると左手眼下に一の沢の急な雪渓が見下ろせる。話には聞いていたが、かなりの斜度で、夏道が通れたことに安堵する。そこからしばらくすると常念乗越に出るが、ここで想像していた以上の大きさで槍ヶ岳から北穂高岳まで屏風のような岩峰群が目に飛び込んでくる。写真では再現しきれない圧倒的な迫力は、その場にいないと味わえないものである。風景に見とれていたいが、乗越は地形上も風の通り道となっており、天気は最高だが冷たい西風がまともに吹き付けて寒い。風下で風を避けながら小休止する。さすがに平日で目前の常念小屋の周りやテント場に人はいない。先は長いので横通岳に向かい登り始める。乗越から僅かの区間樹林の中を登るが、そこだけ雪解けが遅れて残雪があるが、そこを抜けるとすっかり夏道である。横通岳南肩から山頂に向かう踏み跡に入る。道型は明瞭でそれなりに登る人が多いことを窺わせる。肩からほどなく山頂に到達、目前の常念岳が大きいが、何といっても乗越では隠れていた涸沢岳以南の穂高連峰が現れ、槍穂高連峰が快晴の空に未だ多くの残雪を残した姿で神々しく連なっている。南には乗鞍岳、さらには御嶽山まで見通せる。進行方向には、はるかに小さく大天井岳の頂上が、その右には剱立山連峰、さらに右には燕岳から北につながる峰々を越えて鹿島槍ヶ岳までがはっきり視認できる。何はともあれ快晴で360°の大展望は申し分ないが、この時点で9時45分と常念岳往復を加える行程とする場合の予定より30分以上遅れている。ゆっくりしたい気持ちを振り払って先に進む。少し下ってから東天井岳への登りに取りつく。東天井岳も登る予定であったが、南側から登るルートがはっきりせず、取りあえず登山道通りに進む。東天井岳山頂直下をトラバースするルート上にやや傾斜のある雪渓があるため、慎重に進んで尾根を乗っ越すと、思った以上にまだ遠くに大天井岳が見える。この乗越から東天井岳山頂に行けそうであるが、取りあえず先に進む。常に左手に見えている槍ヶ岳がだんだん大きくなり、裏側の小槍も見えてくる。下りきったところで小休止して最後の登りにかかる。傾斜はきつくないが、既に11時を過ぎて疲れも出てきたため足が重い。目前のピークの肩に登り切ると、ようやく大天井岳本峰が大天荘の先の手の届きそうなところに現れる。程なく無人の大天荘に着き小屋の裏手の雪田に取りつく。ひと登りで大天井岳山頂に到着。東鎌尾根から続く槍ヶ岳は北鎌尾根を大きく北に伸ばして圧倒的である。北アルプスの主稜線は全て見えていると思える展望であるが、剱立山方面は山頂が雲に覆われている。一方、その眼下には高瀬ダムが緑の湖水を湛え、そこを遮るように針ノ木岳、蓮華岳、鹿島槍ヶ岳が聳えている。燕岳方面への冬道の指導標が山頂にあり、覗き込んでも下り着く場所は見えないが、縦走路の先には燕山荘と燕岳が続く。誰もいない山頂をしばらく独占して展望を堪能した後、往路を戻る。行きに寄らなかった東天井岳に寄り道するが、特に山頂標識もなく石積みがあるだけである。この時点で13時20分過ぎ、常念乗越までまだ1時間はかかることから、この時点で常念岳往復は諦めてゆっくり歩くこととする。東天井岳直下の雪渓トラバースを慎重に進み、横通岳に登り返し、今度は通常のルートで山頂を通らず南肩に出て、その先の小ピークで最後の展望を楽しむために休憩とする。目前の常念岳には既に登る時間も体力も気力もない状態であるが、次の機会の楽しみに取っておくこととし、下山にかかる。常念乗越で2人、そこからの下りで2人に会ったほかは誰とも会わないまま進む。登りには気づかなかった夏道の取り付き地点に胸突き八丁の看板があり、そこから僅かに雪渓を下り、往路と同じ場所で休憩。さらに下り、朝より雪が腐って滑りやすく、雪渓の下を流れる水音も大きくなっているような気がするので、雪の薄そうなところは急いで渡る。左岸沿いの道になってからは順調に下って無事登山口に着き、そのまま自宅に戻った。
(休憩含むコースタイム)
一の沢登山口5:12→常念乗越8:30→横通岳9:45→大天井岳11:53→東天井岳13:23→常念乗越15:18→登山口17:50(合計12時間38分、約19km)

写真は横通岳から大天井岳方面


Re:大天井岳 - 37期 森山
2017-06-25 16:11:58

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大天井岳山頂から槍穂高連峰

Re:大天井岳 - 37期 森山
2017-06-25 16:15:00

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東天井岳山腹から常念岳方面
左から横通岳、常念岳、蝶ヶ岳

Re:大天井岳 - 28期ヒラキ
2017-06-25 20:08:03

地の利とは言え、大天井岳日帰りだけでも大したものですね。
安達太良山の記録も拝見しましたが、箕輪山まで足を延ばしているんですね。これも凄い脚力と思います。

秋の企画、お手柔らかに是非、よろしくお願いします。
隠れた信州の名低(酩酊)山と名湯に行きたいですね。

Re:大天井岳 - 36期澤田
2017-06-25 20:53:50

常念乗越からの大きな槍ヶ岳と穂高連峰、一度みてみたいものです。
OB会6月山行 安達太良山ご報告 - 36期澤田
2017-06-23 20:34:34

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参加者:25期 桐山さん、28期 平木さん、31期 釜田さん、36期 澤田

安達太良山のご案内を拝見。しかし、6月18日(日)は所要がある。地図を調べたところロープウエイから山頂を往復するのであれば、帰路、山麓駅から岳温泉に下りる14:40発のバスがあり、6月17日(土)日帰りで参加できそうだ。平木さん、釜田さんにお伺いし参加をご承諾頂いた。
当日、郡山駅で先輩方と合流。天気は良いが車窓から山の方をみると上の方は雲がかかっている。二本松駅で降りたらかなりの暑さだ。タクシーでロープウエイの駅へ。途中、岳温泉を通過。40年前、高校一年生のとき、千岳荘の帰りにここからバスに乗ったことを思い出す。
ロープウエイの山麓駅(奥岳登山口)に着いたら曇っていることもあってか結構涼しい。約10分の乗車で山頂駅へ。山頂から先頭より釜田さん、小生、平木さん、桐山さんという隊列で登り始める。緩やかで歩きやすい道ではあるが登山者の数が多く所々ペースの調整が必要になる。周囲の木々が少しずつ低くなっていく道を30分程度登っただろうか、表登山口への分岐を過ぎ、しばらく登った地点で一本とった。途中、小ぶりで綺麗な赤い花が咲いていたが知識のない自分には恥ずかしながら名前がわからない。平木さんが、ツツジだろう、とおっしゃっていたが、事後的に調べたところレンゲツツジだったようだ。
岩の増えた道を再度歩き始め、程なく山頂手前の広場に着いた。その後、狭い岩場の道をよじ登るようにして歩き山頂着。展望は良いものの狭いところに人が多かったため、平木さんに写真を撮影して頂き直ぐに下り始めた。再度広場に着いたが時刻は確か11:00頃。自分だけ来た道を戻っても12:00には山麓駅に着いてしまう。さしあたり牛の背へ火口だけは見に行くことに。ほとんど平坦な道を歩くと硫黄の匂いが強くなり火口がみえてくる(添付写真)。火口の向こうには標高の異なる湖らしきものが上下に並んでみえる。いい気分である。しばらく歩き左に火口、右に雪渓がみえる場所で一本とった。
ここまで来たら、先輩方とくろがね小屋まで行き、途中から一人でロープウエイを使わず山麓駅に下りるルートもあった。しかし、一人で下山することに一抹の不安もあったため、小屋から塩澤温泉まで一緒に下り一人バスで帰ることにした。18:07分発の塩澤温泉→二本松行きのバスがあることは事前に調べてあった。計画変更の旨を自宅の留守電に伝言。
ここから勾配のある道を下り、峰の辻を経てくろがね小屋に着く。外からみると小屋の中は真っ暗だったが扉は空いた。中ではカウンター越しに小屋の方々が談笑しており缶ビールを購入。外で飲みながら昼食を摂る。小屋の脇のバスタブにお湯がホースから流れ込んでおり手を入れると暖かい。
小屋からの湯川渓谷沿いの下りは鎖場もあるためストックをしまうよう指示を頂く。湯川渓谷を下り始めるとこれまでとはうって変ってほとんど人と会わない。清流をみながら、やせた道や鎖場では足元や落石に注意しながら下っていく。所々、滝や巨岩を目にする。一本とった処で釜田さんからワンカップ焼酎を一口頂く。五臓六腑にしみわたる。新緑の中を下り始め金剛清水で一本をとる。再度、釜田さんから残りのワンカップを頂き、もっていた白湯で割って頂いた。順調に下り続け塩澤温泉のスキー場に14:15頃着いた。
実をいうと14:25発の二本松行きバスがあることは事前に調べてあった。先輩方にお伝えすると釜田さんがバス停まで案内してくれた。程なくしてバスが到着し先輩方と別れ、ほとんど貸切状態のまま二本松駅に着いた。山中と異なり日差しが強く暑い。帰路、郡山駅の土産物屋で大黒屋のくるみゆべしを試食。これは絶品。1箱土産に買って帰った。
恐らく一人では行こうと思わない山であり、参加させて頂き有難うございました。


Re:OB会6月山行 安達太良山ご報告 - 32期ほんたお
2017-06-25 11:46:34

千岳荘は、まだ在るのでしょうか?

Webの報告ページにも転載させて頂きました。


Re:OB会6月山行 安達太良山ご報告 - 37期 森山
2017-06-25 16:21:33

私が行った時よりも大分雪が少なくなっているようです。雲がなければ沼ノ平の向こうに磐梯山と飯豊連峰が見えているはずですが、安達太良山頂では見えていたのでしょうか。時間があれば温泉に入って帰りたいところですね。

Re:OB会6月山行 安達太良山ご報告 - 28期ヒラキ
2017-06-25 19:57:16

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頂上からの写真を添付します。後が磐梯山方向なのですが、雲の中でした。飯豊連峰は全く影も形もなしという状態です。雲の下には秋元湖、小野川湖が見ていて、檜原湖がそれらしい光を反射している程度には見ていますので、視程で20km程度はあったと思います。が、その上は黒い雲に覆われていました。
私たちが泊まった塩沢温泉 青木荘は熱めの温泉で良かったですよ。ご主人は安達太良山岳会の会長でした。
編笠山 - 36期澤田
2017-06-24 21:11:51

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本日、JRとタクシー利用で観音平から編笠山を往復。押手川からの登りは急な上に大きな石がゴロゴロしており苦労したが、正午過ぎに山頂に到着。天気に恵まれ山頂からは八ヶ岳主峰がかなり間近にみえた。
自分が高校在学中のことなので断片的な記憶ではあるが、丹沢の戸沢遡行時に先頭に立って滝を登られていた姿や、蜂に刺された部員の手当て(雲取山)、風で倒れたテントの建て直しのサポート(丹沢山)などが目に浮かび御指導に感謝、阿弥陀岳の南壁面に向かって合掌。


Re:編笠山 - 32期ほんたお
2017-06-25 11:43:10

チャンスがあれば、阿弥陀南陵に行きましょう!


Re:編笠山 - 37期 森山
2017-06-25 16:27:48

本当に毎週どこかに行っているのですね。土曜日は仕事で山に行けませんでしたが、カラ梅雨も昨日までで、この先は梅雨本番となりそうです。
今朝は木曽で地震があり、昨年までだったら職場に呼び出されていたところです。私の家はそれほど揺れませんでした。
OB会山行 - 32期ほんたお
2017-06-25 11:58:57

6/17の安達太良山行の報告ページを作りました。
http://chitosesangaku.web.fc2.com/201706-adatara/


次回は下記の通りです。

2. 7/1 (土)-2(日)
    沢登り講習会-実践:山の楽しみのレパートリーを広げましょう。
    釣り師にも参加してもらい、シャワークライムの後に、
    たき火で魚を炙って童心を呼び戻しましょう。
      奥多摩/奥秩父

入笠山 - 37期 森山
2017-06-25 09:43:26

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 好天の6月11日(日)に、家内と入笠山へゴンドラリフト利用のお手軽ハイキングに出かけた。ゴンドラ山頂駅に10時20分に到着、そこは大勢の登山者や観光客で賑わっている。スズラン山野草園を少し歩き入笠湿原に向かう。しばらく緩やかに下ると入笠湿原に着く。花の季節には少し早めであるが、クリンソウのピンクは目立っている。少し林道脇の遊歩道を歩き入笠山の登山道に入る。相変わらず人が多く登りも下りも人が途切れることがない。高山植物観賞用に草付きにジグザグに切られた道を過ぎ山道を登るようになり、傾斜が少しきつくなってしばらく行くと山頂の一角に出る。山頂も多くの人が休憩しており、山頂の標識では記念撮影をする者が順番待ちをしているので、自分たちも写真を撮ってもらう。南アルプス方面はやや霞んではいるものの甲斐駒ケ岳、鳳凰三山、鋸岳は確認できる。北アルプス方面は乗鞍岳、槍穂高連峰、諏訪湖越しに後立山連峰方面も見通せる。目前には八ヶ岳連峰が大きい。風がやや強く人の多さもあったので、少し腹ごしらえをして大阿原湿原に向かう。しばらく下ると車道に出る。ここまで来ると人の数もめっきり減ってまばらとなりやっと落ち着いて歩けるようになる。大阿原湿原は思ったより広く静かで、なかなかいい雰囲気である。写真を撮りながら整備された木道の道等を進んで湿原の末端まで来る。ここから戻る手もあるが、事前の情報でテイ沢沿いの道は雰囲気がいいと聞いていたので、そのまま沢を下る。少し進むと樹相が変わり苔むした岩の道となり、確かにいい雰囲気である。大きな滝があるわけでもないが、静かな流れと雰囲気のいい道をゆっくりと下る。また樹相が変わり明るくなってくると林道に飛び出す。林道にはテイ沢沿いの倒木の処理をしていたおじさんの軽トラックが止まっている。ここからは林道を歩き入笠山登山口に戻る。林道を歩き始めてしばらくすると、先ほどの軽トラックのおじさんが「牧場まで乗っていくかい?」と声をかけてくれ、荷台には自分たちの後ろを歩いていたカップルがちゃっかり乗っている。今日はウォーキングも兼ねていたので丁重にお断りするが、家内はかなり乗り気であったので不満そうである。林道の傾斜は急ではないが、ずっと登りであるため結構疲れる。入笠牧場まで来ると舗装道路となるが、相変わらずの登りである。西には北アルプスが見える眺めのいい道ではあるが、いい加減飽きてきた頃に入笠山登山口に着く。時間も遅くなってきたため行きのような人混みは既になく、人影もまばらである。入笠湿原からはゴンドラ山頂駅にダイレクトに登る木道を進む。木道脇にはスズランがたくさん自生しているが満開にはまだ早く一部が咲いている程度である。林道に出てしばらく行くと山頂駅に着く。後はゴンドラに乗って下り、近くの「ゆーとろん水神の湯」で汗を流してから帰宅した。
(休憩含むコースタイム)
ゴンドラ山頂駅10:20→入笠山11:27→大阿原湿原12:24→林道出合13:15→入笠湿原14:40→ゴンドラ山頂駅15:00(合計4時間40分、約10km)

Re:入笠山 - 32期ほんたお
2017-06-25 11:55:00

流石ですね。林道を歩かずに済むという誘惑にも打ち勝つとか!
今年は雨が少ないので、この時期でも山を楽しめますね。

小仏城山 - 36期澤田
2017-06-23 20:28:50

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5月28日(日)
小仏駐車場に車をとめ小仏峠へ向け100メートルも歩いただろうか。家内がいきなり小生の腕をつかみ、小声で「猿、猿。。。」という。木々に目を向けるとおとなの猿が枝の上にいる。家内によると子猿も一匹いたらしい。小仏城山の頂上についたら結構な人出。小さな木の間から茶色い動物が出てきて、また木の陰へ戻っていった。狸かと思ったらどうやら野生化したハクビシンのようだ。

6月11日(日)
家内が先週高尾山で怪我をしたにも関わらず山に行きたいというので小仏駐車場へ。しかし満車状態でとめられない。やむを得ず日影に戻り車をとめ小仏城山に向けて歩き始める。この道、地図上はバリュエーション・ルートになっているが、入り口が少しわかりにくいことを除けば通常の登山道である。人とほとんど会わない。暑いが、風が抜けて気持ちが良い。体調10センチほどの蛇が必死になって登山道を横切ろうとする。上からみると頭が三角、子どものマムシか。1時間10分かけて頂上着。途中、高速道路の音がきこえることを除けば結構好きな道の一つである。

6月18日(日)
午前中所要を終え12:30頃小仏駐車場に着く。天気予報が良くなかったためか登山者は少ない。猿がいないか確認しながら家内と歩き始める。小仏峠から小仏城山への道は途中2つに分かれるが、前日に安達太良山に行ったためか足が重く「楽ちんコース」へ。頂上にも人はほとんどいない。この日は曇っており富士山はみえない。涼しいこともあり茶屋でおでんを注文。何度か来ているため、女将さんは小生のことを覚えてくれたようだ。登山者のいない小仏峠(写真)を経由して下山。来るたびに緑が深くなっていることを実感する。

一番多い山の名前は「城山」ではないかと。。。

Re:小仏城山 - 32期ほんたお
2017-06-25 11:40:09

よく歩かれていますね。
きっと茶屋の女将さんだけではなく、森のお猿さんにも覚えられていることでしょう...

他の問題は如何でしょうか?
正解は来月発表です。

知名度の低い山 - 17期 山田英暉
2017-06-16 18:02:49


6月13日 皇海山
 深田久弥が皇海山を百名山の一つに選んだのは、「颯爽と峰頭をもたげ、一気に下の沢まで落ちている姿」に気品を感じたからだと書いている。皇海山という珍しい名前もこの姿に由来している。横長の頂上から下の沢まで裾を落とす形は女性の髪飾り(かんざし)に似ている。かんざしは、昔は「こうがい」と呼ばれ、「皇開」と宛字され、そのうちに「皇海」と書かれるようになった。「皇」は「スメラミコト」であり、この「ス」の音だけが残って、「すかいさん」と読まれ今日に至ったそうである。
 存在場所もあまり知られていないが、群馬と栃木の県境、金精峠の南15kmほどのところにある。深田久弥の時代には栃木県の足尾から入っていたが、現在は群馬県片品の老神温泉から林道が造られ、登り易い山となった。この林道が何のために造られたか知らないが、急拵えの未完成品の感じだった。林道が未整備のため乗用車の走行は危険なので、今回は送迎バス付のペンションに泊まることとした。
 登山道については整備されていて迷うことはない。「百名山」効果なのか指導標は距離表示の入っているものが多い。ただ、車の終点である皇海橋を渡ったところでT字路にぶつかるが、右に行くべきか左か明確でない。かなりの人が間違えて右に行ってしまう、とバスの運転手が話していた。
 皇海橋から谷筋を登るが、不動沢のコルの手前にかなりの急登があるものの全体としては歩きやすく、あまり苦しむこともなく頂上に着いた。頂上は森林に覆われていてもともと見晴らしがきかないうえ、ガスが濃くて何も見えない。ただ、「梅雨に入って本格的な雨」が予報されていたので雨に降られないだけ幸運である。
 狭い頂上で食事を始めようとしていたところに団体が到着したため、追われるように下山を始めた。不動沢のコルに戻ったのが10時半。予定の時間を1時間も短縮できて軽登山の山という先入観通りだった。
コルから鋸山往復は70分。時間的余裕はたっぷりあるので鋸山を往復することにした。出だしは、石楠花がきれいでアップダウンも緩いので快適に歩いていた。途中で数分間ガスが薄くなり鋸山の頂上が見えた。これが、まるでアルプスの槍ヶ岳のミニチュア版。勢いよくかつ鋭く天に伸びている。すると登山道は歩く世界から両手両足をフルに活用してよじ登る世界に変わった。なかなか手ごわい。頂上は絶好の見晴らし台ときいていたが、濃いガスは動こうとしなかった。下りは慎重のうえにも慎重に下りたので、往復70分のところを2時間もかかってしまった。
 不動沢のコルに着いたのが12時半。バスの出発予定は2時なので休みもとらずに急いで、何とか1時40分に皇海橋に戻ることができた。おかげで足は軽登山の域を超えて、一日中歩き回ったように重かった。
 ところが、同乗の他のグループが大きく遅刻したため、バスの発車は2時半。この人たちを白い目で見てしまった。
 コースタイムは:ペンション(6:30バス)→皇海橋(7:50)→不動沢のコル(9:20)→皇海山頂上(10:00)→不動沢のコル(10:30)→鋸山頂上(11:50)→不動沢のコル(12:30)→皇海橋(13:40)同発(14:30バス)→ペンション(16:00)。


Re:知名度の低い山 - 32期ほんたお
2017-06-18 16:15:03

ついに皇海山に行かれたのですね。
これで百名山全頂制覇でしょうか!?
との記載がないので、まだですかね。

あと何座でしょうか?
残りは何処ですか?



Re:知名度の低い山 - 17期 山田英暉
2017-06-19 10:37:34

ご声援ありがとうございます。7月初めに越後駒が岳、9月に妙高の火打山に登って百にしようかと思っています。


Re:知名度の低い山 - 37期 森山
2017-06-19 23:31:56

昨年6月に栃木側の銀山平から庚申山経由で皇海山へ上り、六林班峠経由で銀山平へ戻る周回コースを歩きましたが、鋸山は皇海山側の頂上直下が急傾斜の滑り易い道で苦労したことを思い出しました。
百名山達成目前ですね。今年は残雪が多いので7月の越後駒ケ岳はまだ雪だらけでしょうね。達成の投稿を楽しみにしています。

Re:知名度の低い山 - 32期ほんたお
2017-06-25 11:34:07

あと2座!
次の投稿も楽しみにしています!

OB会6月山行のご案内 〜安達太良山〜 - 32期ほんたお
2017-06-11 22:57:33

OB各位、先生方、

OB会6月山行のご案内 〜安達太良山〜

墳丘山頂を経て迫力の火口跡の眺望を楽しみ、新緑の渓谷を辿る。

日程:06月17日(土)-18(日)
場所:安達太良山
行程:06/17(土) 二本松駅→(タクシー)奥岳→(安達太良エクスプレス)山頂駅
         →安達太良山→牛の背→峰の辻→くろがね小屋→湯川渓谷
         →塩沢温泉(泊)
   06/18(日) 塩沢温泉→(バス/タクシー)二本松駅

参加申し込み:企画担当 平木宛てにご連絡ください。
  m-hiraki@wine.plala.or.jp makoto.hiraki@gmail.com
  (メールアドレスの@を半角@へ置き換えてください。
   念のため、両方のアドレスへご送信お願いします。)

Webサイト
http://chitosesangaku.web.fc2.com/news20170617.html

以上

2017年度行事計画 - 32期ほんたお
2017-06-01 08:52:45

今年度の計画がまとまりましたのでお知らせします。

6月の計画が間近にせまっています。
希望者、ご興味がある方は、下記宛にメールでご連絡ください。
下記2つのアドレスの@を@(半角)へ置き換えて送信してください。
m-hiraki@wine.plala.or.jp, makoto.hiraki@gmail.com


┏┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗■ 千歳高校山岳班OB会 2017年度 行事計画

1. 6/17(土)-18(日)
    安達太良山:墳丘山頂を経て迫力の火口跡の眺望を楽しみ、
    新緑の渓谷を辿る。
      二本松駅→(タクシー)奥岳→(安達太良エクスプレス)山頂駅
      →安達太良山→牛の背→峰の辻→くろがね小屋→湯川渓谷
      →塩沢温泉(泊)→(バス/タクシー)二本松駅
2. 7/1 (土)-2(日)
    沢登り講習会-実践:山の楽しみのレパートリーを広げましょう。
    釣り師にも参加してもらい、シャワークライムの後に、
    たき火で魚を炙って童心を呼び戻しましょう。
      奥多摩/奥秩父
3. 7/15(土)-17(月・祝日)
    初夏の飛騨山脈で、雪渓と岩稜または黒部源流域の沢を楽しむ、
    夏山バリエーション
      穂高-岳沢、黒部川源流赤木沢等
4. 8/26 (土)-27(日)
    八ヶ岳研究2
      南八ケ岳(真教寺尾根/地獄谷)
5. 9/16(土)-17(日)
    八ヶ岳研究3
    苔の森探索と奥蓼科ブランシエラリゾートで寛ぐ
      北八ヶ岳
6.10/14(土)-15(日)
    赤石山脈展望台で眺望を楽しみ、日本の秘境の村を訪ねる。
      木曽 しらびそ高原と下栗村
7.10月下旬から11月上旬
    信州の山旅
    信州在住会員にお勧めの山と温泉を教えていただく。
8.12/2(土)-3(日)
    旧金井農園忘年会と山梨の山:恒例の忘年企画。
    忘年会だけの参加も大歓迎。
      上野原
9.12月下旬
    ?
10.1/6(土)-8(月・祝日)
    冬山技術講習会-実践:冬山の歩き方と装備の扱い方、生活技術、
    リスク回避策(地形と気象)を習得して、
    冬ならではの山の楽しみを経験し山行の幅を広げましょう。
      北八ヶ岳 唐沢鉱泉ベース
11.2/10(土)-11(日)
    冬山バリエーション
    経験の幅を広げる機会として活用しましょう。

以上


Re:2017年度行事計画 - 32期ほんたお
2017-06-11 22:54:38

山岳班Webサイトに掲載しました。

http://chitosesangaku.web.fc2.com/news2017plan.html

ご参照頂き、年間スケジュールに組み入れて下さい。

女房の遭難? - 36期 澤田
2017-06-10 20:09:37

6月4日(日)、仕事から帰宅すると女房がソファーに座り絵本をみながら何かで鼻の上のほうをおさえている。感動して泣いているのかと思いつつ、どうした?と尋ねると、こちらを向き小声で「怪我をした」という。鼻の上の方が腫れ傷のある顔にあててるのは保冷剤。
驚き事情をきくと、ひとりで高尾山に行き2号路下山中につまづいて前のめりに転倒し、岩に顔面を強打。出血もかなりのものだったとのこと。どうも待ち合わせ時間に間に合わせるべく急いで下山をしようとしたらしい。とにかく登りも下りも歩くのが早く自分を過信した面もあったのだろう。
近くの総合病院の急患に連れて行き診察。骨には異常がなく打撲とのこと、少しほっとした。翌日には擦り傷のぬり薬をもらい、傷痕は残っているが無事回復途上にある。
それにしても何らかの時刻に間に合わせるべく急いで下山するのは危険なのだと改めて認識させられた。今回の件、「遭難」といっても過言ではないように思われる。
しかしながらこのひと、性懲りもなく、明日近郊の山に行きたいとのたまっている。とめても素直にきくような性格ではなく家族からは絶対に同行するよう「指示」を受けた次第である。

Re:女房の遭難? - 32期ほんたお
2017-06-11 22:30:11

どんな山でも気を付けないといけないですね。
それにしても、ご夫婦そろって山歩きがお好きなのですね。
これからも安全登山で。
またの投稿を楽しみにしています。
南八ヶ岳(硫黄岳〜阿弥陀岳) - 37期 森山
2017-06-05 21:52:14

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 週末の天気予報が良かったため、行き先を物色していた。候補は火打山、爺ヶ岳、八ヶ岳あたりを考えていたが、北の方は予報も今一つであったため、終日晴れ予報の八ヶ岳に行くこととし、コースは美濃戸から北沢経由で硫黄岳から阿弥陀岳を縦走後に行者小屋から南沢経由で戻る周回で計画した。
 6月3日(土)朝3時40分に車で自宅を出発し美濃戸に向かう。美濃戸口から先は未舗装道路で路面が結構荒れていたが、何とか底を擦ることもなく赤岳山荘の駐車場に到着し、駐車料1日千円を払って駐車。週末と明日日曜日に開山祭がある影響か、既に駐車場の9割くらい埋まっている。準備をして5時15分に出発、5分ほどで北沢と南沢の分岐になり、左の北沢コースの林道に進むと、大勢歩いている登山者はほとんど右の南沢コースに向かったようで急に静かになる。しばらく林道を歩き、堰堤広場を過ぎると登山道となる。何度か橋を渡るが、木の橋は霜が降りており、今朝の冷え込みが強かったことを物語っている。1時間ほど歩くと前方に横岳の大同心がシルエットで見えてくる。さらに横岳が大きくなってくると程なく赤岳鉱泉に着く。ここから見える赤岳が朝日を浴びて高く聳えている。ここで腹ごしらえをして硫黄岳に向かう。15分ほど登ると樹林が切れて右手に赤岳と阿弥陀岳が快晴の空に顔を覗かせ、今日の展望に期待が膨らむ。さらに登ると登山道に残雪が出てくるが、よく見ると雪の上に5ミリほどの白い粒が散らばっている。最初何か分からなかったが、後で前日に降った霰が残っていたものと判明。さらに進むと低木のみとなり横岳から阿弥陀岳が全貌を現わす。程なく硫黄岳と峰の松目への分岐となり、峰の松目方向に少し進むと赤岩の頭に着く。風はやや強いが天気は快晴、八ヶ岳ブルーの空の下、蓼科山から阿弥陀岳までの八ヶ岳連峰、遥か遠くには北アルプスの全山、諏訪湖の向こうに乗鞍岳、その左には御嶽山、中央アルプス全山、南アルプスの仙丈ヶ岳〜北岳、天狗岳の奥には妙高、火打など頚城の山、その右手には四阿山、苗場山が見渡せる。東の山は硫黄岳〜赤岳の稜線に阻まれまだ見えない。ここから見る硫黄岳は、よく見る形とは違い整った三角形である。少し休憩して硫黄岳に向かう。硫黄岳の山頂は広くどこが一番高いかよくわからないが、東側は火口壁の断崖である。また、遮るものが無いため強風がまともに吹き付けて寒いため、写真を撮って先に進む。大ダルミの硫黄岳山荘まで進み風を避けて休憩とする。相変わらず風が強く寒いので、ここでウインドブレーカーを着込む。いつもは真冬でもない限り晴天の日の登山でウインドブレーカーを着込むことはないのだが、今日は出発前に寒かったので、新しく買った冷感長袖シャツに半袖ポロシャツという出で立ちであったが、この冷感シャツの効果は凄く、わずかな風が当たっても冷え冷えするため、強風を受けると通常の体感以上に寒さを感じ、明らかに服の選択を間違ったことを後悔する。少し休憩して横岳に向かう。相変わらず西風が強い中登ると、目の前に大同心が切り立った岸壁とともに目に飛び込んできて、その左手には横岳が高く見える。この稜線に先ほど見た前日降ったであろう霰の5ミリほどの白い粒が固まって残っている。程なく台座ノ頭に着くと、初めて富士山が姿を見せる。さらに進み、ちょっとした鎖場をよじ登ると横岳山頂に着く。南には赤岳が、その左には横岳三叉峰山頂にいる人影の向こうに富士山が浮かぶなかなかの構図である。右手はゴツゴツした断崖で大同心も上から俯瞰する形で、その下には赤岳鉱泉も見える。最終目的地の阿弥陀岳はまだ遠い。しばらく休んで先に進む。この先は梯子やクサリ場が所々現れ、赤岳方面から縦走してくる人とのすれ違いで時間がかかる。そのうえ、強風と寒さのせいか頭痛が出始めて調子が今一つ上がらない。赤岳天望荘に着いて少し休み、赤岳の登りにかかる。県界尾根へのトラバース道は一部夏道も出ているが、残雪に覆われトレースも消えている。ザレたジグザグを登っていくと、30年以上前にここを通ったときの記憶には明確に刻まれていない上部に、こんなに鎖場があったかと思うほどの岩の道となり、下山してくる者とのすれ違いもありペースが乱れて息も荒れてくる。空もいつの間にか灰色の雲に覆われてしまい、強い風と相まって寒さが染みる。喘ぎながらなんとか登り切り、山頂に到達。人は多かったが、想像していたよりは少ない感じである。東側の岩陰で休憩とするが、人も多く天気も曇りがちで心なしか灰色度合いが濃くなってきたので、万一に備えて早めに出発する。ここからの下りは短いながらも急で、決して安易に来れる道ではないと思いながら進むが、あまり山慣れているとは思えない初心者らしき人もたくさん歩いている。文三郎尾根の分岐を過ぎてさらに下り、中岳に登り返す。文三郎尾根分岐から先は極端に人が減り、先行者は数名しか見えない。中岳山頂まで来ると、目前の阿弥陀岳が大きく聳え、大分バテている現状で最後にこれを登り切れるか不安となる。コルまで下り、最後の登りに備えて大休止とし、靴を脱いで昼食の十勝パンをかじる。コルから見る阿弥陀岳の登りは大変急角度でどこを登っていくのか判読が難しい。気合を入れて最後の登りにかかる。バテのせいもあり直ぐに息が上がってくるが、傾斜はもちろん道の状態も今までのルート上と比べるとあまり良くない。特にザレた場所では落石が起こりやすく、岩場もホールドをきちんと確かめないと浮いているものもある。山頂から下ってくる者もおり、落石には最大限の注意を払う。何とか頑張り山頂に到達、誰もおらず独占状態である。先ほどまで灰色の雲に覆われていた上空も少し青空が復活してきて山肌の残雪、新緑と素敵なコントラストを見せる。山頂からは広野さんが亡くなった阿弥陀岳南鐐が見渡せる。しばらく山頂で独占状態を味わい、今日初めて三脚を使って自分の好きな構図で記念撮影を行ってから下山にかかる。まだ登ってくる人もいるため、落石を起こさないように慎重に下る。中岳のコルからは何度も残雪をトラバースするうえ、細い木の枝が張り出して掻き分けながら歩く個所もある。樹林帯に入ると文三郎尾根からの道と合流し、融けて滑りやすい雪の上を歩くようになると間もなく行者小屋に着く。ここで最後の展望を楽しみながら靴を脱いで最後の大休止とする。予定よりは若干遅れ気味ではあったが、あとは南沢を下るだけである。時々灰色の雲が切れて青空をバックにした横岳や赤岳の姿が美しいが、雲の流れは速く、上空の風の強さが目に見えるようである。行者小屋の周辺にいる人たちは大半が宿泊予定であるのか、思い思いにくつろいでいる。行者小屋を出発し、最後の赤岳、横岳の姿を目に焼き付けて、淡々と川沿いの道を下る。30分くらい下ったあたりまでは、まだ登ってくる人もいるが、その先では休憩していた先行者以外は誰とも会わないまま進み、飽きてくる頃に堰堤の右岸側を階段で越えると、すぐに北沢と南沢の分岐に出て程なく登山口の赤岳山荘駐車場に着く。帰路には、原村にある「もみの湯」に立ち寄ったが、17時を過ぎて夜間割引のため300円で入浴できた。とても儲けたような気分で、ゆっくり冷えた体を温めることができた。
(休憩含むコースタイム)
赤岳山荘5:15→赤岳鉱泉6:40→赤岩の頭8:15→硫黄岳8:50→硫黄岳山荘9:11→横岳10:00→赤岳天望荘11:13→赤岳11:56→中岳のコル13:00→阿弥陀岳13:45→行者小屋15:00→赤岳山荘16:58(合計11時間43分、約16km)

写真は、赤岩の頭から横岳、赤岳、硫黄岳


Re:南八ヶ岳(硫黄岳〜阿弥陀岳) - 37期 森山
2017-06-05 21:55:19

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赤岩の頭から硫黄岳

Re:南八ヶ岳(硫黄岳〜阿弥陀岳) - 37期 森山
2017-06-05 21:56:55

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横岳から三叉峰と富士山

Re:南八ヶ岳(硫黄岳〜阿弥陀岳) - 37期 森山
2017-06-05 21:58:23

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中岳から阿弥陀岳

Re:南八ヶ岳(硫黄岳〜阿弥陀岳) - 37期 森山
2017-06-05 21:59:26

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阿弥陀岳から赤岳

Re:南八ヶ岳(硫黄岳〜阿弥陀岳) - 37期 森山
2017-06-05 22:00:51

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行者小屋から横岳(大同心)

Re:南八ヶ岳(硫黄岳〜阿弥陀岳) - 36期 澤田
2017-06-10 19:41:42

阿弥陀岳の往復、なかなか大変そうですね。30年ほど前に一度往復しましたが、ほぼ忘れてしまいました。

Re:南八ヶ岳(硫黄岳〜阿弥陀岳) - 32期ほんたお
2017-06-11 22:27:23

南八の王道コース。ここを1日でやってしまうとは!

百名山ハントNo,1 安達太良山 - 37期 森山
2017-05-31 22:16:33

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 本格的な登山シーズンを迎え、行き先を物色していたところ、週末安定した天気が続きそうな予報で仕事も繁忙期に入る前であったため、金曜日に休みを取って5月19〜21日にかけて遠方の百名山ハントに行くこととした。候補は近畿の大台ヶ原山+大峰山か、安達太良山+那須岳に絞ったが、少し残雪を味わいたい気持ちがあったので、後者を選択。木曜日の仕事終了後に出発して東北自動車道の安達太良SAで車中泊し、金曜日に安達太良山へ登り、下山後に那須高原に移動して宿泊、土曜日は那須岳に登り、下山後に小山市で用事を済ませて宿泊、日曜日は帰宅するだけ、という計画とした。
 5月18日(木)の勤務終了後、松本ICに近い日帰り温泉施設で入浴と食事を済ませ、19時前に出発。長野、上信越、北関東、東北自動車道を経由し、23時過ぎに安達太良SAに到着。大型トラックが小型車駐車場も占領するような状態で駐車している中、比較的混んでいない場所で車中泊とする。翌日はSAで安達太良ラーメンを食べて奥岳登山口に向かう。登山口で準備を整え5時30分に出発し、スキー場の中を登る。ゲレンデの中の道はどこを通ればよいのかはっきりしない場所もあるが、地図を見ながら進む。ゲレンデを過ぎてしばらく急な登りがあるが、程なく傾斜が緩み東側の遠望が開けてくると五葉松平に着く。ここからは、乳頭山と呼ばれる安達太良山から鉄山、箕輪山と今日歩く予定の稜線が見渡せる。そこから程なく薬師岳山頂展望台に着くと、その稜線がさらにはっきりと見渡せる。空は快晴、薬師岳展望台の一角に「この上の空がほんとの空です」と書かれた木柱が建てられているが、全くその通りの青い空が広がっている。山肌に残雪はあるが、最近の暑さで急激に溶けたのか、期待したほどの量は無いように見える。ここからしばらく整備された木道を歩き、木道が終わって少し急になってきたと思う頃に残雪の横断箇所となる。更に登り、7時45分に安達太良山直下に到着。荷物をデポして山頂の岩峰を登る。5分ほどで山頂に到着、見渡す範囲に人影のない独占状態である。ちなみに、この日曜日には山頂直下で開山祭のイベントが開催されるとのことで、その時は大変な混雑となるのだろうと考えると想像もつかない静けさである。山頂からの展望は360°で、これから歩く稜線の先には吾妻連峰、その左に飯豊連峰、さらに左は雪を残す磐梯山が双耳峰ではない鋭角な山頂と、どこか黒部五郎岳を思わせる形で聳えている。その左には雪をかぶった南会津〜日光方面の山であろうか、はるか遠くに白く高く聳えている。すぐ南には和尚山がなだらかな稜線の先に静かに佇んでいる。散々写真や動画を撮り、鉄山方面に進む。牛ノ背まで来ると左手に独特の色をした火口壁に囲まれた沼ノ平が大きく開け、その向こうに磐梯山が頭を覗かせている。話には聞いていたが、火口底の周りは灰色とも銀色とも見える部分が囲み、その上部は赤茶けた砂地で草木もない荒涼とした景色となっている。標高は1700m弱で木が全くないこの景色は何とも見ごたえのあるものである。そこからひと登りすると鉄山山頂に着く。これから行く箕輪山方面は緑が多く、景色のコントラストが強烈である。磐梯山は沼ノ平越しに麓からの全貌を現し、山頂部の残雪がその姿に変化を与えて名山にふさわしい。少し休んで最終目的地の箕輪山を目指す。鉄山避難小屋を過ぎてなだらかに下ると、その先は思ったより大きく下り笹平で塩沢温泉登山口からの道が合流する。そこからやや急な道を登ると箕輪山に着く。ここまでくると吾妻連峰が間近に迫り、浄土平付近の吾妻小富士や一切経山、さらに西に深い森におおわれているであろう峰々が西に続く。吾妻連峰も未踏の百名山であるが、できれば山中一泊の行程で行きたいと考えているので、今回の計画には含めていない。箕輪山の山頂部は平坦で三角点は東にありそうなので踏み跡をたどって東に進んでみるが、シャクナゲやハイマツ等の枝が進路を邪魔する藪漕ぎとなる。しばらく進んでみるが明らかに下り始めたようになってきたため、三角点は諦めて元に戻る。360°の大展望と誰もいない静かな山頂で至福の時を過ごし、帰路に着く。復路も若干の雲が出るものの快晴の空の中、鉄山を経由して牛ノ背に戻るが、少し手前の矢筈森に立ち寄り、最後の展望を楽しむ。下山は峰ノ辻からくろがね小屋経由か、経由しない道か二通りあるが、タイムの短い小屋を経由せず勢至平に直接下る道に入る。最初は特にどうということもない道であったが背の低い樹林の道になると道が掘れて雪解け水が流れる泥道となり、泥をよけながら歩くのに苦労しながら、いい加減飽きてきた頃に勢至平に飛び出し、林道のような馬車道となる。馬車道は整備されているが林道を歩いているような感じで、ふと見ると左手に馬車道に並行して登山道があったため、そちらを歩く。あまり歩かれていないようで背の高い笹が両側に生えて景色は良くないが、土の道で歩きやすい。やや急な下りとなり始めると馬車道から離れてきた。地図を確認するが道は表示されていないため、やや不安になり途中の分岐から馬車道方向に進むとあっさり馬車道に出る。そこからはその道を下るが、しばらく行くと左から土の道が合流してくる。そのまま進んでも結局馬車道に出るのだと分かったが、その入り口は通行禁止のテープが張られている。さらに下ると旧道との分岐があるため、旧道を進む。しばらく下ると安達太良自然歩道経由の道が分岐するため、そちらに入る。平滑滝、魚留滝などの滝を眺めながら下り、30分ほどで登山口に到着する。登山口のそばには奥岳温泉があり、そこで汗を流してから次の目的地の那須に向かった。
(休憩含むコースタイム)
奥岳登山口5:30→薬師岳6:35→安達太良山7:53→鉄山8:53→箕輪山9:40→鉄山11:03→峰ノ辻11:50→あだたら渓谷自然歩道分岐13:15→奥岳登山口13:47(合計8時間17分、約15km)
写真は、薬師岳から安達太良山


Re:百名山ハントNo,1 安達太良山 - 37期 森山
2017-05-31 22:20:17

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安達太良山山頂から鉄山、箕輪山方面
その奥は吾妻連峰

Re:百名山ハントNo,1 安達太良山 - 37期 森山
2017-05-31 22:23:07

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牛ノ背付近から沼ノ平
その奥左が磐梯山、右が飯豊連峰

Re:百名山ハントNo,1 安達太良山 - 32期ほんたお
2017-06-04 16:13:54

安達太良は、高校の時に千岳荘から登りました。もちろん担任はながみね先生でした。
雨、更に雪に降られました。


Re:百名山ハントNo,1 安達太良山 - 37期 森山
2017-06-04 23:13:42

 この投稿をした直後に年間計画が投稿されていて、安達太良山もその中に入っていたので驚きました。
 私は車で行ったので周回コースとしましたが、私が行った感想では、箕輪山まで足を延ばしても大したことはないので、公共交通機関で行くのであれば、笹平から塩沢温泉に下山するか、箕輪山からさらに鬼面山経由で土湯峠方面に下山するのもおもしろそうだと感じました。
百名山ハントNo,2 那須岳 - 37期 森山
2017-05-31 22:27:01

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 前日から那須のホテルサンバレーに2食付きで宿泊し、5月20日(土)の朝食が7時からであるため、宿を出たのが7時30分過ぎ、ちょっと遅いかと思いながら峰ノ茶屋駐車場に向かう。駐車場は既に上部は満車、下段に数台の空きが残る程度で、何とか駐車できた。さすがに好天の土曜日、混雑を覚悟して8時に出発。那須ロープウェイは8時30分からの運転と聞いていたが、少し早くから運転しているようである。ロープウェイは使う予定がなかったので峰ノ茶屋跡に向けて進む。少し歩くと樹林帯を抜け、正面から強風を受けながら歩く。右手に朝日岳が急峻な岩肌を見せて聳え、左手には茶臼岳が荒涼とした姿でその山頂部を見せる。40分ほどで峰ノ茶屋跡避難小屋に着き、そのまま茶臼岳に向かう。那須は独立連峰であるためか風が強い。昨日とは違い多くの登山者がいる中で山頂を目指す。御鉢巡りのふちに着くと、これから向かう朝日岳から三本槍岳方面が見渡せる。峰ノ茶屋跡から30分ほどで茶臼岳山頂に到着、ロープウェイから来た登山者も合わせて山頂付近は大賑わいである。写真を撮った後岩陰で風をよけながら少し休み、朝日岳に向かい往路を戻る。さすがに首都圏から近く手軽な山だけあって老若男女が万遍無く歩いている。朝日岳へは途中雪渓のトラバースがあると聞いていたので念のためチェーンスパイクを持参していたが、いざ行ってみると全く問題ない状況で難なく通過。雪渓上では現在の踏跡より下部の夏道に取りつきやすい場所に足場を作る作業をしている人がいる。鎖場の急登を過ぎると朝日岳の肩に着き、そのまま朝日岳の山頂を目指す。こちらの山頂は狭いが、振り返ると茶臼岳のドーム状の荒涼とした火山特有の山体が大きく、北には今日の最終目的地の三本槍岳が頭を覗かせている。その左側に高さは低いが魅力的な稜線を持つ峰々が連なっているが、こちら方面の山の知識がないため山名がわからない(後で調べたら三倉山、大倉山あたりであると判明。)。茶臼岳からも見えていたが、近づくとなお気になる峰々である。たとえて言うなら、立山から見た大日岳や毛勝三山といった趣であろうか。少し山頂で休憩した後、三本槍岳に向かう。1900m峰に来ると眼下に清水平の平地が広がり、なだらかな曲線を描いて三本槍岳に続いている。右手には安達太良山の沼ノ平周辺のような火口壁状の山肌が見える。やや急な下りを過ぎると清水平の平地に着く。ここからなだらかに登り、今度はなだらに下り、三本槍岳の最後の登りにとりつく。朝日岳までと比べると格段に登山者の数は減っているが、思ったよりは多い印象である。急登も大したことなく傾斜が緩くなると程なく三本槍岳の山頂に着く。山頂には思った以上の数の登山者が思い思いに休憩をとっている。後は往路を戻るだけなので自分も昼食休憩とし、眺めを堪能してから帰路に着く。1900m峰まで戻ったところで最後の眺めを堪能していたが、まだ時間も体力にも余裕があったため、峰ノ茶屋跡から無限地獄〜牛ヶ首までの往復を行程に加えることとする。本当は最初から予定していれば茶臼岳を周回するコース取りもできたのだが、先に茶臼岳に登ることとしたため、時間的には大差ないが、全行程が往復コースとなってしまった。朝日岳の肩から鎖場の下りを過ぎ、雪渓を横断する箇所は往路で新しい道を作る作業が終了していて雪渓への取り付きが楽になっていた。さらに進み峰ノ茶屋跡を通過し牛ヶ首へ向かう。途中、山腹から硫黄分を含む水蒸気が音を立てて噴き出している箇所があり、無限地獄では大量の水蒸気を噴き上げる箇所があり、茶臼岳が活火山であることを証明している。思えば、御嶽山もこの程度の水蒸気は常時噴き上げていたので、間が悪ければここで噴火に巻き込まれても不思議ではない。無限地獄から程なく牛ヶ首に着く。ここはロープウェイ山頂駅からトラバース道で来れるので、観光客まがいの格好の親子連れも来ている。ここから見る茶臼岳は、無限地獄から吹き上げる水蒸気と変色した山肌の様相が相まって、いかにも火山という感じである。足も少し痛くなってきたので、靴を脱いで最後の大休止をとる。ここから南へは南月山への良さげな稜線が伸びており、少し先に足を延ばしたい欲求にもかられたが、時間の関係で思いとどまる。再び峰ノ茶屋跡に戻ると団体が出発しようとしていたので、先行する。牛ヶ首でしばらく靴を脱いで休んだのが良かったのか、足の痛みは薄れてなだらかな下りを快調に進み、樹林に入ると程なく駐車場が見えて峰の茶屋駐車場に到着。今朝までの宿は領収書を見せれば無料で温泉入浴ができるため宿に戻り、汗を流してから、今夜の宿泊地の小山へ向かった。
(休憩含むコースタイム)
峰ノ茶屋駐車場8:00→峰ノ茶屋跡8:42→茶臼岳9:14→朝日岳10:23→三本槍岳11:41→峰ノ茶屋跡13:37→牛ヶ首13:59→峰ノ茶屋跡14:45→峰ノ茶屋駐車場15:10(合計7時間10分、約13.6km)
写真は、朝日岳の登りから茶臼岳


Re:百名山ハントNo,2 那須岳 - 37期 森山
2017-05-31 22:29:27

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峰ノ茶屋跡から朝日岳(右)と剣ヶ峰(左)

Re:百名山ハントNo,2 那須岳 - 37期 森山
2017-05-31 22:30:53

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清水平から三本槍岳

Re:百名山ハントNo,2 那須岳 - 32期ほんたお
2017-06-04 16:16:24

那須は、2回行っていますが、いずれも雨&雪でした。
どうも私は、東北地方はダメなのかも。


Re:百名山ハントNo,2 那須岳 - 37期 森山
2017-06-04 22:58:16

 那須岳は昨年登る予定でしたが、雨で那須高原のホテルで泊まって殺生石を見ただけで帰る羽目となりました。今回はそのリベンジに成功しました。
百名山ハント(おまけ)荒船山 - 37期 森山
2017-05-31 22:36:07

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 百名山ハント最終日は帰宅するだけの予定であったが、前日小山のホテルで休んでいたら、ただ帰るだけではもったいない気がしてきて、帰路の途中にある4時間程度の山を物色し、榛名山と荒船山を候補にあげた。ネットで調べていると、榛名山は自転車ロードレースが開かれ通行規制がかかるようであったため、荒船山に決定。ネットでコースを確認し、内山峠からの往復とする。
 5月21日(日)も好天で7時過ぎにホテルを出発。下仁田ICで高速を降り、国道254線を内山峠に向かう。9時45分頃内山峠の登山口に着くが駐車場は既に満車、長野県側に少し下った路肩に駐車して準備を整え、9時55分に出発。しばらくアップダウンが続く道を進み、一杯水の水場では多くのハイカーが休憩している脇を通過して先に進み、約1時間で荒船山独特の山頂平坦部分の一角に飛び出す。少し進むとクレヨンしんちゃんの作者、臼井儀人が滑落死した崖を過ぎ、トチ岩展望台に着く。ここには避難小屋もあるが既に大勢のハイカーが休憩している。展望台からは浅間山がよく見えるが、やや霞んで遠望は利かない。トチ岩からの写真を撮った後、最高点の経塚山へ平坦な山頂部を進む。すぐに山頂部を流れる水場があり水を飲んでみるが、生ぬるい。本当に起伏のない道を歩き、飽きてくる頃に傾斜が少しきつくなり、程なく経塚山に着く。山頂部は狭く展望もあまり良くないので、一服して早々に往路を戻る。トチ岩展望台まで戻り、休憩場所を探して東に向かう踏み跡をたどると、妙義山がよく見える場所がある。少し戻った適当な場所で大休止とする。軽くパンをかじってから、下山開始。下り着いた一杯水で水を飲んでみると、山頂部の水場より冷たくてうまい。そのまま下り続けるが、微妙なアップダウンが少し堪えてくる。道が山腹を巻くようになってくると程なく駐車場に着く。そこから僅かに下って駐車場所に戻る。実はここへ来る道の至る所に世界遺産「荒船風穴」の看板があり、少し気になっていたので寄り道していこうと看板の示す方向に車を走らせると、急に車と人が多い場所に出る。どこかと思えば神津牧場で、半ば道路が歩行者天国のようになっており、家族連れであふれている。荒船風穴はそこを突き抜けてさらに進む。風穴の駐車場にようやく着くが、そこからさらに800mの山道を往復1時間くらいかけて行かなければならないことがわかり、時間も時間だったので、あっさり行くのをあきらめて、どこかで汗を流して帰ろうとナビで検索すると初谷温泉というのが近くにあることがわかり、そこへ向かう。この温泉は秘湯と位置付けられているようであるが、風呂場の湯船は小さく、大人二人入ると一杯になる程度のものが二つ並んであるだけである。おまけにデブの若者4人が浴槽の縁に座って話し込んでいるため湯船に浸かれない。先に体を洗っていると、ようやく一人がどいたので強引に湯船に浸かる。源泉は昔で言う鉱泉で冷たい。胃腸にいい温泉との触れ込みであるが、たぶん飲用するのであろう。あまりのんびりする気も起らないので、さっさと上がり帰路に就いた。
(休憩含むコースタイム)
登山口9:57→トモ岩展望台11:09→荒船山(経塚山)11:41→トモ岩展望台12:17→登山口13:37(合計3時間40分、約8.8km)


Re:百名山ハント(おまけ)荒船山 - 32期ほんたお
2017-06-04 16:21:47

ただでは帰りませんね!
ところで百名山のNoですが、通算で番号を振ってもらえませんか?


Re:百名山ハント(おまけ)荒船山 - 37期 森山
2017-06-04 22:52:52

 今回の一連の山行の投稿タイトルに百名山を引き合いに出しただけでしたので、番号は百名山の登頂数とは関係ありません。荒船山は二百名山で百名山ではありませんし・・・。
 ちなみに、今回で百名山88座となりました。今年中に90まで伸ばしたいと考えていますが、どこも遠いのでアプローチが大変です。
男体山 - 富岡 達矢
2017-06-04 19:12:44

1年ぶりに登りました。登りで両足とも攣ってしまいどうなることかと思いましたが無事頂上まで行けました。
コースタイム
登り
中宮寺9:18→3合目9:52→4合目10:13→5合目10:40→6合目10:57→7合目11:29→8合目12:05→
9合目12:36→頂上13:06
下り
頂上13:29→中宮寺15:51

Re:男体山 - 32期ほんたお
2017-06-04 20:46:57

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お送り頂いた写真をアップします。
この時期だと雪はほとんど残っていないのですね。
男体山は、ほぼ直登なので、足にきますよね。

地味な山 - 17期 山田英暉
2017-06-01 23:05:46

5月30日 棒ノ折山
 多摩の棒ノ折山は地味だが、どこから見ても実に存在感のある山だ。関東ふれあいの道に選ばれたのは何の不思議もない。それなのにこれまで一度も登っていないのは、山仲間から「棒ノ折山から岩茸石山に続く稜線の重苦しさ」を聞かされていたからである。
 馬頭刈尾根や陣馬・高尾の稜線歩きの延長線上で、修行のつもりで出掛けることにした。ルートとしてはまず高いところに登ってゆっくり下る方が楽そうなので、棒ノ折山に登って岩茸石山に向かうルートを採った。
 川井駅から清東橋に向かうバスの乗り場は、駅の真ん前にあると思い込んでいたが、実は駅から小路を歩いて国道に出て、国道を西に向かって100mくらい歩いたところにあった。川井駅で降りるのは初めてなのに、乗り換え時間3分という設定は少々無謀。危うく乗り遅れるところだった。
 清東橋から5分ほど先の奥茶屋から右に折れて登山道に入る。ワサビ田の畔道のような登山道が20分ほど続いたあとは、一時緩斜面が現れるが、ほとんどがかなりの急斜面である。
 棒ノ折山の頂上は広くて北面の埼玉県側は開けていて展望もきくが、東京都側は樹木が邪魔して見晴らせない。埼玉県の山に縁が乏しく関心も薄いので、早々に問題の重苦しい稜線歩きの修行に入った。
 登山道は、傾斜はきつくはないがアップダウンを繰り返し、樹林帯で展望も悪い。単独行なのでただ黙々と歩く。明るい稜線歩きとはいかないが、登山道は整備されて歩きやすいし、新緑の森はイオンがいっぱいである。2時間ゆっくりと山を味わう気になれば、登山者は少ないので素晴らしい山歩きである。関東ふれあいの道だけあって標識もしっかりしている。
 岩茸石山から、関東ふれあいの道は惣岳山を経て御嶽駅に下りるように想定しているが、小生は電車賃が2駅分安い軍畑駅に下りることにした。
 コースタイムは、清東橋(7:40)→棒ノ折山(9:15)→黒山(9:45)→岩茸石山(11:15)→高水山(11:45)→軍畑駅(12:45)。


Re:地味な山 - 32期ほんたお
2017-06-04 16:29:07

私が中学の時に、初めて山として登った山です。
棒ノ嶺と認識していましたが、最近は、棒ノ折が定着しているようです。私は、棒ノ嶺の方が好きです!


写真 - 20期 小堀
2017-05-30 16:37:24

森山君、何時も貴重な投稿ご苦労様です。
今回もどじょう池とカモシカは特にグーです。もう水芭蕉の季節なのですネ!  かって栂池に水芭蕉見物に行ったことを思い出しました。カモシカを我々は山豚と呼んでいましたがこのカモシカは若いのか?かなりスリムだと思います又遠くで見つけ手を振ると暫く此方を見ていたりして、人と同じように若いと何にでも興味を持つのか?
3〜5月に北アの硫黄尾根や唐沢岳に行った時、七倉温泉から湯俣温泉迄の高瀬川沿いで雪崩に巻き込まれたカモシカの死骸を何度か見たが、写真のカモシカがそうならぬ様祈ります。登山者にとり雷鳥とカモシカは大切な友人です。

Re:写真 - 37期 森山
2017-05-30 21:46:17

 写真の二ホンカモシカは、カメラを構えた自分を不思議そうに凝視していました。帰路方向にいたため、さらに近づくと走って山へ逃げていきました。
 昨年の5月に燕岳に登った時も、中房温泉から下った県道の谷側崖っぷちにチョコンといたのを見たこともありました。この時期は大分麓に近いところに降りてきているのかと思われます。
乗鞍高原 - 37期 森山
2017-05-28 21:51:58

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 ゴールデンウイークの翌週の5月14日(日)に家内と乗鞍高原の散策に行きました。最初に番所大滝の遊歩道を歩き、その後、乗鞍高原国民休暇村を起点に牛留池〜善五郎の滝〜一ノ瀬園地(まいめの池〜どじょう池〜オソメ池〜オソメジッケ(水芭蕉群生地)〜女小屋の森(水芭蕉群生地)〜あざみ池)〜牛留池と周回しました。天気は快晴で残雪の乗鞍岳のビューポイントが多く、また、水芭蕉も最盛期で快適な1日を過ごせました。一ノ瀬園地では、ニホンカモシカが遊歩道にいて15m位の距離まで接近して写真を撮ることができました。特に牛留池は休暇村から僅かな距離で遊歩道も整備されており、深い森に囲まれた静かな池越しに残雪の乗鞍岳が青空に映える絶好のポイントですので、乗鞍観光の際には是非立ち寄ってもらいたい場所です。
(休憩含むコースタイム)
乗鞍高原休暇村9:10→牛留池9:16→善五郎の滝9:46→一ノ瀬園地10:50(休憩)→まいめの池11:30→どじょう池11:45→オソメ池12:00→オソメジッケ12:24→女小屋の森12:40→あざみ池13:23→牛留池14:15→休暇村14:32
(歩行合計5時間22分)

写真は、牛留池から乗鞍岳


Re:乗鞍高原 - 37期 森山
2017-05-28 21:53:57

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滝見台から善五郎の滝と乗鞍岳

Re:乗鞍高原 - 37期 森山
2017-05-28 21:55:30

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一ノ瀬園地 どじょう池から水芭蕉と乗鞍岳

Re:乗鞍高原 - 37期 森山
2017-05-28 22:05:28

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一ノ瀬園地にいたニホンカモシカ
リターンマッチ - 17期 山田英暉
2017-05-28 00:31:58


5月24日 陣馬山から高尾山
 先週末に上高地で山仲間の懇親会があった。もう20年も続いているもので定宿は横尾小屋なのだが、今回は明神の「ひだや」で開いた。場所が明神なので歩く距離は4kmにも満たない。参加者の多くは岳沢に歩きに行ったが、小生は紺碧の青空にそそり立つ穂高を心ゆくまで眺めていた。
 上高地まで行きながら殆ど歩かなかった後ろめたさと5月の連休前に馬頭刈尾根で両足がつって歩けなくなってしまったことへの反省から、陣馬山から高尾山まで歩くことにした。このコースは概ね18km。標準時間を足し上げると7時間と結構長丁場である。言わば馬頭刈尾根のリターンマッチである。
 陣馬高原下のバス停から、和田峠を通って陣馬山に登ることにした。和田峠まではアスファルト舗装の急坂で、時折車も通る。人様にお勧めできるコースではない。和田峠からは直登道と平坦道に分かれている。直登道を選んでみたが、名前通りジグザグを描くことなく一直線で陣馬山にたどり着いた。
 陣馬山から高尾山のコースの知名度は高く若者に人気があるのだろう。平日にもかかわらず20人くらいが先着していた。登山道は全体として高低差が少なく、道幅が十分広いのでトレイルランニングのコースとしての人気もあるようだ。ランナーは高尾山を始発点として陣馬山に向かって走っており、午前中に陣馬山から高尾山に向かう小生にとっては、彼らとすれ違う形なので背後から追われることはない。
 天気は下り坂で曇天。眺望は、陣馬山を除けば良くないので、ただ歩くだけである。馬頭刈尾根での痛いトラブルを反省し、出発時に芍薬甘草湯を予防薬として服用。歩いている最中はポカリを小刻みに飲み、塩分の補給にも気をつけた。この効果があったからか、今回は足がつることもなく高尾山口の極楽湯に無事辿り着き、温泉とビールにありつけた。
 コースタイムは、陣馬高原下(8:30)→陣馬山(10:00)→景信山(12:00)→高尾山(13:10)→高尾山口(14:00)と5時間半で歩けたが、これは高尾山近辺の標準時間の設定自体が観光客を想定した甘い時間になっているため、のような気がする。


Re:リターンマッチ - 32期ほんたお
2017-05-28 15:00:47

このコースはトレランが多いですが、平日、逆コースだといいのですね。到着後に温泉があるのも魅力です。
それにしても、速いですね...
私の遭難経験他 - 柏木智彦(14期)
2017-05-23 10:07:25



1. 最近那須で高校生の遭難があり何人かが亡くなったが私も昭和35年冬大学2年生の暮れにニセコ山系に行った時岡山出身でスキーをやったことのない1年生がニセコアンヌプリ頂上付近で行方不明になり56年たった今でも遺体は発見されていない。当日まず頂上まで登り(当時はリフトはなかったのでスキーにシールを付け登って行った)当日は暴風雪で頂上は特にひどかったので10数人いたメンバーは100m位下で点呼を取ろうということになり分散して滑って行った。出発時は目的地点はかすかに見えていたが次第に目視不可能になり私自身も雪庇を踏み抜き滑落した(落ちていく途中瞬間的にリュックサックの中に包丁があることを思い出しこれで雪洞を掘ればよいと思った)そこからまた頂上まで登りまた少し視界が開けたので目的地に行った。点呼の結果上記の1年生が行方不明ということが分かりしばらく探したが見つからず警察に助けを求めた。その後何日か探したが全く行方は分からなかった。
ニセコ山系は根曲がり竹という手の指くらいの太さの竹でほぼ山全体が覆われ(北海道には本州以西にあるような太い竹はない)夏は踏み入れることが出来ないので捜索は3月から5月くらいに限られていた。10回以上探しに行ったが全く痕跡すら見つけることが出来なかった。当時はスキーのすべり止めはなかったので山裾の樹木の枝にかなりのスキーが刺さっていた。また一度雪の上にムジナの死体があったがその周りの雪はかなり解けていた。当時のスキーは木製で転倒すると簡単に折れてしまうのでスキーの先端の形をした50cm位のアルミ製で折れた際ねじで取り付ける道具があり私も一度山の頂上付近で折れてしまった時これを着けて降りてきたことがあった。
また違う時に山から林道を滑り降りているとき雪の下に木の根が埋まっていてスキーが引っ掛かり前に倒れ当時のスキーは立てて手を伸ばしたくらいの長さということで2m以上あったのでスキーの先端が右の眉毛のあたりにぶつかり怪我をした。もし数センチ下だったら失明していたかもしれない。
2. 多分千歳高校の2年生(昭和31年)だったと思うがゴールデンウィークに丹沢に沢登りに行き中州にテントを張り泊まったが夜中に大雨になり沢の水かさが増え戻れなくなった。たまたま向こう側に人がいたのでロープを投げ向こう側とこちらの木にロープを張って渡ろうとしたがリュックサックが重く水の中に背中が漬かり危うく体が落ちるところだった。というのは当時防水剤などはなくテントは厚い木綿で水を吸うとかなりの重量になった。当時のテントの支柱は木製だった。またゴアテックスはおろかビニールもまだなく雨が降った場合木綿にゴム引きをしたポンチョを着ていたので今と比べかなりの重量になっていた。ただ寝袋は昭和25年ころの朝鮮戦争時の死体をアメリカに送り返す際使った羽毛入りのものを消毒したものが割と安い値段で買えたものだった。ただしダウンジャケットは1985年ころまで日本はおろか欧州でも見かけなかったし少なくとも私が大学を卒業した昭和38年ごろはまだ中綿の入ったジャンパーすらなかったので―20度くらいの冬山でもセーターを重ね着した上に一重のヤッケを着るしかなかった。今ではテントで寝る場合寝袋の下に敷くものがあるようだが当時はなく雪が降ったとき寒くて眠ることが出来なかった記憶がある。
3. 最近の人たちは山に行くのに車で行ったりスキーは宅急便で送ったりしているようですが1983年まではスキー宅急便はなく車も非常に高価だったので山やスキーに行くときはすべて自分で運んで電車で行っていた。私は車はかなり早く買ったが昭和40年初め2年中古の800ccのパブリカ(エアコンはおろかラジオもヒーターもなかった)会社には昭和38年に入ったが当時としてはかなり高給の会社で初任給は24、800円(千歳の同級生で大手電機メーカーに行った男の場合11,000円だった)で手取りは20,000円くらいだった時240,000円(今の金に直すと240万円以上)もした。私の働いていた工場は北九州市に4万人と1万人の二つに分かれていて私は1万人の方の工場で働いていたが掛長以上でないと構内に車を乗り入れることが出来ず一般者は門の外の駐車場に止めていたが10台のスペースで事足りていた。当時は車は極端に少なく日曜でも北九州から別府に行く2時間くらいの間に対向車は10台くらいしか出会わなかった。ガソリン代はレギュラーで1L50円で今の金に直すと500円以上だった従って山に行くとき車で行くことなぞ考えられなかった。



Re:私の遭難経験他 - 32期ほんたお
2017-05-28 14:45:57

スキーもテントも相当な進化をしましたよね。
それでも遭難、事故は減りません。
やはり大事なのはハード面よりもソフト面(ハート面)でしょうか!

宮ケ瀬・早戸川 - 32期ほんたお
2017-05-21 21:18:01

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なんとなく相模川の方へバイクで行き、更になんとなく宮ケ瀬湖まで行きました。
湖周辺の快適な道には、大型のツーリングバイクが一杯いて、怖かった。


Re:宮ケ瀬・早戸川 - 32期ほんたお
2017-05-21 21:29:06

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早戸川林道(と言っても全舗装されていますが)に入ってみました。一般車が入れる終点、魚止橋まで上がりました。車が20台ほど止まってました。
帰ってから調べてみると標高で約700m。釣や山や沢の起点のようです。まえださんの投稿(釣)にも登場しましたね。
表側の沢には色々行きましたが、裏側は経験がありません。
車があれば入るのは楽そうです。
写真は早戸川への入り口です。


Re:宮ケ瀬・早戸川 - 32期ほんたお
2017-05-21 21:35:45

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写真は、魚止橋から。
バイクは2台停まってました。どちらもオフ車でした。舗装とは言え、土や石が乗り、ところどころに穴があるので、大型のオンロードではキツイ道です。

雪シーズンも終了 - 渡辺です 38期
2017-05-13 15:38:59

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ご無沙汰しています。4月に異動もあり山に行く機会も少なくなってしまいました。今シーズンは年明け後、雪が多く春も標高の高いところは昨年より1月くらい春は遅い景色です。3月に柄沢山(巻機山の南方)に行きました。猛烈なガスで稜線にいるのか尾根なのかさっぱりわからずGPS山行となりました。結構斜度もあり雪崩たらヤバそうな斜面を早々に退散しました。連休は休みと天気が合わず、尾瀬アヤメ平と燧ケ岳を滑ってきました。

Re:雪シーズンも終了 - 32期ほんたお
2017-05-14 16:57:42

今年は雪が多いので、山スキーも楽しめたのでは!?
尾瀬も雪が多かったですね。この時期はスキーには敵いません。

掲示板アクセス数 - 32期ほんたお
2017-05-07 21:49:08

メール配信もしましたが、改めて投稿します。

アクセス回数を集計してみました。
2016年 値 アクセス回数
03月 30,549
04月 30,807 258
05月 31,163 356
06月 31,617 454
07月 31,957 340
08月 32,325 368
09月 32,755 430
10月 33,139 385
11月 33,139 328 (更新漏れ、656/2=328)
12月 33,795 328 (更新漏れ、656/2=328)
2017年
01月 34,044 294
02月 34,397 353
03月 34,466 69
04月 34,613 147

デコボコはありますが毎月300回程のアクセスがあります。
やはり投稿数がアクセス数につながります。
山ネタ、街ネタ、色々な投稿を楽しみにしております。

相模川 - 32期ほんたお
2017-05-07 14:34:48

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相模川に出かけてみました。
大山、丹沢のくっきり。
こんな所じゃもったいない様な、とてもいい天気です。
連休も終わりです。

過去の掲示板投稿2016年分 - 32期ほんたお
2017-05-05 21:19:56

過去の掲示板投稿に2016年分を追加しました。
http://chitosesangaku.web.fc2.com/bbs/bbs-2016.html

文章の部分は、バックアップ機能でダウンロード、スクリプトで整形と自動化できているので、比較的楽なんですが。
写真は、一つ一つ手作業で保存をしており、この作業が厳しいです。
心と時間に余裕がないと、なかなか着手できません。今年は、こんな時期になてしまいました。

力作ですので、是非ご覧下さい。
昨年の色々な出来事を想い返して下さい!


Re:過去の掲示板投稿2016年分 - 36期澤田
2017-05-06 22:24:51

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本垰さん、拝見いたしました。有難うございました。
小生、4月30日に陣馬高原下から明王峠に登り、下りは相模湖へ、また、5月3日は甲斐大和駅から上日川峠までバスに乗り、ここから大菩薩峠を往復という、相変わらず登り下り2時間程度を楽しんでおります。写真は4月30日の下山中に撮影した相模湖です。
京ヶ倉、大城 - 37期 森山
2017-05-04 21:48:47

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 京ヶ倉(きょうがくら)、大城(おおじょう)は東筑摩郡生坂村(いくさかむら)にある里山で、京ヶ倉は標高990m、大城は標高980m(国土地理院の地図では919.2mになっているが、登山としては大城跡を指す)。里山とは思えない岩場の続く登山道で、ヒカゲツツジの群落が素晴らしいことでも知られている山とのこと。4月30日に登った金峰山の疲れで腿がパンパンに張っており、階段を登るのもつらい状況であったが、好天が確実で行程も3時間ぐらいであったため、逆治療のつもりで登ることとした。
 5月2日(火)はゴールデンウイークの中日であったが、東京で働く子供が夕方に松本に着く予定であることから休暇を取っていた。夕方まで時間があったため、短時間で登れる山を事前に物色していたが、最もアプローチが短い京ヶ倉に行くこととする。9時前に自宅を出発し、9時20分頃登山口に到着、既に10台近くの車があり、結構人気の山だと実感する。準備を整え9時25分に出発。30分ほど登ると「おおこば見晴台」に着く。ここからは犀川(犀川は千曲川と合流して信濃川となり、源流部は梓川と奈良井川の合流点。)の屈曲した流れと後立山連峰が見通せる。このあたりから、ヒカゲツツジの群落が現れ始め、その上は満開の状態となっている。ヒカゲツツジは派手さは無いやや黄色みがかった白い花である。名前の通り日陰に多く咲いている。稜線に出る直前は岩場の急登となるが、稜線に出ると気持ちの良い尾根歩きとなる。しばらく行くと、このルートのハイライトの馬の背に差し掛かる。岩の上の狭い道幅の上を10mほど通過するのだが、特に危険は感じない。それよりここからの展望の良さに圧倒される。北は鹿島槍ヶ岳、南は蝶ヶ岳から大滝山まで雪をかぶった北アルプスが屏風のように連なっている。遥か南には中央アルプスが安曇野を隔てて高く白く聳えている。北東に目を向けると菅平から四阿山方面、その奥には谷川連峰と思われる白銀の山が見通せる。北側には馬の背から「とどの背岩」を経て京ヶ倉の山頂が聳える。馬の背を通過し、岩交じりの急登を過ぎると開けた京ヶ倉山頂に飛び出す。馬の背ほどの眺めは木に邪魔されてないが、さっきは見えなかった北側の展望が開ける。鹿島槍ヶ岳から白馬岳方面、その右には雨飾山、高妻山、黒姫山等の山々が一望である。山頂でしばらく休憩し大城に向かう。急な下りから登り返すと程なく大城跡に着く。ここは昔山城があった場所とのこと。大木が生えていて展望はさほど良くないが、南側は見通しが利く。大城三角点まで行こうかと先に進み始めるが、この先進んでも展望も得られそうにないので、思い直して往路を戻る。再び京ヶ倉に登り返し、山頂で改めて景色を堪能する。お腹も空いてきたので、すぐに下山を開始し、馬の背で改めて北アルプスや犀川の屈曲を目に焼き付けながら、途中のヒカゲツツジも堪能しつつ、登山口に到着。事前情報以上に素晴らしい展望と変化に富んだコースを満喫できる里山であった。
下山後は、近くのやまなみ荘で風呂と食事を済ませて帰路に着いた。
(休憩含むコースタイム)
登山口9:25→京ヶ倉10:25→大城(大城跡)10:56→京ヶ倉11:10→登山口12:07
(歩行合計2時間42分)
写真は、馬の背から京ヶ倉


Re:京ヶ倉、大城 - 37期 森山
2017-05-04 21:51:32

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馬の背から北アルプスと犀川
真ん中やや左のピークが常念岳

Re:京ヶ倉、大城 - 37期 森山
2017-05-04 21:52:43

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満開のヒカゲツツジ

Re:京ヶ倉、大城 - 32期ほんたお
2017-05-05 10:45:24

5/2は特に天気が良かったですね。
それにしても近くでこのような眺望を得られるとは羨ましい限りです。
私は尾瀬に行っておりましたが、そこにたどり着くまで、朝4時起きで8時間以上かかりました...


ピーカンの至仏山 - 32期ほんたお
2017-05-04 14:11:00

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2017年5月2-3日、尾瀬 至仏山(2,228m)に行ってきました。
写真は、至仏山からの尾瀬ヶ原と燧ケ岳。左は会津駒。

5月2日
バイク、JR、新幹線、路線バス、連絡バスを乗り継いで、鳩待峠に10:50着。
バスに乗っていたのは5人だけ。駐車場はそこそこ埋まっているが、それほど
人は多くない感じ。
歩き出して直ぐに右手に至仏山が姿を現す。雪は緩んでいてアイゼンは不要。
ボードを担いでいる人が多い。緩い登りなのだが、雪道のせいかバテる。
1時間余計にかかって至仏山頂着。快晴、360度の眺望。
尾瀬ヶ原の向こうに燧、会津駒。谷川から巻機、越後三山、平ヶ岳。
武尊、皇海山、奥白根、等々見飽きることのない眺望だ。
山頂には私の他は数名の1グループのみ。ただ彼らの大笑いが耳に障り気分も
台無しだった。
ここからは尾瀬ヶ原まで急降下となる。途中から尻セードでガンガン下った。

鳩待峠 10:50
至仏山 14:20-14:40
山の鼻 15:40

宿は、国民宿舎尾瀬ロッジとした。個室、風呂付。平日とは言え宿泊者は
4組6人のみ。連休でも雪の時期は満室にはならないらしい。穴場かも。
テント1泊で平ヶ岳に行くという人がいた。雪が残るこの時期だけに狙える
コースのようだ。
ちなみ至仏からのルートは連休後は登り専用となるので、宿付きで下れるのは
この時期だけの貴重な経験とも言える。

5月3日
尾瀬ヶ原、尾瀬沼を抜けて大清水まで、コースタイムで7.5時間の長丁場。雪
道だし昨日のペースを考えるとかなり遅れるだろう。明るくなる頃に出発する。
尾瀬ヶ原のひたすら平らで真っ直ぐな雪道を進む。途中で日の出を迎える。
徐々に近づく燧と徐々に離れる至仏。だが景色はほとんど変わらない。2時間
近い歩行が、さすかに飽きるし、最初は快調だったが、やはり足にこたえる。
見晴十字路からは緩やかな登りとなり、広い林間の雪にトレースというか足跡
が広がっている。夏道からは外れているが、方向だけを頼りに進む。やがて沢
筋になり自然とトレースもまとまる。と言ってもとても薄い。おそらく数名だ
ろう。
そうとうな時間をかけて尾瀬沼に着く。広々とした湖面はまだ雪で真っ白だ。
歩行者も多くルートもはっきりしてる東岸、長蔵小屋経由の予定だったが、
西岸の湖面沿いに歩けそうに見える。湖面中心は、もう歩けそうにないが。
距離も近いので、このコースを選択。1人の踏み跡のみがある。
このコースは眺めが良く、とても気持ちが良い。時間も半減できた。
一般道に合流すると、次から次へ入山者とすれ違う。GWであることを実感。
ちょっと登った後は、急降下、長い山道と更に長い林道。最後まで雪道を辿り、
13時のバスの5分前に辿り着いた。意外と早く着くことができた。
バスの中で山装備を外し、沼田で途中下車して、麦酒と蕎麦を補給した。

山の鼻 04:45
竜宮十字路 06:00-06:05
見晴十字路 06:35-06:40
沼尻 09:20-09:25
三平下 10:15-10:40
三平橋 11:55-12:00
大清水 12:55

今年の尾瀬は雪が多く、鳩待への開通は1週間遅くなった。
沼山峠へ抜けることも考えたが、まだ開通していなかった。
水芭蕉には会えませんでしたが、
好天に恵まれ、たっぷりの雪歩きを満喫できました。


Re:ピーカンの至仏山 - 32期ほんたお
2017-05-04 14:20:04

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至仏山からの北方。
巻機、越後三山、平ヶ岳
まだまだ雪深い。


Re:ピーカンの至仏山 - 32期ほんたお
2017-05-04 14:21:06

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見晴十字路からの至仏山
尾瀬ヶ原は広かった。


Re:ピーカンの至仏山 - 32期ほんたお
2017-05-04 14:22:50

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尾瀬沼と燧ヶ岳
湖面が氷結していて逆燧は写せず。
ちっちゃな水面はあったのですが...
湖岸歩きは、気持ち良くて超楽しかった。


Re:ピーカンの至仏山 - 37期 森山
2017-05-04 22:00:04

残雪の尾瀬、それも好天に恵まれ最高でしたね。1日は北関東の一部は大荒れだったようですが、尾瀬は大丈夫だったのですね。私も水芭蕉の時期に尾瀬に行きたいと思っています。

Re:ピーカンの至仏山 - 32期ほんたお
2017-05-05 10:37:43

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日付間違ってました。5/1-2から5/2-3に訂正しました。
(5/1は東京でした。雷雨が降りました)
予想外に人が少なかったのも良かったです。
中日の平日とはいえ連休ですから、相当な人出と思っていたのですが。至仏山までと尾瀬沼から大清水へのメインルートではそこそこ居ましたが、他は、ほとんど人に会いませんでした。
至仏から山の鼻への下りでは誰にも会わず。翌日の尾瀬ヶ原から尾瀬沼でも数人に会っただけでした。
この時期の尾瀬ヶ原は穴場かも知れません。

金峰山 - 37期 森山
2017-05-04 08:51:54

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 木曽での単身赴任生活から松本勤務になって約1か月、引越し後の荷物整理も終わり、陽気もだいぶ良くなってきたので、今春のシーズン最初の登山をどこにするか考えていた。昨年は4月に八ヶ岳2回(天狗岳、編笠山〜権現岳)と5月5日に燕岳に登っていたが、今年は雪の量が多く、下界から見ていても後立山連峰に4月になって何回も降雪があったことが確認できていた。私の技量では、北アルプスに登るのはもう少し先でないと難しいと考えていたため、奥秩父の金峰山に行くこととした。週末の予報は一応晴れであったが、土曜日は大気の状態が不安定との情報があったため、安定する日曜日に行くこととした。ルートは、冬場の運動不足後の最初の登山であることから、リハビリを兼ねて瑞牆山荘からの往復のみとした。
 4月30日(日)朝3時30分に車で自宅を出発し、5時30分に瑞牆山荘上の駐車場に到着。駐車場は9割ほど埋まっており、さすがゴールデンウイークだと感心する。準備を済ませ5時40分に出発。35分で富士見平に着いてしまったので、そのまま大日小屋を目指す。部分的に道が凍っているところがあるが、アイゼンは必要ない。富士見平を過ぎてしばらくしたところで体格のいい外国人が私を追い抜いていく。7時ちょうどに大日小屋に到着し最初の休憩とする。途中で分岐があった鷹見岩が朝日に照らされている。事前情報では、この先雪が出てきてアイゼンが必要、とあったが、取りあえずそのまま出発したら、1分も歩かないうちに凍り付いた登山道となり、チェーンスパイクを装着。道の周りはほとんど雪が残っていない。大日岩の小川山方面への分岐点では何組もの登山者が休憩している。ここまでそれほど登山者は多くなかったが、この先は常に人の気配を感じながらの登山となる。分岐を通過しようとした時、上半身のスタイルがどう見ても春山に来る格好ではない若い女子3人組が出発しようとしていたので、こんなのに先に歩かれるのも嫌だと思い、早々に先に進む。しばらく行くと、樹間越しに金峰山と特徴のある五丈岩が見えてくる。少し疲れてきたなと感じる頃に砂払ノ頭に着く。ここまで登り、ようやく小川山や瑞牆山、八ヶ岳方面の展望が開ける。看板のある所からもう少し上ると、突然金峰山の山頂が、右側に大きく切れ込んだ谷を隔ててクジラのような山体の全貌を現す。右手に見えているはずの富士山は朝霞で視認できない。道から少し外れた場所で2回目の休憩とする。しばらくすると、先ほどの女子3人組が脇を通過していく。見た目よりはしっかり歩けているようである。腹も減っていたので、いつもの十勝スティックパンを食べ、15分ほど休んで最後の登りに取り掛かる。既に陽がさんさんと照り付けて残雪が腐り始めているが、雪の量は大したことはなく踏み抜きの心配はほとんどない。目の前の五丈岩が少しずつ近づくのを楽しみに登り、9時25分に山頂に到着。久しぶりの登山の割には非常に順調に到着する。山頂からは360°の大展望で、一部五丈岩で隠れているが南アルプス全山が、その右には八ヶ岳の編笠山から蓼科山まで全て見える。瑞牆山は八ヶ岳の手前の眼下に特異な山容を見せは、そこから続く尾根が端正な三角形の小川山に続く。山頂は休む場所がないわけではないが、風が少し強かったので、記念写真や風景写真を撮ってから賽の河原方面へ少し進んで休むことにする。ここからは朝日岳、国師ヶ岳、甲武信岳方面がよく見渡せる。予定より1時間近く早く着いたので、朝日岳まで足を延ばそうかという欲も出たが、山頂からここまで踏み跡が少なく、踏み抜きの跡も多かったことから、この先さらに雪が緩むと歩くのに苦労することは目に見えているので、今日は早めに下山してゆっくり温泉に入る方がいいかと考え直す。山頂付近で1時間ほど過ごし、下山を開始する。到着したころより霞が取れて遠望が利くようになってきて、富士山もしっかり視認できるようになる。真っ青な空に生える残雪の南アルプスと八ヶ岳を見ながらの下りは写真ばかり取っていて進まない。約1時間で大日岩の小川山分岐に到着し、登りは通過した大日岩方面に少し進んでみると、目前に巨大な大日岩が迫る日当たりのいい休憩場所があるので休憩とする。すると、登りで抜かれた体格のいい外国人と若い3人組の女子がいつのまにか即席のパーティーになっていて直ぐに到着。しばらく休んで、せっかくなので大日岩に登ってみることにする。小川山方面に進むとすぐに金峰山方面が見える場所となる。ここまで来る人はあまりいないようであるが、わずかな距離であるので、是非立ち寄ることを勧めたい場所である。さらに大日岩の上に登るべく進んでみるが、自分の力量では登れそうにないように見える。裏側に回り込むと何とか取り付けそうな場所があり、やや強引ではあるが力任せに這い上がった。ここで写真を何枚か撮って下り始めるが、登った場所がよくわからなくなり、やや強引に下らなければならない。岩質はザラザラして滑ることはないが、目立ったホールドがないところを掌の摩擦で滑り降りるような形で安全な場所に下りつく。大日岩下の休憩場所に戻り、しばらく休んでから出発する。大日小屋を過ぎ、登りは通過した鷹見岩にも立ち寄ることとし、分岐から左方向に進む。ここの登りはまだ凍結した残雪が残り歩きにくいので、大日小屋で外したチェーンスパイクを再装着して登る。道型ははっきりしているが、両側の木が道に覆いかぶさって歩きにくい。最後の急登を過ぎ、鎖場を上ると鷹見岩に飛び出す。分岐から約20分、この場所の眺めもなかなかで、360°見渡すことができる。最後の展望を堪能し、下山を開始する。富士見平では多くの登山者が休んでおり、テントの数も結構ある。富士見平の水場でチェーンスパイクの泥を洗い流してそのまま下る。ここまで来ると運動不足からくる腿筋の疲れが増してきて、いつものようには歩けない。それでも何とか14時5分に駐車場に下りついた。
 H25.11に瑞牆山に登った帰りは増冨温泉に立ち寄ったが、温度が低くあまり温まらない印象だったので、今回は「むかわの湯」というところで汗を流してから帰宅した。
(休憩含むコースタイム)
瑞牆山荘5:40→大日小屋7:00→砂払ノ頭8:26→金峰山9:25→大日岩11:26→鷹見岩12:45→瑞牆山荘14:05(歩行合計約11km、8時間25分)
写真は大日岩の登りから金峰山

Re:金峰山 - 37期 森山
2017-05-04 08:54:59

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金峰山五丈岩と南アルプス

Re:金峰山 - 37期 森山
2017-05-04 08:56:36

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金峰山から八ヶ岳と瑞牆山

Re:金峰山 - 32期ほんたお
2017-05-04 13:34:14

金峰往復だけでもキツイと思うのですが、
更に朝日まで進もうと思いつくところが凄いです。都会暮らしには思いもつかないことです...

反省の尾根歩き - 17期 山田英暉
2017-04-30 06:24:21

 
4月25日 馬頭刈尾根
 多摩の大岳山から馬刈尾根を軍道に下る道を最初に歩いたのはいつだったか覚えていないが、長くてくたびれる尾根だということがトラウマのように頭に刷り込まれた。それで日が長くなる春になると、思い出したように馬頭刈尾根をチャレンジしたくなる。
 早朝6時に自宅を出発したので、8時半にはケーブルの御岳山駅を出発できた。前回大岳山に登った時は武蔵御岳神社も奥の院もお参りして大岳山に向かったが、今回は先が長いので割愛させてもらった。
御岳山から日の出山を見るとピンクが目立つ。きっと桜が満開になっているのだろう。御岳山のケーブルカーの左右にはミツバツツジが満開だったし、山吹、シャクナゲも見事であり、春の山を実感した。
 大岳山からはながーい尾根歩きが始まる。富士見台とか馬頭刈山など富士山の展望スポットはいくつかあるし、つづら岩という立派な岸壁もあるが、全体として針葉樹に覆われた単調な道なのでなおさら長く感じられる。
 鶴脚山は、その名前から立派な双耳峰を想像してしまうが、実は名前とは似ても似つかない。鶴に例えるならその背中のようなのっぺりとした山である。光明山には光明神社跡の石碑がある。昔は相当の信仰を集めていたことが周辺の石柱から推測される。石柱を読んでいたら「大杉団子社」なるものがあった。注釈には「杉の大木が倒れてしまい、可愛そうなので団子を供えた」とあった。滑稽このうえない。
 軍道(ぐんどう)バス停に着いたのが14時過ぎ。概ね6時間の山歩きだった。軍道とは、戦国時代の武士の通り道かと思ったら、「崩土(くえど)」がなまったものというのが通説のようだ。
 軍道バス停での次のバスには50分待ち。1kmちょっと先の十里木まで行けば三頭山方面からのバスもあり便数が多いはず、躊躇なく歩き始めた。
 調子に乗って歩いて、あと20mも歩けばバス停というところでアクシデントが起きた。この日2回目、足がつったのである。1回目は馬頭刈山の下りで左足の太ももだったが、この時は芍薬甘草湯を飲んだらすぐに治った。2回目は左右の太ももが同時につってしまい歩けない。バスが目の前を通過してしまう最悪のシナリオが頭をよぎるが、いかんともしがたい。数分間じっとしていたら、両手で膝をつかみ体重を支えながら相撲の四股を踏むような状態でのそのそと20mを歩くことができた。幸いバスの時間までにまだ15分あった。
 調子に乗りすぎたことを大いに反省しなければならない山行だった。


Re:反省の尾根歩き - 32期ほんたお
2017-05-04 13:16:18

私も山で足を攣った経験がありますが、多くはふくらはぎ。
太ももはキツイですし、しかも両足同時とは!
山田さんでも、そんなことがあるのですね...

今年3回目の石老山 - 36期澤田
2017-04-02 20:25:50

本日、今年3回目の石老山へ行って参りました。毎度のように相模湖病院に駐車しようとしたところ満車でとめられず、少し離れた処にある、以前から目にしていた民家の駐車場に500円を支払ってとめさせて頂きました。2月26日の陣馬山以来だったこともありやや足が重く。頂上付近は昨日降ったと思われる雪がだいぶ残っており、また、頂上からみえる丹沢北側も所々積雪があるように見受けました。帰路、相模湖から高尾への甲州街道左側にある寿堂、ここの酒饅頭はおいしく。最近、立ち寄るようにしています。

Re:今年3回目の石老山 - 32期ほんたお
2017-04-20 11:18:38

今年で3回!
生涯通算では何回目ですか?


Re:今年3回目の石老山 - 36期澤田
2017-04-27 12:21:52

ご返信有難うございました。高尾方面は登山記録を残しておらず、すみません。。。
木蓮? - 36期澤田
2017-04-23 18:15:25

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4月16日(日)、小仏城山の頂上で撮影しました。木蓮でしょうか。
行き先を決めないまま家内と11:30頃、高尾駅で下車。陣馬、小仏行きともバスが出た後だったのでまずは甲州街道を西に歩くことに。街道沿いの和菓子屋でだんごを買い、店の前のベンチで頂く。そこから歩いて2〜3分ほどの別の和菓子屋で饅頭を買い店の前のベンチで頂く。数分歩いた場所に小さなパン屋がありパンを買ってかじりながら歩く。甲州街道を小仏方面に右に折れ、途中のバス停から小仏までバスに乗る。バスを降りて30分程度で小仏峠着。雨だった先週と違って多くのハイカー。城山に着いたのは13:30頃だったか、かなりの人出でした。遅めの昼食をとり高尾方面へ。桜が満開でした。高尾山頂上へ行くのは控えて脇の道を薬王院へ。リフトで下山しようと思いましたが40分待ちだったので、歩いて下りました。駅近くの和菓子屋で再び饅頭を頂き帰宅しました。

春のハイキングニ題 - 17期 山田英暉
2017-04-17 22:12:50



4月6日 高尾山
 平均年齢70歳くらいの仲間が春のハイキングに連れて行ってくれという。人員は合計9人と少人数ではないし、脚もそろっているとは言えないので行き先は万一の場合ケーブルカーも使える高尾山に決めた。登山ルートは、山登りらしい雰囲気を残しそれでいて短時間で登れる「いろはの森」ルートとした。
 このルートは出だしの日影沢沿いの道は、静かな渓流沿いの山道の雰囲気が漂う。また、登りにかかると樹木には、その名前が書かれた名札が付けられている。この名札をすべて集めると「いろは48文字」になるそうだ。所々に和歌を記した歌碑もあり、高尾山の中でも一味違う登山道である。
 日影のバス停から頂上までの標高差は350m。前半は急な登りだが、ゆっくり歩いて2時間で頂上に着いた。頂上は高曇りで富士山こそ見えなかったが、大山から始まる丹沢山塊は充分に見渡せた。蛭ヶ岳、檜洞丸、大室山といった高い山には雪が残っているようだ。小生としては大山のかたちの素晴らしさに改めて感動。大好きな山である。下りは稲荷山コースをとって、出発から4時間で高尾山口の駅に着いた。そのまま極楽の湯に入って、温泉とビールを楽しんだことは言うまでもない。

4月13日 青梅丘陵
 奥多摩の二線級の山を歩く気になって、青梅丘陵ハイキングコースに出掛けた。気楽な散歩と考えてゆっくりと朝食を食べてからの出発だった。
 軍畑駅を出たのが10時半。自動車道路を北に向かって歩き、途中高水山への道と別れて榎峠に向かう。今年は桜の花が4月中旬になっても咲き誇っているし、ミツバツツジが咲き始めたので青梅の里は見応えがある。
 榎峠から右に折れて登山道に入る。このコースは標高500mに満たないし、青梅丘陵ハイキングコースという名前からして楽な山歩きと思っていたが、結構な急坂である。最初のピークであり、このコースの最高点でもある雷電山(494m)まで軍畑駅から1時間。高水山に登るペースと変わらない。ちょっと認識を改めた。雷電といえば、相撲の雷電為右ヱ門を思い浮かべるが、山の名前の由来についての説明は全くなかった。
 雷電山を過ぎると間もなく辛垣(からかい)山に着く。案内板によれば、この山にはその昔辛垣城という山城があって豪族の三田一族が治めていたが、1563年八王子の滝山城の北条氏照に敗れてしまった。この時の戦場になったのが青梅線の軍畑だそうだ。西の方では織田信長が桶狭間で今川を破って京都に上った頃の話である。その後、明治から大正にかけて石灰岩の採掘によって山は大きく崩され、今では辛垣城址とは名ばかりで城跡の雰囲気はない。
 辛垣山の次は三方山である。山の名前から360度の展望は無理としても三方向の展望を期待していた。しかし、現地の案内板には「三芳山」と記されていたから別の意味で名付けられたのであろう。多摩の山はどこへ行っても山頂も樹木に覆われ展望がきかないことを改めて認識させられた。
 三方山を過ぎると登山道の傾斜は緩くなり、ハイキングコースの名にふさわしい様相になった。さらに矢倉台からは車も通れそうな林道となって、青梅の鉄道公園まで続いている。青梅の駅には13時50分着だったから3時間20分の山歩きだった。
後の14時半には高尾山口の駅に着き極楽湯で風呂とビールを楽しんだ。



Re:春のハイキングニ題 - 32期ほんたお
2017-04-20 11:27:05

青梅丘陵
こんなルートもあるのですね!
他でも「舐めるな、青梅丘陵ハイキング
軽いハイキングと思って臨んだのですがアップダウンが激しくロングコースでした。」とありました。


雨の小仏峠 - 36期澤田
2017-04-09 19:59:18

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本日、小仏駐車場から小仏峠を30分程度で往復。あいにくの天気でしたが登山道では多くの新芽が出ており、また、甲州街道から小仏駐車場までの道は桜、水仙、みつばつつじなどが見頃を迎えていました。写真は小仏峠の狸です。

Re:雨の小仏峠 - 32期ほんたお
2017-04-20 11:19:51

こちらも多そうですね。
生涯通算で何回目?

つくば - 32期ほんたお
2017-04-16 12:58:58

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つくばは桜も菜の花も満開でした。

ヒマラヤ遊覧飛行 - 柏木智彦(14期)
2017-03-27 11:24:27

私は1963年大学を卒業し八幡製鉄(現新日鉄住金)に入社しました。1年目は研修の為夏休みが取れたので富山県小見から薬師岳、高天原、槍ヶ岳、穂高岳経由上高地というたしか1週間くらいの山行が最後でその後はせいぜい2,3日くらいのハイキングくらいしか行けませんでした。ただスキーは年に数回行っていました。1979年までは現場、国内関係業務の為一か月くらい前から遊びの予定が立てられましたがその後は海外の仕事(製鉄設備の受注、販売後の受け入れ操業指導、現地での立ち上げ操業指導、操業後の重大事故の場合のフォローアップ等)でいつも会社のロッカーにワイシャツ、下着一式、パスポート(1980年からは主として欧州、南ア、ブラジル等へ長期滞在(計7年)、出張(計2年)が毎月あり大体2年でスタンプを押すページが無くなりページ追加してもまた2年くらいで一杯再発行というような状態でした)を入れておいて私の場合当日発はなかったけれど翌日発というのは何回かありました。したがって泊りがけで山行、スキーというのは出来ませんでした。日本では設備の立ち上げというと土日もないくらいですが欧州では土日は原則として休めさらに月1日の休暇も貰えさらに祝日は日本ほど多くないが仮に木曜が休みの場合金曜も休みになり最大5連休が取れる場合があった。最初の出張は1980年欧州へ1985年くらいまではアンカレッジ経由。この頃一度時間の余裕があったのでアンカレッジでいったん降りてマッキンレー遊覧飛行に行こうと思った。確か8月末頃だったと思うが既に閑散期で他に乗る人がなく当時1ドルが200円くらいで貸し切りだと250ドル5万円もしたのでまたと思っていたら1985年ころから欧州へはモスクワ経由そして間もなく直行便が行くようになったのでアンカレッジには寄らず行くチャンスを逃した。今となっては5万円を惜しむのではなかったと後悔している。長期出張としては1981年5月からベルギーで最初の週末の休日にはスイスのツェルマット近辺へ行きマッターホルンを間近に見ることが出来ました。欧州ではベルギー2回、スペインに長期行っていてこの間スイスには計5回行きクライネマッターホルン、ユングフラウ、モンブラン等には電車、ロープウェーで3000m位のところまで行きました。1984年のクリスマス休暇には午前中ダボス午後にサンモリッツに行きこれが私の最後のスキーになりました。当時日本ではスキーブームでリフト等は長蛇の列でしたがクリスマスにもかかわらず並ばずに乗れたのは驚きでした。当時はダウンジャケットはべらぼうに高かったらしく欧州でも見たことはありませんでした。新日鉄は55歳で定年退職し幸い三井物産が雇ってくれ同じような仕事をしていました。60歳の定年までの5年間その間2年は台湾の高雄の製鉄会社に指導に行きました。高雄までは台北から飛行機で行っていましたが3000m以上の山は日本は21に対し台湾は1000以上(最高峰は元の新高山現在の玉山3997m)この間の山の眺めは素晴らしいものでした。1999年三井物産定年退職後は海外で時々仕事をしていましたが山のある国には行けませんでした。ツアーでニュージーランドへ行った時にマウントクックへ飛行機で頂上近くまで行きました。
10年前娘が結婚し老犬がいたので10年3か月前ペルーに行き、行きたいところはほとんど行ったのでその後犬が死んでもどこか行こうかという気にはなりませんでした。今年初め新聞にヒマラヤ遊覧飛行2回というのを見つけこのツアーは時期は雨の降らない12月から3月で普通のツアーの一日目はA,B,C二日目はD,E,F,Jと言ったものではなく2回の飛行予定日には各々二日ずつの予備日があるというかなりマニアックなものだった。今回の前に67か国に行ったがその中でブラジルのイグアス滝、ペルーのマチュピチュ、アフリカ南部のジンバブエのビクトリア滝がベスト3でした。今まで身近な人たちの中ではその内のひとつ行ったことのある人すらほとんどいなかったが今回の参加者21名はほとんどの人が三つとも行ったことがありさらにツアー代金100万円以上する南極行った三人やベネズエラの世界最長のエンジェルフォールに行きヘリでテーブル状の山に行ったことのある人もいた(滝の近くに飛行機で行く場合は80万円くらい)ヒマラヤ遊覧飛行で乗る飛行機は30-50人乗りくらいで座席はすべて窓側で通路側はあけてあった。飛行中は山に沿って飛行しターンして必ず山側が見られる仕組みで山側でない座席の人たちはコックピットに数分ずつ入れてもらい前から山を見ることが出来ました。遊覧飛行一回目はエベレスト近辺往復1時間の飛行でチョーオユ、ヌプツェ、ロッツエ、マカル、カンチェンジュンガ等を2回目はダウラギリ、アンナプルナ、マチャプチャレ、マナスル、ヒマールチュリ等往復30分の飛行でした。飛行機は山まで8kmくらいまで近づき雄大な景色は感動しました。特にマチャプチャレ(6993mで登山禁止)は他の山は沢山の山が重なっていてエベレストを含め説明を受けなければ判別は難しかったがこの山は近くに山がなくマッターホルンのように尖っているのでとても目立つ山でした。ヒマラヤは上記のベストスリーに負けずとも劣らずというものでした。ただし毎日バスで5-6時間の移動があったが道は舗装がないか有ってもガタガタで特に後方座席はひどく車酔いする人もいましたこのため座席を毎日4つのブロックに分け順番に移動していましたさらにガードレール、街燈はなく危険極まりないものでした。更に食事は香辛料が強く料理の種類は変わってもすべて同じ味に感じ今まで行った国の中ではインドに次ぎまずかった。
私は既に77歳になり今でも朝雨がひどくない限り沢山の犬と会う為4年半前に亡くなった犬と散歩したコース4kmを同じ時間に歩いているが2年前大雪山の5合目までロープウェーで登りそこから姿見の池までの周遊コース1.7kmを歩いたが膝がガクガクになりもう山歩きは出来ないと観念した。海外の山を見に行くのも1982年ころにJALグローバルクラブというのに入り今でも毎月JALを利用していて毎月ネットで利用状況が報告されるが現在マイレージを除く有料の利用マイル合計は50万マイルで(ちなみに昨年マイレージで札幌に4回ただで行ってきた)地球20.1周(月までの往復1.046回、他の航空会社のは記録はとっていないが多分1.5往復くらい)JALの入っているワンワールドワールドのサファイアカードを持っているのでツアーでエコノミーに乗ってもビジネスクラスラウンジの使用、優先入出場が出来るのでエンジェル滝とテーブルマウンテンへヘリコプターで登るというのは興味あるが途中まともなホテルがなくハンモックで2泊というのに若干引っかかり多分もう海外に行くことはないと思う。


Re:ヒマラヤ遊覧飛行 - 32期ほんたお
2017-03-27 12:43:19

投稿ありがとうございます。
色々と行かれたのですね。67か国とはすごいです!
山歩きからは遠ざかっても、やはり山や自然には惹かれるものがありますよね。
お時間がある時に、ベスト3のそれぞれ編などを寄稿頂けると嬉しいです!


人事異動の季節  - 37期 森山
2017-03-26 23:29:15

 木曽は今日雪が降っています。この3月31日で木曽での単身赴任生活が終わり、4月から松本市内の職場に異動となり自宅のある松川村からの通勤になります。落ち着いたら春山に出かけたいと思っています。

Re:人事異動の季節  - 32期ほんたお
2017-03-27 12:37:46

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東京は雨です。とても寒いです。
写真は先週の丹沢です。きっと今日も丹沢は雪でしょう。
雨が上がれば、真っ白な丹沢を眺められると思います。
今シーズンの最後かも知れません。
春も待ち遠しいが、雪も名残惜しい。

松茸山 - 32期ほんたお
2017-03-20 21:52:43

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2017年3月20日(春分の日)
丹沢宮ケ瀬湖畔、松茸山(570m)に行ってきました。
眺望は樹木超し、今はいいですが夏はキツそうです。
写真は、下山後の宮ケ瀬湖超しの仏果山です。

Re:松茸山 - 32期ほんたお
2017-03-20 21:55:54

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どちらかと言うと、相模川から宮ケ瀬湖へのツーリングな感じでした。
相模川沿いの菜の花畑が綺麗でした。

厳冬期 北八ヶ岳 北横岳(2017、2月個人山行) - 32期ほんたお
2017-03-17 17:21:57

遅くなりましたが、代理投稿です。

31期 釜田 耕一郎
2月4日(土)平木さん、澤田さん、釜田の3人で北横岳に行きました。
あずさ1号で茅野へ・・・。駅は沢山の登山者でビックリ!こんなに沢山の人が冬の北八ッに行くとは・・。
タクシーで北八ヶ岳ロープウェイへ。ロープウェイはスキー、スノボ、登山者で満員御礼!都会のラッシュアワー
以上の混雑を体験させて頂きました。
山頂駅から登山開始。久々に痺れるマイナス20℃の八ヶ岳のはずが、高気圧の中、暖かい春山を感じる
最高の天気!やはり日頃の行いがいいからだ!・・と結論。さあ出発!平木さんの提案でノーアイゼンで
雪面歩行の感覚を掴みながら登る。途中雪を飛ばしながらのキックステップが気持ちいい。
北横岳へは、雪面歩きを楽しみながら登頂。帰りはアイゼンで下り、七つ池に直行する。雪原が広がり
誰もいなく静か・・しばし休憩。そして熱燗が待つロープウェイ駅へピッチを上げる。ロープウェイの中では
焼酎を回し飲み。澤田さんの美味い!の一言が印象的でした。
2月の八ヶ岳は学生時代以来37年ぶり、冬の魅力を感じる良い山行でした。


冬の終わり - 17期 山田英暉
2017-03-13 00:24:22


3月7日 高水三山
 前夜のテレビの天気予報では、翌日から今年最後の本格的な寒波が来るという。3月に入れば、関東地方では本格的は寒波といっても知れている。強く冷たい風が吹く中、寒さをこらえて歩くのも今年最後と山に出掛けることにした。行き先はホームグランドの高水三山である。何といっても手軽だ。
 山登りに対する気持ちが弱いためか寝坊をしてしまう。8時を過ぎてから家を出た。御嶽駅で身づくろいを整えたのが10時。いつも通りの急坂を登り始める。今日はノンストップのトレーニングではなく、確実に歩き三山の頂上をキチンと踏もうと心に決めた。
 惣岳山の頂は樹木におおわれているので北風は強くないが、岩茸石山は北側が開けているのでさすがに強くて冷たい風をまともに受ける。女性の3人パーティーが寒風の中で食事をとっていたが、小生は曇天で見晴らしが利かないこともあって、休む気にもなれず高水山に向かう。
 高水山も頂上を踏むつもりでいたが、巻き道の分岐のところで考えを変えた。高水山は北面の巻き道の方が、落ち葉がたっぷりとある雑木林で味わいが深いのである。今日も北面の巻き道を使うことにした。
 常福院には、形通りのお参りをして、下山にかかる。階段が多くて歩きにくい道だが、距離は知れている。合目表示のある石柱も登山者にとっては励みになる。高源寺の登山口を通過する頃には風は弱まり雪も止んでいた。アスファルトの歩道をひたむきに飛ばしたら13時10分には軍畑駅に着くことができた。3時間10分の山歩きだった。


Re:冬の終わり - 32期ほんたお
2017-03-17 17:19:28

「寒さをこらえて歩くのも今年最後」って
一瞬「今年で最後」かと思っちゃいました。
「今年は最後」ですね!
ちなみに丹沢は、また雪化粧しています。

黒百合山行 - 32期ほんたお
2017-03-11 20:43:10

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2016年3月4,5日、今年で11年連続となる25期キリヤマさんの
黒百合山行に25期ナカムラさん、26期ナカスギさん、
26期イガさんと共に参加させてもらました。
写真は中山からの天狗岳。

3/4(初日)
昨年と同じく渋の湯より入る。雪は例年並みのようだ。昨年はほとんど姿の見
せていた標識も半分ほど雪に埋まっている。緩やかな稜線を辿って黒百合ヒュッ
テに着く。
明日は天気が悪そうなので、天狗岳へ行くことも考えたが、時間的に諦めざる
を得ない。せめて天狗岳だけでも拝んでおこうと、ナカスギ隊員と中山をピス
トン。天狗岳、硫黄岳、奥秩父から浅間まで素晴らしい眺望を得られた。
小屋に戻り、いつもの特等席、ストーブの周りで宴会を始めている本隊に合流
する。昨日(土曜)の宿泊者は60人だったらしいが、今日(日曜)の宿泊者は
11人。こんなにも差があるのか。土曜は避けたいものです。
ストーブの周りには、我々のほか、先輩3人組、カップルも加わり楽しい話で
花が咲く。その先輩とキリヤマさんは、何と3回目のご会合とのこと、奇遇を
通り越している。昨年並みに酔っ払い、夕食後の二次会にも参加せず早々に寝
床へ。昨年の教訓を活かし個室を取ってしまったが、今回はかえって狭くなっ
てしまった。そのうち二次会を終えた隊員も引き上げてきて、ゴーゴーという
子守歌を聞きながら夜は更けていった。

渋の湯 11:10
唐沢鉱泉分岐 12:15
黒百合ヒュッテ 14:00
(時間は昨年と全く同じ。ある意味安定している)
中山 14:30
黒百合ヒュッテ 15:00


3/5(二日目)
宿泊者が少なく朝食も6時と早い。天気は雪は降っていないものの、雲天。風
も強そうだ。まず、一人で偵察と言うか散歩に出る。小屋前の急傾斜を登り尾
根筋に出る。途端に強風に晒される。天狗もガスの中。これでは天狗は無理だ
ろう。中山峠も偵察して小屋に戻る。
本隊と合流、高見石経由で下ることにする。中山に着く頃にはガスは取れて始
め、雲天ながら昨日と同じ眺望を得る。
北八らしい静かな樹林の中の道を下って高見石。犀の河原の岩もほどよく雪に
埋まっていて歩き易かった。
原村村営の露天風呂で汗を流し、村営の蕎麦と村営の麦酒を頂いて帰路に就い
た。

黒百合ヒュッテ 07:20
黒百合ヒュッテ 08:00
中山 09:20
高見石 10:15
渋の湯 11:45

昨年に続いての2回目の参加。天狗に行けなかったのは残念ですが、はやり冬
の北八はいいです。日曜入り魅力(入山者が少ない)も知りました。来年も参
加したいものです。開催されるかな...


Re:黒百合山行 - 32期ほんたお
2017-03-11 20:46:09

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写真は、11年前に冬の黒百合山行を始めたお二人です。

↓のリンク先もご覧下さい。

http://muitosyoku164.blog39.fc2.com/blog-entry-1869.html



静かな大山 - 17期 山田英暉
2017-03-05 15:09:00

2月28日 大山
 昨年末高尾山からダイアモンド富士を眺めた時、夕方のオレンジ色に染まった空に浮かび上がる漆喰の大山がきわめて印象的だった。そのあと多摩の大岳山からは紺碧の空をバックにした大山がきりっとした姿を見せていた。この二つの強い印象が頭に焼き付いており、大山に登ることを決めた。
 大山寺の参詣客と競合せず純粋に静かな山登りを楽しもうと思ったから、蓑毛から表参道を登り日向薬師に下りるルートを選んで仲間3人で出掛けた。このルートは登り900m、下り1100mと結構きつい山登りである。
 秦野からのバスはヤビツ峠行きだった。天気が今一つということもあって、このままヤビツ峠まで行きイタツミ尾根を登ろうか、と一時邪念が湧いたが、3人とも言葉に出さずに蓑毛でバスを下りた。初志貫徹である。
 8時50分に歩き始めて間もなく、ヤビツ峠に向かう道から右に折れて蓑毛越に向かう。登山道は幅広でよく整備されている。登山客が急に増えた登山道には踏み跡が深く掘れこんでしまっている道が多いが、この道は大変良い状態が保たれている。所々に石柱、石仏がおかれ中には小田原の文字も読み取れる。今は人通りの少ない裏道になっているが、かつては小田原方面から大山詣でをする人が大勢この道を歩いたのだろう。
 木立の隙間から見える三ノ塔は頂上付近が真っ白だ。まだ相当雪が残っているのかと覚悟したが、イタツミ尾根との合流点あたりまで登ると、樹木が霧氷で覆われている。地面の雪ではなかった。
 頂上には11時30分着。概ね標準時間通りなので安心する。上空の雲と春霞で相模平野はうっすらと何とか見渡せるが江の島は見えない。じっとしていると寒いので昼飯もソコソコに20分ほどの休憩で歩き始める。
 見晴台には登山道整備のためと思われる資材が大量に荷揚げされている。相当大規模な工事が始まるのだろう。
 九十九曲りを順調に下り終えたので日向薬師にお参りすることにした。お社は昨年大改修を終え、見違えるほどきれいになった。ご利益も高まるものと期待して日向薬師のバス停に下りた。バス停までの参道はきれいに掃き清められて守人の丁寧な仕事がうかがわれる。14時50分着、合計6時間の山歩きだった。


Re:静かな大山 - 32期ほんたお
2017-03-11 20:41:22

渋いルートですね。大山にしては静かな山歩きが楽しめたのではないでしょうか。


久しぶりに冬の赤岳 - 26期 中杉
2017-02-27 23:46:11

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2月26日 赤岳
 久しぶりの投稿です。
 美濃戸口で車両進入禁止。行者小屋〜文三郎〜赤岳〜地蔵尾根と回って来ました。思いのほか天候にも恵まれた山行となりました。が、美濃戸口から歩かされたせいか今や筋肉痛です。

Re:久しぶりに冬の赤岳 - 26期 中杉
2017-02-27 23:52:16

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山頂にて

Re:久しぶりに冬の赤岳 - 小堀一政
2017-03-01 11:11:50

山頂の海老の尻尾の絵、快晴の冬の空に映え良く撮れています、冬の醍醐味だね。(エビも美味そう!)冬の単独行には充分注意願います。
石老山 - 36期澤田
2017-02-19 15:57:09

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本日、相模湖病院から石老山を往復して参りました。今年2回目です。雪はほとんどありませんでした。

Re:石老山 - 32期ほんたお
2017-02-19 22:52:22

家から眺める丹沢の雪も、ほとんどなくなってしまったようです。
このまま春を迎えるのか?
いやいや、きっとまた降りますね...


Re:石老山 - 37期 森山
2017-02-20 21:10:29

木曽はまだ雪が残っていますが、だんだん日が長くなってきました。ちなみに、私の木曽での単身赴任生活も3月末で終わることとなりました。次の職場がどこになるかは3月下旬まで分かりませんが、自宅から通えるところになるよう期待しています。

Re:石老山 - 36期澤田
2017-02-26 20:49:37

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本日、陣馬山にもいきましたが雪は全くありませんでした。昨年12月と同様に陣馬高原下から明王峠に向かう道を歩きました。夏は暑さとブッシュで大変ですが、この時期は歩きやすく、また人も少なく静かです。写真は山頂付近から撮影した丹沢方面ですが、こちらも雪はほとんどないように見受けました。いつになるかわかりませんが、山ビルのいない時期に一度は大倉から蛭ガ岳まで1泊2日で往復しようと思います。

Re:石老山 - 29期前田
2017-02-27 16:33:27

澤田さん、相変わらず毎週登っていますね。
3月1日渓流解禁(あと2日!)ですので、さっそく早戸川の枝沢に入るつもりです。沢筋も雪が少ないと良いですが。
9日からは船に乗って最南端の領土のお仕事です。
しばらく、海の上の生活が続きます。
春を待つ - 17期 山田英暉
2017-02-16 11:21:28

2月13日 大岳山
(本文に入る前に一言)
 過日、千歳高校のクラス会があって旧姓遠山浩子さんから「山田君、山登りまだ頑張っているじゃない」と言われた。このウェブサイトの掲示板で小生の活動を読んでくれていたのである。
 彼女は、千歳時代は山岳班にいたので、新人歓迎山行で奥秩父の雁坂峠に行ったとか、春山合宿の天城縦走では大室山の山焼きの影響で真っ黒な顔をして伊東に下山したとか、夏の北アルプスの合宿には女性は参加を許されなかった等々今から60年くらいさかのぼった大昔の話に花を咲かせた。
 OB会の会合や掲示板に登場しなくても、掲示板の読者として参加してくれている仲間がいることを改めて気付き、掲示板を運営している本垰君らに心から感謝する次第である。

 12月に奥多摩三山の御前山、1月に三頭山と歩いたので2月は残る大岳山と決めていた。そして下山は吉野梅郷に下りることにした。吉野梅郷は梅の木が悪性のウィルスにおかされたためすべての梅の木を2014年の梅祭りの直後に伐採。ウィルスが死滅する3年間は梅の木を植えないことにしたので、その結果を見届けたかった。
 御嶽駅からはバスとケーブルを乗り継いで標高830mに達した。料金は870円也。若い頃ならばお金がなくて1時間半かけて歩いたであろう。こういう時にはいつも、昔、丹沢の大倉から渋沢までバス代をケチっててくてくと歩いたことを思い出す。今はお金があるから楽をしてしまう。楽をしたことへのつぐないの気持ちからか自然と武蔵御嶽神社に足を向けた。ケーブルの駅から標高差100mくらいの登りだが、結構急な傾斜で息が切れてしまった。歳のせいにしたくはないが、寄る歳並みか。
 御岳山から大岳山に向かうとすぐに奥の院、鍋割山への分岐がある。御嶽神社のお参りのついでに奥の院にもお参りをする気になったのと、分岐点の指導標に大岳山まで「鍋割山経由は2.4km。芥場(あくば)峠直行は3.6km」とある。鍋割山を巻けば距離は長くなるにしても、あまりにも差がありすぎる。距離が1.2kmも短くて奥の院にお参りできる鍋割山経由を選んだ。
 しかしこの道には、奥の院の小さな祠があるだけ。針葉樹林で冬でも見通しが効かない。それにアップダウンもあるので距離の短さを実感できなかった。
 大岳山荘からの最後の急登はいつも泣かされるが、残雪が凍っているのでさらに厄介。どうやら頂上にたどり着いてみると絶景が待っていた。大山から始まる丹沢の山々、道志から富士山。さらに近場の御前山、三頭山が紺碧の空の下で広がっていた。昼飯を食べながら景色を満喫した。時間的にもケーブルの駅から2時間半。まずまずのペースであろう。
 帰路は芥場峠から鍋割山を巻いて約1時間で御嶽に戻った。先の指導標にあった「芥場峠直行は3.6km」はやはり実感に合わない。
 御嶽の宿坊街から日の出山まではだらだらした道だが、日の出山からは日向和田駅まで緩やかでよく整備された道路が続いている。スピードを上げようと思えば上げられそうな道だけど年齢相応の歩き方をしなければと思いつつ、ゆっくりと下った。
 ところで、吉野梅郷の梅だが、昨年の秋に初めて若木を植林したとのことで、今はまだ全く梅林らしいものはない冬の状態。少しでも早く満開の梅が咲く春が戻ってくることを祈ってやまない。
 日向和田駅に着いたのが15時。6時間40分の山歩きだった。


Re:春を待つ - 32期ほんたお
2017-02-19 22:49:34

掲示板は、皆さまの投稿で成り立っています。
皆さん、山に限らず、小ネタでも寄稿して下さい。

渋沢から大倉は、歩いたというより歩かされたというほろ苦い?思い出が残っています...

梅が咲き始め、春はもうそこまで来ているようです。

厳冬期の北横岳 - 28期ヒラキ
2017-02-12 13:28:54

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2/4 10:26頂上駅→11:04三つ岳分岐→11:06北横岳ヒュッテ-11:15出発→11:31北横岳北峰-11:50出発→12:04七つ池-12:20出発→13:00頂上駅
参加者:31期 カマダ、36期 サワダ、28期 ヒラキ

秋に計画したものの、ロープウェイ点検休業のためあきらめた北横岳に、ロープウェイがフル稼働している繁忙期に行くことにした。

冬山入門コースの筆頭格とは言え、2400m超えの半ば独立峰に近い地形で、冬型の気圧配置なら強い西風に吹かれて体感温度は-30度近くまで下がるところなので、侮ると敗退の憂き目を見かねない。実際、週の初めは冬型が強まり-20度近くまで冷え込む時もあった様だ。また、今回は澤田さんも加わってくれるので、釜田さん期待の痺れる-20度の体験はできれば避けたいところだった。
巡り合わせの良いことに、金曜まで続いた強い冬型の気圧配置を南西からの移動性高気圧が推し崩す格好で、土曜日は快晴の上に、南西からの暖気の流れ込みもあって、気温も上昇して、絶好の登山日和になった。
ロープウェイ山麓駅の掲示板情報では、山頂駅の気温-3度、南西の風3mだった。これは春山だ。オーバーパンツは履かずに行くことにした。雪に慣れるためアイゼンは付けずに登ることにしたが、雪面はまだ冷えていて、足を踏み出すとキュッキュッと音がする冬の雪だった。ビブラムが良く効いて、フラットに雪面に置くだけでかなりの傾斜でもスリップすることはなかったが、頂上直下ではキックステップも使いながら登り切った。

快晴で、頂稜部は流石に風があったが、南寄りの風だったので痺れることはなかった。
北峰から見渡す限りの絶景を堪能し、下りではアイゼンに慣れるため、付けて降りることにした。
ヒュッテから左へ降りて七つ池に向かう。トレースはあるものの、ツボ足状態で時々腿まで潜る。我々以外は誰もいない、静かな池のほとりと思われる雪面を踏み固めて休憩。風もなく陽射しが強い事もあり、手袋を外していられる。厳冬期とは思えない暖かな2,370mの雪原だった。

昨秋の山行から新しい仲間が加わってくれて、平均年齢が少し若くなった。さらに世代の幅を広げていきたいのだが、現役世代でもあり忙しいのだろう。これからもゆるい温泉と酒を楽しむ山旅を企画して参加を募っていきたいと思っている。

番外情報:
1.茅野駅改札口には登山者が溢れかえっていて、夏のオンシーズンの様な賑わいだった。東口ロータリーは予約済みタクシーだけしかいないようで、我々も予約した第一交通のタクシーに乗り込んだ。運転手さんの話だと大きな団体が来ているようだと言う。冬の八ヶ岳に団体ツアーが入るというのは驚きだが、登山ブームが続いている証だろうか。

2.多くの登山者が居たが、その殆どが立派な服装で、真新しい下ろし立ての様な折り目がついたアウター上下や、ピカピカのアルミのワカン、更にはスノーシューまで装備して、いったい何処を目指しているのかと思わせる人が多かった。また、そういった格好の人たちは比較的少人数のパーティで、指導者的な人が付いていることはない。まあ、そういった立場の人がいれば、舗装道路の様に踏み固められた道をワカンやスノーシューで歩き回るバカはさせないだろうが。

Re:厳冬期の北横岳 - 28期ヒラキ
2017-02-12 13:33:08

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快晴の北横岳北峰

Re:厳冬期の北横岳 - 28期ヒラキ
2017-02-12 13:34:59

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七つ池 樹林の背後に北横岳山頂

Re:厳冬期の北横岳 - 28期ヒラキ
2017-02-12 13:37:21

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行程軌跡

Re:厳冬期の北横岳 - 32期ほんたお
2017-02-12 17:29:50

雪を踏んだ時のキュッキュ、キュッキュという音、いいですよね。羨ましいです!



Re:厳冬期の北横岳 - 36期澤田
2017-02-12 19:55:06

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ピッケル、ウェア、手袋は平木さんからお借りし、宿泊先は釜田さんにご手配頂きました。また、登山中はお二人にピッケルの背負い方やアイゼン装着時の歩き方などをご指導いただきました。この時期、この高さの山に登るのははじめてでしたが、(おそらく)めったにないような良い天気に恵まれました。写真は北横岳頂上からの蓼科山です。単独では行こうと思わない山でもあり貴重な経験になったと思っております。下りのロープウェイで釜田さんから頂いたワンカップの焼酎が身体に染みわたり、また、夜はラウンジに置いてあった立体型の日本地図で山のお話をおききすることができ、行く前は多少の不安もありましたが楽しい2日間でした。

Re:厳冬期の北横岳 - 37期 森山
2017-02-13 21:44:17

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最高の天気で良かったですね。2月4日は木曽も最高の天気でしたが、13時まで仕事だったので、その後家内と妻籠宿と南木曽温泉で保養してきました。翌日の日曜日は大雪で雪掻きをする羽目になりました。

Re:厳冬期の北横岳 - 36期澤田
2017-02-18 22:33:23

2月6日から仕事に忙殺され昨日少し落ち着き振り返ると、北横岳からの景色や真っ白な七ツ池の様子が鮮烈に思い出されます。

Re:厳冬期の北横岳 - 32期ほんたお
2017-02-19 22:41:42

木曽路。
風情のある街並みですね!

大雪の藤原岳 - 17期 山田英暉
2017-01-21 23:05:21

1月18日 鈴鹿・藤原岳
 1月14日に中京地方に大雪が降った。テレビでは「四日市に10cmの積雪」等々雪の被害が報道された。我々はその4日後に、四日市の奥にある鈴鹿山脈の藤原岳に登る計画を立てていたので気が気ではなかった。一時は行き先を変えることも考えたが、雪のニュースがピークアウトしたので計画通り出掛けることにした。
 愛知県の岡崎を朝の6時半に出発。高速道路には雪の名残は全くなかったが、三重県に入ると路肩には除雪した雪が積まれていた。ただ路面は乾いており走行には何の障害もない。しかし。一般道路に入ると状況は一転。路面は昼間に溶けた雪が凍結してツルツル。車はノロノロ運転なので大渋滞。予定より1時間以上も遅れて登山口に着いた。駐車場にはすでに10台くらいの車が止まっており「今日は新雪のラッセルはない」と心の中でひと安心した。
 藤原岳は登山口から頂上までの標高差が約1000m。ここに立派な合目の標識が立てられており、合目の間隔は100mと分かりやすい。自分の位置は分かるし、トレースがあるので道に迷うことはないが大雪での苦労はゆるくない。
 八合目からは、夏道は雪崩の危険があるため、尾根筋に冬用の道ができていた。この道がまた急傾斜なのでワッパもスノーシューもない我々には思いのほか重労働だった。藤原山荘までは雪のないときには2時間半の距離なのだが、3時間もかかってしまった。藤原山荘は、冬期間本体は閉鎖されているが避難小屋は空けられているので、風を避けて小屋で昼食がとれた。これは大変ありがたい。
 藤原岳の標高は1100mと高くはないが、山は台形をしており、その台形の上底は1.5kmととてもでかい山だ。最高点は北西の端にある天狗岩の1169m(地図表記は1171m)。一方南の端は展望丘と名付けられており、ガイドブックではここが頂上と説明されている。ただ、三角点はなく、地図上も頂上とは書いていない。標高は1140mくらいとの説明だが確定していないので、頂上という雰囲気はない。我々は標高の高い天狗岩をもって頂上と認識している。
 藤原小屋から1時間余りで天狗岩を往復。2時過ぎには下山を始めたので何とか明るいうちに登山口に下りることができた。
 新幹線では疲れとアルコールでゆっくり寝ることができた。


Re:大雪の藤原岳 - 32期ほんたお
2017-01-22 23:52:54

鈴鹿でもラッセルになるような雪が降るのですねぇ。
でもトレースがあって良かったですね!


Re:大雪の藤原岳 - 36期澤田
2017-02-18 22:51:49

36期の澤田と申します。ご投稿を拝見し参考にさせて頂いております。学生時、名古屋に在住していた際、藤原岳には行ったことがありませんでしたが、数回、鎌ガ岳や竜ガ岳に登ったことを思い出しました。30数年前のことなので明確には覚えておりませんが、東京近郊の山域と比べれば道が整備されていない箇所が少なくなかったような印象が残っております。
初高尾山 - 32期ほんたお
2017-02-12 17:23:48

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今年の初高尾山。富士山もバッチリ、丹沢は真っ白です。北側の4号路を通ったところ、高尾山も雪が残ってました。

今更ながらの御神籤は吉。何でも叶うと、とてもいいことが書いてある。確かに山頂で蕎麦を頂き、「去年の正月にお守りをもらったんだけど、今は何処で手に入る?」と聞いたら、ただでくれた。また、下山途中に久しぶりに友人に会った。
ここで運を使ってしまっていいか分からないが、当たるのかも。



Re:初高尾山 - 32期ほんたお
2017-02-12 17:30:52

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丹沢です。


Re:初高尾山 - 36期澤田
2017-02-12 20:08:31

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1月8日、天気の悪い日に日影から往復した際は下山の際に雨が降りましたが、山頂付近は人がほとんどいない状況でこうした意味では快適でした。
白樺湖 - 32期ほんたお
2017-02-05 20:59:10

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1月のことですが、白樺湖にスキーに行きました。
雪は少なかったですが、ゲレンデは滑ることは出来ました。
とても天気が良く、360度の大パノラマでした。

左上:2in1スキー場からの蓼科山
右上:八ヶ岳
左下:南アルプス
右下:北アルプス

雨乞岳 - 37期 森山
2017-01-29 12:02:24

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 雨乞岳は、山梨県北杜市にある標高2,036.8mの山梨百名山の一つである。12月に休日出勤した代休の消化期限が近付いていたため、特に行事のなかった1月25日(水)を代休日として雨乞岳、櫛形山、茅ヶ岳あたりのどれかに行こうと考えていたが、行ったことがなく難易度も低そうな雨乞岳に行くこととした。この山の登山ルートは2つあるが、登山口が7kmほど離れていて周回するには林道を1時間半ほど歩かなければならない。そのうえ、先週末に降った雪の状態も不明だったため、とりあえず山頂南東方向の水晶ナギの近くを通る石尊神社付近の登山口から登り、雪の状態と時間の兼ね合いで往復か周回かを決めることとした。

 1月25日(水)は全国的に冷え込みも強く、近畿・中国地方の日本海側では記録的な大雪が降った直後というタイミングで、木曽も朝の最低気温が連日氷点下10度以下になる状況。この日の朝も強烈な冷え込みの中で木曽の宿舎を5時過ぎに出発し、登山口の石尊神社駐車場に7時前に到着。道路上には除雪後の雪がまだ少し残っている。予想はしていたが誰もいない駐車場で準備を整え7時ちょうどに出発。登り始めから登山道は傾斜が緩く丸く窪んだ地形の中につけられており、ところどころ雪が残っている。直近の降雪後に人が入った形跡があるが、踏み跡からせいぜい2人くらいと思われる。傾斜は大したことなく登りやすい道が続くが、ところどころ落ち葉が大量に堆積していて、おまけにイノシシが道を掘り返したと思われる場所が連続して続く。そのうち雪の量が増えてきて吹き溜まりではくるぶしを超えそうな状況となってくるが、先行者のトレースがあるためスパッツは付けずに進む。さらに進むと吹き溜まりの積雪量がひざ下までとなり始め、先行者のトレースが吹き溜まりを避けて夏道から外れてついていたりするので、傾斜が緩い割にスピードが上がらない。最初のポイントであるホクギノ平までコースタイムは2時間であるが2時間歩いてもそれらしい地点に到着せず、いよいよスパッツ無しでは厳しい状況となってきた頃にホクギノ平に到着する。ここまで2時間半かかり、この先コースタイム以上時間がかかることを覚悟する。小休止してスパッツと耳当てを付けて出発する。このスパッツであるが、高校時代に買ったゴムが伸びたもので、まともに使えるかどうか心配であったが、この予想は悪い方で的中する。ホクギノ平で既に深いところでは腿まで潜る状況であり、トレースはあっても膝下までの雪を掻き分けて進まなければならない。また、スパッツのゴムが緩いせいで靴底を回すゴムが緩みやすく頻繁に外れ、その都度止めなおさなければならず、思い切った歩行ができない。傾斜は相変わらず緩いが、スパッツが頻繁にめくれ上がることもあって体力を消耗し、水晶ナギの分岐に着く頃にはかなりバテバテとなる。ここから雨乞岳までは約200mの急登があるため水晶ナギの往復はカットしようかとも考えるが、せっかくなので行くこととした。水晶ナギ方向へ少し進むと風が強いせいか雪が少ない。しばらく行くと雨乞岳と鋸岳方面が開ける場所に出て、さらに進むと水晶ナギの頂点に飛び出す。ここは花崗岩が崩壊した砂地の斜面で、草木は一つもなく遮るものがないため風がまともに吹き付けて寒い。ここからは鋸岳が手前の尾根越しに頭を覗かせ、富士山は日向山に続く尾根から僅かに姿を見せる程度であるが、奥秩父方面は雄大に見渡せ、金峰山の五丈岩も確認できる。寒さのため景色を写真に収めて早々に分岐へ戻る。分岐に戻った時点で既に出発から5時間近くかかっており、空腹のせいもあるがバテバテで山頂まで登り切れるか不安になってくる。昼食のパンをかじり、気合を入れなおして山頂を目指す。先行者のトレースは相変わらず夏道を正確にトレースせず雪の少なそうなところを適当に歩いているので、時々ルートから外れ、夏道を通ろうとすると吹き溜まりで腰近くまで雪に潜ってしまうため、本来のルートを確認しつつ先行者のトレースをたどる。いよいよ本峰の急斜面の登りとなる。比較的日当たりがいいため雪が締まって登りやすいが、部分的に凍結していて気を遣う。今までのバテもあり、足がつり気味となって上げられず、五歩登って一息つくという感じでなかなか進まない。喘ぎながらようやく山頂近くの開けた場所に来ると、今まで手前の尾根に隠れていた甲斐駒ケ岳が雪煙を上げた雄大な姿を現し、鳳凰三山に続く稜線の先には富士山が端正な姿で聳えている。北には八ヶ岳がゴツゴツしたピークを連ねている。午後1時過ぎにようやく雨乞岳山頂に到着し、この先どうするか考える。今までの先行者のトレースは下って来た形跡がなく、山頂からヴィレッジ白州登山口方向へ進んだようで、最後の林道歩きはあるものの登山道としては1kmほどこちらの方が短く傾斜も緩い。また、山頂直下の急傾斜を下るのが面倒な気になったため、往復ではなく周回ルートとすることにしたが、この判断がまた後悔につながる結果となる。30分ほど山頂で過ごし、下山を開始する。傾斜が緩く重力でラッセルすることができないため、さらに体力を消耗する。先行者のトレースをたどっているが少し様子がおかしいと感じはじめたころ、先行者も同様に思ったのかトレース方向が変わり夏道に復帰する。この山は全般的にピンクリボンや赤ペンキが少ない。積雪期以外は道がはっきりしていて迷うことはないと思われるが、現在歩いているルートは傾斜も緩く尾根が広いため、夏道が雪で隠れていると思わぬ方向に進んでしまう可能性が高い。この先も注意しながら進むが何度かルートから外れてしまう。おまけに下っても下っても積雪量が減らず、スパッツのゴムが頻繁に外れることもあり、下りなのに体力の消耗が激しい。また、低温と日陰の影響で雪はほとんど締まっておらず、頻繁に深雪にはまり込むうえ、1時間半ほど下ったあたりから丸太で階段状に整備された道となり、雪で隠れた丸太の上に乗り何度もバランスを崩して倒れこみ雪まみれとなる。だんだん雪道を見るのに嫌気がさしてきて、往路を戻っていればとっくに雪の少ない道になっていたと後悔し始めた頃、傾斜が緩んでヴィレッジ白州登山口の林道(とは言っても舗装されている。)に出る。山頂からここまで夏道ならコースタイム2時間のところ40分も余計にかかってしまう。後は延々と登山口まで舗装道路を歩くことになるが、除雪されていない道には相変わらずくるぶしを超える雪がある。それもしばらく歩くとようやく雪の量が減り、スパッツ無しでも歩けるようになる。途中放し飼いの犬がいる家の前で5〜6匹の犬の集団に囲まれて吠えまくられる事態に遭いながらも、日没間際の八ヶ岳や富士山を堪能しながら1時間40分かけ登山口に到着。無雪期ならコースタイム7時間半のルートであるが、積雪期の大変さを思い知らされた10時間越えの誰一人とも遭遇しない山行が終了した。
(休憩含むコースタイム)
登山口7:00→ホクギノ平9:30→水晶ナギ分岐10:51→水晶ナギ11:16→水晶ナギ分岐11:39→雨乞岳13:05→ヴィレッジ白州15:45→登山口17:21(歩行合計約22km、10時間21分)

写真は、水晶ナギへ行く途中からの雨乞岳


Re:雨乞岳 - 37期 森山
2017-01-29 12:03:58

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雨乞岳からの甲斐駒ケ岳

Re:雨乞岳 - 37期 森山
2017-01-29 12:05:21

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雨乞岳からの富士山

Re:雨乞岳 - 32期ほんたお
2017-02-05 16:46:09

いやー、今回もすごいですね。
普通ならピストンを選択しますよね。
冬は危険なので、安全登山で。

本末転倒の山 - 17期 山田英暉
2017-01-26 14:40:35

1月23日 三頭山
 女房から「明日の午前中は、車庫の屋根を洗う業者が来るから車を出してください」と言われた。車をどこに避難させるか。コインパーキングかスーパーマーケットの無料駐車場か。いろいろ考えた結論は、車を使って山に行くことだった。ということで車を車庫から出すために奥多摩の三頭山に登ることにした。本末転倒である。
 三頭山への登山口である都民の森の駐車場についてみると”本日は休園です”と駐車場まで閉鎖している。森林館や売店を月曜休みとすることはよいとしても、登山口の駐車場まで閉鎖することはない。看板の指示に従って1キロ先の駐車場に車を止めて登山口に戻ってくると、ザックを背負った東京都の見回り監視人が自分たちの車を止めている。
 小生は怒り「ここを株式会社都民の森商店とみれば、管理人は従業員、登山者は客である。従業員が楽をして、客に1キロも余計に歩かせるのは本末転倒である」とかみついた。
 彼らは「我々は仕事で来ている」、これには小生が「従業員が客のために仕事をするのは当然。客なくして従業員はない」とやりあった。
 こんなことで時間を食ってしまい、登山口を出たのが11時。鞘口峠を通って三頭山に向かった。雪はまだ残っていたが、凍結はしていなかったのでアイゼンは必要なかった。三頭山の西峰についたのが12時半。通常であればここで富士山を眺めながら昼食を食べるところであるが、富士山は七合目以上が雲の中。登山口でのいざこざで頭に血が上っていることもあって昼飯もとらずムシカリ峠側から下りてしまった。途中の三頭大滝では滝の左右は凍っていたが滝心の水量は相当に多かった。奥多摩では全面凍結はないのだろう。
登山口に戻ったのが13時20分。所要時間2時間20分は標準通りのアルバイトだった。


Re:本末転倒の山 - 32期ほんたお
2017-01-28 00:37:32

以前12月に行った時も都民の森は閉まっていました。
スクーターだったので、ちょっとしたスペースに停めちゃいましたけど。
なぜ駐車場まで閉鎖する必要があるのか分かりません。更に自分達は停めるのであれば尚更です。しかも言い訳になっていないですね。
南ア - 32期ほんたお
2017-01-28 00:29:58

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南アを越えて福岡へ。
明石岳から北方を眺められました。
関ケ原から先は平地も真っ白でした。

年末の大菩薩嶺 - 28期ヒラキ
2017-01-15 00:34:18

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大菩薩嶺(2,057m)
2016年12/30(金)
31期 釜田、28期 平木
行程
8:53 塩山着 タクシー利用− 9:15 林道ゲート着
9:20 出発
11:00 上日川峠(上日川峠)
11:19 唐松尾根分岐(福ちゃん荘)
12:13 雷岩(昼食休憩)
12:35 大菩薩嶺
13:40 丸川峠
14:49 丸川峠分岐(林道ゲート)
15:00 裂石バス停

連休に山に行けなかったため、年末の休みに、釜田さん提案の大菩薩嶺へ展望を求めて出かけることにした。

塩山駅で混み合うあずさ3号から降りた登山者は5-6人程で、タクシー争奪戦を予想して前日に予約したのが杞憂だったが、名前を書いたプレートを掲げた運転手さんのお出迎えを受けて、塩山駅南口を出発。甲州街道の途中から大菩薩連嶺が望めるようになり、雪が全くない様子がよく分かった。

裂石のバス停を通過して急勾配の九十九折の舗装道路を進むと、ゲートに行き当たり、左にある丸川峠登山口駐車場でタクシーを降りる。駐車場には7-8台程の車があり、そこそこ人が入っているようだったが、9時過ぎという時間でもあり、人影もほとんど無い静かな登山口だった。
ゲートから林道に入り、しばらく進むと登山道が分岐して程よい傾斜の山道となり、15分ほどで日影茶屋に到着。茶屋の横を右に尾根を回り込むように進んでから、尾根上に出ると第一展望台に到着。振り返ると真っ白の南アルプスが輝いて見える。まだ標高も低く樹林もあるため一望できる状態ではなかったが、甲斐駒から白根三山までははっきりと分かる。展望が期待できることに気を良くして、先を急いだ。

上日川峠で再び舗装林道に合流し、ロッヂ長兵衛のベンチを借りて軽食を採る。こじんまりとはしているが、気の利いた建物で居心地の良さそうな、正にロッヂだった。ここにはバス停(甲斐大和駅〜上日川峠 2016年は12/11迄運行)とタクシー乗り場がある広場があり、キャンプ指定地になっている尾根上の瘤地形を挟んで反対側には県営駐車場があるとの標識が出ている。

舗装路を10分ちょっとで福ちゃん荘に到着。冬の早い日暮れ前に裂石に下山するため、時間短縮できる唐松尾根を行くことにしていたので、小屋前の唐松尾根分岐から左手の尾根道に入った。ここから頂上手前の雷岩まではちょっとした急登だが、途中に展望台もあり、景色を楽しみながら登っていくことができた。

雷岩に出ると風が強く吹き付けていて、まだ冬の山に慣れていない身体が一気に冷えてしまい、指先がジンジンとして、カメラのシャッターが上手く切れない程だったが、富士山と南アルプスが大きく望め、駒ケ岳から聖岳迄の山座同定を楽しむことができた。また右手には、北アルプスと南八までの遠望が得られ、歳の暮れを飾るのに相応しい雄大な景色を堪能できた。簡単な食事をテルモスの紅茶で流し込んで、早々に出発したが、大菩薩嶺山頂は薄っすらと雪が残る程度で、12月下旬の2,000m級の山頂とは思えない情景で、樹林に囲まれた小さな空き地に山頂標識がぽつんと立っていた。以前、現役の秋山山行に同行して来た時はもっと広々とした山頂だった印象だったが、その時に、山頂で戸川さんと偶然に出会った事、小金沢連嶺への縦走途中に牛奥の雁ヶ腹摺山で五百円札?の富士山との比較をした事、深い笹原の中、トップを行く笹さんの印象深い姿などが思い出として残っている。

山頂から丸川峠に向けていかにも奥秩父らしいコメツガとシラビソの尾根道を下り、北側に展開する奥秩父の山並みを樹林越しに眺めながらゆったりと山歩きを楽しむことができたのだが、丸川峠から先のルートはかなりの傾斜があり、ブナの落ち葉が厚く積もって滑りやすい道で、先程の縦走路とは打って変わった悪路になってしまった。

出発地の丸川峠分岐に着いたのが14:50で、裂石発15時のバスに間に合うか危ういところだったが、釜田さんのリードで舗装林道を小走りに急いだところ、ちょうど15時にバスに飛び乗ることができた。次のバスが18:30なので、このバスに乗れなければタクシーと考えていたのだが、久々の林道走りのおかげで晩酌のお銚子分を稼げた計算だ。
塩山温泉入口でバスを降りて、一番古いという廣友館に向かった。

風呂に入りながら大菩薩嶺を眺め、2016年の山行をゆったりと振り返った。

Re:年末の大菩薩嶺 - 28期ヒラキ
2017-01-15 00:40:25

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大菩薩嶺手前の雷岩から南アルプス 右から悪沢岳、赤石岳、聖岳

Re:年末の大菩薩嶺 - 28期ヒラキ
2017-01-15 00:45:54

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大菩薩嶺手前の雷岩から南アルプス 右から甲斐駒、仙丈、北岳

Re:年末の大菩薩嶺 - 28期ヒラキ
2017-01-15 00:53:12

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薄っすらと雪の残る大菩薩嶺山頂

Re:年末の大菩薩嶺 - 32期ほんたお
2017-01-22 23:45:52

私が5月に行った時の逆コースですね。
けっこう急な登りだったではないかと。

2016年12月03(土)-04日(日) 12月忘年会企画(生籐山、上野原金井農園) - 32期ほんたお
2016-12-18 22:09:34

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Webに掲載しました。
http://chitosesangaku.web.fc2.com/201612-uenohara/index.html

(32期 本垰)
登山口になる、石楯尾神社に集合、安全登山を願って神社に参拝して出発する。
野菜畑やゆず林の在る里山を抜け、伐採中の杉林へ入る。ここから尾根筋まで
は急登となり、尾根筋からは緩やかな登りで三国山に到着となる。
道志、丹沢の向こうに富士山、遠く南アもバッチリ。
ほんの一息で生藤山着。樹木に囲まれているが、富士山はなんとか見える。
復路は、三国山頂は巻いて、往路を戻る。
天気に恵まれ、気持ちの良い山歩きが出来た。


20号、桂川を越えて、秋山温泉へ。
今回はバイクでの参加だが、ギアチェンジで足が攣りそうになる。
結構、足にきたようた。温めの温泉で、足の疲れをゆっくりと落とす。

上野原のスーパーで買い出し。金井農園へ向かう。里山の風情を残し、築150
年以上という母屋での、すき焼き忘年会で盛り上がる。
帰らねばならない3先輩を見送り、掘り炬燵に場所を移して二次会となる。
記憶が定かではないが、奥の方の間でシュラフの中で朝を迎えた。
金井農園、素晴らしいです。是非また寄らせて頂きたいです。
ありがとうございました。


Re:2016年12月03(土)-04日(日) 12月忘年会企画(生籐山、上野原金井農園) - 32期ほんたお
2016-12-18 22:13:01

写真は、金井農園から。
正面に見えているのは生籐山?
どなたか同定して下さい。


金井農園からの見通し - 28期ヒラキ
2017-01-14 23:45:47

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カシミールでシミュレーションすると金井農園から北東方向の生籐山へは前山が遮って見通せません。
写真を見ると、ネギが植わっていたのは母屋の北側の畑だったと思われるので、そうすると奥の山は笹尾根日原峠の西の土俵岳1,005mではないでしょうか。生籐山は母屋の右手、作業小屋の左手方向になります。


Re:2016年12月03(土)-04日(日) 12月忘年会企画(生籐山、上野原金井農園) - 32期ほんたお
2017-01-22 23:43:06

同定ありがとうございます。
今度は、笹尾根から金井農園を探したいです。

自主トレ登山 - 17期 山田英暉
2017-01-09 22:42:19

2017年1月7日 高水三山
 今年の最初の山登りは「1月中旬に鈴鹿の藤原岳」と仲間うちで決めている。鈴鹿山脈の冬は、大陸からの季節風が日本海でたっぷりと水蒸気を貯め込んで日本にやってくる。敦賀湾から上陸し,琵琶湖を何の障害もなく通り過ぎて霊仙山、御池岳、藤原岳など鈴鹿北部の山にぶつかる。このため、これらの山々の標高は1000mくらいと高い山ではないが、立派な冬山の様相をしている。ラッセルもきつい。
 前置きが長くなったが、鈴鹿のラッセルの前に脚力強化のトレーニングとして、マイホームグランド・高水三山に出掛けた。ルートはいつもの御嶽駅からではなく軍畑駅からノンストップで歩いてみることにした。12月にも同じことをやってみようとしたが、途中で女性の二人連れのガイド役を務めることになって中止してしまった。その再挑戦でもあった。
 今回は気持ちも込めて、8時に軍畑駅を出発。高水三山の最大の利点は電車の駅から、バスなどに乗ることなく、直ちに歩き始められるので時間に無駄がない。高源寺までは自動車道路なので大してスピードを上げられない。高源寺からは登山道として一合ごとに高水山常福院まで石柱が立てられており、登山者の励みになる。常福寺まで1時間15分。順調な出足だった。
 天気は抜けるような青空。平日登山を旨としている小生があえて土曜日に登りに来たのは、天気予報と自らの日程を重ね合わせてピンポイントで選んだ日取りなので、好天は予想通りである。
 高水山に登ってしまえば、あとは稜線歩きと下り。水分は歩きながらでも飲めるように、ポケットに入れたペットボトルで補給しながら御嶽駅まで一気に下った。所要時間は2時間50分。御嶽駅側から回るのとまったく同一時間である。今年はまだ歩けそう。鈴鹿でも頑張ろうと気を引き締めた。


Re:自主トレ登山 - 32期ほんたお
2017-01-10 12:52:16

7日は天気が良かったですよね。
その後の雨で、今朝の丹沢は真っ白でした。これまでで一番の降雪に見えます。いまならラッセルとまでいかないまでも、雪歩きを楽しめるというか強いられるのでは。
鈴鹿遠征のでラッセル、頑張って下さい。
私は何かと立て込んでいて高尾山すら行けていません。

新年のご挨拶 - 32期ほんたお
2017-01-09 14:24:17

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遅くなりましたが、
あけましておめでとうございます。
皆さまの投稿、OB会企画へのご参加など
本年もよろしくお願い申し上げます。


Re:新年のご挨拶 - 32期ほんたお
2017-01-09 14:28:20

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2016年最後の日の入りです。


Re:新年のご挨拶 - 32期ほんたお
2017-01-09 14:29:37

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2017年初日の出です。

新年のご挨拶 - 36期澤田
2017-01-02 18:57:44

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明けましておめでとうございます。
本日の石老山山頂からの富士山の写真を添付いたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

元日の風景 - 37期 森山
2017-01-01 11:50:08

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明けましておめでとうございます。
冬になって、すっかり山から遠ざかっており、掲示板への投稿も久しぶりです。
元日の本日、自宅付近は穏やかな快晴で、北アルプス(常念岳〜大天井岳)は良く見えています。さらに北部は雪雲がかかって山頂付近は見えていません。
今年も体が動く限り山に行きたいと思っています。
新年の挨拶 - 小堀一政
2017-01-01 07:58:29

新年明けましておめでとう御座います
 昨年はオリンピックイヤーと言う事で、4年振りの
懇親会開催と成りました。40名以上の会員が集
まり初めて参加の会員、又遠く北海道から参加の
会員もおり,大いに盛り上がり盛会のうち終わるこ
とが出来ました事、幹事一同深く感謝申し上げま
す。
最近ではHPにも若い会員からの精力的な投稿
が目立つようになり、かつ我々の疎遠な地域の
山々の事が興味深く報告され又会の催事にも
参加する会員が出てきたことは、新入会員の無
い当会には大変喜ばしい事です。
 今年は是非重い腰を上げ、気楽に投稿、催事
への参加等されます様お願いする次第です。
  本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。 
                        小堀一政




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